自己中心的な人には上手に対処していく必要がありますが、ここではその方法のうち13個を取り上げています。

1. 無視する

自己中心的な人が自己中心的な行動に出た場合、それを可能な限り無視することができます。

そうすることで「自分は周りの人と異なることを行っているんだ」という自覚を生じさせるのです。

もちろん協調性が必要なときにのみ行える方法ですが、自分勝手に行動する人が一人でもいる場合に周りの人が被害を被るといった状況を打開するために効果的な手段です。

2. 方向を正す

自己中心的な人が自己中心的な行動に出た場合、「それもいいけど、こうやった方がもっと効率がいいよ」などと言って正しい方向に導くことができます。

この場合、まずは褒めることから始めます。

よほど感情が薄い人でない限り、褒め言葉を述べられると嬉しくなるものです。

そのようにしてまずは感情を穏やかにし、その後物事を正し方向へ導くように仕向けるのです。

3. はっきりと述べる

自己中心的な態度が周りに迷惑をかけていることをはっきりと述べることができます。

あまりにひどい行為が見られた場合、人前できつく叱る必要があるかもしれません。

しかし空気を読めずに些細な仕方で自己中心的な態度を示した場合、みんなに知れないような仕方でそっと正すことができます。

4. 自分は自分という態度を取る

1つ目の項目で述べた「無視」にも似ていますが、自分はあなたとは全く異なる意見を持っていますということをアピールするためには放っておくこともできます。

つまり自己中心的な人が周りのことを考えずに「これをしようよ」とか「あっちに行こうよ」などと述べる場合「私たちはこれをしたいから、あなた一人でやったら」とか「私たちはここにいるから、あなた一人で向こうに行ったらいいんじゃない？」と述べるのです。

こうすることで自己中心的な態度が孤立を生じさせることがあり、寂しい思いをすることになるという点を理解することができます。

5. とにかく許さない

中にはとことん自己中心的な態度を取る人もいます。

このような態度は許されるべきではありません。

そのためその場に誰がいようと自己中心的な態度が間違っていることを認めさせるように叱ることもできます。

このような人の多くはこれまでに自己中心的な態度を咎められたことがありません。

そのため誰かがはっきりと教えてあげることも必要なのです。

そして状況によってはこのようなインパクトのある叱り方も必要なのです。

6. 距離を置く

自己中心的な人と付き合っていて疲れてしまうという人は少なくありません。

このような人はまずは自分の体を休める必要があります。

また自己中心的な人と一緒にいると気持ちも疲れてしまいます。

こうした状況も体にとってはよくありません。

それでまずはそのような人との距離を置き、気持ちを整えてから出直すという方法を取ることもできます。

7. 付き合う頻度を少なくする

自己中心的な態度をいつまでも取っていると友達が少なくなるということを暗に伝える手段として、そのような人と会う頻度を少なくすることができます。

このようにすることで「あなたと頻繁に会っていると、疲れるんです」ということを薄っすらと知らせることができるのです。

また相手がもっと頻繁に会いたいと思うようになると性格を改善しようとするために、自己中心的な態度が改善されることがあります。

8. ゆっくり話し合う

自己中心的な人とゆっくり話し合うこともできます。

この話し合いはそのような態度の改善に向けて何ができるのかを述べることもできますが、ただ他愛もないことを話してその人の背後にある自己中心的な行動を取ってしまう理由について探すこともできます。

いずれにせよ二人きりで話をすれば思わぬ情報が得られることもあるために、性格改善に向けての効果が期待できます。

9. 協調性のある人に注意を向けさせる

協調性がいかに大切かを知ってもらうためには、その特質を発揮している人の行動に注目させることができます。

この人が周りに対してどのような影響を与えているのかを知らせ、その重要性を認識させることができます。

この場合は相手の気持ちを逆なですることなく、自然な形で行うことができます。

10. ポジティブな言葉で誘導

理屈を述べてもそれが理解できない人がいます。

このような人に自己中心的な態度がなぜ悪いのかを語っても理解されません。

そこで有効なのがポジティブな言葉です。

自己中心的な態度とは180度異なる態度のメリットについて語ったり、「こんなことをすれば、周りの人から感謝されるよ」といったような言葉をかけて利他的な態度がもたらす結果をポジティブに語ることができます。

11. 影響力のある人に頼む

自己中心的な人であっても、その人が慕っている人や恐れている人がいるはずです。

そうした人の力を借り、性格を正してもらうことができます。

もちろんすぐに上手くいくことはないかもしれませんが、徐々に性格に変化が見られることもあります。

そのため自分では手が付けられないと感じた場合、このような人の助けを得ることができます。

12. 怒る

自己中心的な態度がどのような結果を生じさせるのかを知らせることもできます。

そのためカチンときた態度に対して、怒ることも一つの手段です。

「あなたの態度は人を怒らせることもあるのだ」ということを知らしめれば、その人の気持ちに変化が見られることがあります。

しかし激しく起こるあまり、暴力を振るうようなことは絶対に避けるべきです。

13. 付き合いを止める

これは最終手段とも言える方法です。

先にも少し触れましたが、自己中心的な人といつも一緒にいると心身ともに疲れてしまいます。

このような状況を打開するためには付き合いを止めることが一番です。

そのため我慢できないほど苦しいと感じた場合、きっぱりと付き合いを止めるべきです。

まとめ

これまで再三考えてきたように、自己中心的な考え方や態度を取る人と一緒にいることは疲労を生じさせます。

そのため改善策を取った後、その人の態度が変わらないようであるなら距離を取るのが一番です。

このようにすることで相手が気づくこともあるために、双方にとってのメリットが生じることも多々あるのです。