鳥は、色彩的にも美しく、肥満もなく、無駄のないすっきりまとまった体型で、空中を自由に飛べるというのが、最大の魅力です。
でも、よくよく観察してみると、目の鋭さや足の爪の鋭さに驚かされます。
そんな鳥好きの人の性格や特徴を見てみましょう。
- 争いを好まない平和主義
- 自由を求め、束縛を嫌う
- 自由を求めるが、常識の枠ははずさない
- カリスマ性のあるものにひかれる
- 忍耐力がある
- 対等な関係を好む
- 意外とインドア派である
- 楽天的で我慢強い
- 育児の基礎力がある
- 細かな掃除力に優れている
- 気付かないストレスがある
- 他人に合わせられる
- 人の輪に溶け込みやすい
- まとめ
1. 争いを好まない平和主義
ハトが、平和の象徴であるように、一般的に、鳥は争いをしない生き物として認識されています。
自然界では、縄張りの争いや餌として卵や雛を狙っての鳥の世界でも、必死の攻防がくり返されていますが、他の生き物に比べると、目立たない分、穏やかで仲が良く、優しく、優雅なイメージをもっていますので、鳥好きな人も同じような穏やかな、優しい人が多いようです。
2. 自由を求め、束縛を嫌う
大空を自由に飛び回る鳥の姿は、古来、人間のあこがれであり、やがて飛行機の発明へと開花する起点となった風景です。
鳥好きの人は、おしなべて、空を飛ぶ鳥のいろいろな姿にあこがれ、自由でありたいという思いが強いようです。
3. 自由を求めるが、常識の枠ははずさない
2のように、自由は求めますが、気の小さいところもあって、思うがまま、気持ちの赴くまま、自由奔放に、後先のことは考えずに行動することを求めているのではなく、ある程度の常識は踏まえた上での自由を求めています。
その点から見ると、俗に言う「かごの鳥」と同じような境遇を生きているのかもしれません。
4. カリスマ性のあるものにひかれる
大空を、一直線に飛び去る鳥のように、ある種、ヒーロー的な行動をとるものに対して、自分ができないだけに、羨望の気持ちをもっていることがあります。
自分がなれないだけに、群をぬいて目立つ、群を率いるものなどのもつパワーにひかれるのだろうと思われます。
5. 忍耐力がある
犬や猫を飼うのと違って、鳥を飼うと、ケージの掃除を始め、毎日の身の回りの世話が非常に煩雑です。
時には、水入れの中で水浴びをして、ケージの周りを水びたしにすることもあります。
手乗りのインコなど、部屋に放しておくと、どこでウンチをするか分かりません。
ほっておくと、部屋中、臭いが充満します。
稗や粟の餌を与えておくと、食べ殻が軽いので、部屋中に飛び散ります。
それを、毎日、丁寧に掃除している姿は、忍耐力の他のなにものでもありません。
6. 対等な関係を好む
犬は、飼い主と主従の関係、猫は、飼い主を尊大に見るような関係と、いずれも飼い主とペットとの間に、上下関係が生じますが、鳥の社会には、基本、リーダーは存在せずに、平等な社会を形成しています。
従って、ペットとして飼っても、犬や猫とのような関係は生まれず、対等な関係が成立しますので、自分が理想とする関係に近く、さらには、何事も上下関係で推移する現実社会に疲れた体を癒やすのにも、最適なペットといえます。
7. 意外とインドア派である
野生の鳥は、自由に飛び回っていますが、ペットの鳥は、ケージの中の世界で生きていますし、手乗りといえども、せいぜい、部屋の中くらいしか飛び回りません。
散歩に連れまわる心配もなく、家の中で全てが完結しますので、楽です。
旅行などで移動する際にも家で使っているケージが、そのまま使えて便利です。
8. 楽天的で我慢強い
手乗りの鳥をケージから出しておくと、ウンチをどこにするかわからないし、棚の上のものをくちばしでつついて落とすなど、犬、猫、以上に自由奔放に飛び回りますが、意にも介さず、むしろ、それが可愛いと、楽天的であり、どうされようとじっと見ておく我慢強い神経を持っているようです。
9. 育児の基礎力がある
手乗りの鳥にするためには、小型の文鳥やインコ、中型のオカメインコ、大型のインコなど、どの鳥を育てるにしても、2、3時間おきに、注射器のような器具を使って餌を与え、肛門付近を刺激して、排泄を促してやる必要があります。
餌も、押し込むだけでは、内蔵破裂で、死なせてしまいますので、透けて見える砂袋の様子を観察しながら、慎重に与えていくことが大切です。
こうしたことをまめにやり通す力を持っていますので、子育てにおいても、強い援軍となるのではないでしょうか。
10. 細かな掃除力に優れている
ケージの下に敷いた新聞紙や水入れの水など、毎日、欠かさず掃除をしなければいけない所が、結構ある上に、どうしても、羽が飛びやすく、ケージのある部屋中飛び散っている状態なので、掃除も大変です。
その点で、優れた掃除の力量を持っていると言えます。
特に、羽毛は小さな隙間にも入り込むので、隅々まで掃除をするのは、なかなか容易ではありません。
それを欠かさずできるのには、強い意志力もあるように思われます。
11. 気付かないストレスがある
鳥に安らぎを求めるのは、案外、自分では気付かないストレスに、疲れているのかもわかりません。
広い世界を、自由に飛び回れる鳥を見ることで、触れることで、疲れた心を癒やそうとする行動が、小鳥と接することのできるカフエを訪ねる下地になっているのかもしれません。
ふんわりとした鳥の体に触れることで、手の指に止まった小鳥の何気ない仕草を見ることで、疲れた心が癒やされるのかもしれません。
12. 他人に合わせられる
いろんな意味で、うまく他人とやっていける人は、ある面、自分を押さえることのできる人です。
小さな小鳥を、指に止まらせるだけでなく、頭や肩に乗せられる人は、小さな命に対して慎重に、柔らかく接する行動が取れる、配慮ができる人です。
小さな命にも合わせられる優しい心の持ち主です。
13. 人の輪に溶け込みやすい
他の人と合わせやすい心と態度を持っていますから、気軽に、大勢の輪の中に入ることなど、簡単なことです。
鳥が群れるように、対等の関係を保ちますので、人の輪の中でも、出過ぎず、下がり過ぎず、良好な立ち位置を確保します。
まとめ
鳥好きな人は、何といっても、大空を自由に飛び回ることのできる羽をもった、鳥の生態に強く引かれていることは、間違いありません。
仕事に疲れたとき、人間関係に疲れたとき、元気に鳴く鳥の声と飛び回る姿を見ることは、何者にも代えがたい、癒やしの世界への入り口です。
鳥好きに悪人はいないとうのもうなずけます。