「早くしてください」と言われると、露骨に機嫌が悪くなったり、表情が曇る人がいます。
そんな急かされるのが苦手な人の性格や特徴を見て行きましょう。
- マイペースな人
- ゆっくりでも間に合うと思っている
- 視野が広く、見極めが確かな人
- 急いで失敗した経験がある人
- ゆっくりのほうが成果が出やすい人
- 丁寧に仕事をしたい人
- 動き出しに時間がかかる人
- 加速がつくと速い人
- 命令されるのが嫌いな人
- 自分以外がバカに見える人
- 納得しないと行動できない人
- 急いでするほどの価値を感じていない人
- まとめ
1. マイペースな人
何でも自分のペースで行うことが好きな人がいます。
わがままと呼ばれる人もいます。
しかしどちらかというと「マイペース」と呼ばれやすいタイプの人は、自分のペースでものごとを進めることに他意がないからです。
他人の目を気にして行動をしたり、状況に応じて極端に行動の仕方を変える人よりも、いつでも同じペースで物事を進めるタイプの人は、周囲の人の信頼も厚くなりやすいです。
安定感があり信頼ができる人だからです。
「早くしてください」と急かされても、マイペースの人の行動様式はそれほど変わりません。
自分のペース以外で行動することは苦手ですが、大きな目で見ると平均以上の成果を出せる人なので、強く非難されることはありません。
2. ゆっくりでも間に合うと思っている
状況判断が甘く、ゆっくり行動しても間に合うと思っている人も、急かされるのが苦手です。
それで結局約束の時間に間に合うのかと言えば、結構遅れてしまったりします。
そのような人に「なぜ急がないの」と質問をしても「間に合うと思ったから」と答えるでしょう。
つまりゆっくりでも間に合うと思ったのに、結局間に合わなかったということです。
しかも同じような失敗を何度も繰り返してしまいます。
状況判断が甘く、学習能力があまりない人です。
3. 視野が広く、見極めが確かな人
急かされても、全然スピードを上げたり、早めの行動を取ったりしない人は、急かされるのが苦手な印象になります。
しかし、その中には「結果的に間に合う」人がいます。
このような人は、視野が広く、見極めが確かな人です。
競馬の世界には追い込み馬というタイプの馬がいます。
レース中、ずっと後方に待機しているのですが、最後の直線にスピードを上げて、鼻の差で差し切り勝ちをしたりします。
この追い込み場のように、レースの全体を見ていて、最終的に勝つための見極めができているのです。
もっと早めに行動してくれれば心配しなくてもいいのにと周囲の人は思います。
しかし、絶対に間に合うという確信があるため、急かされたとしてもその言葉に動じたりしません。
最終的には間に合わせるという評価が定着すれば、その人のことを急かす人もいなくなります。
4. 急いで失敗した経験がある人
急いで大失敗をしてしまった経験がある人は、急かされるのが苦手です。
例えば急いで締め切りに間に合わせて納品した商品の出来が悪く、それ以来取引先からの発注がなくなってしまった人がいるとします。
そのような経験がある人は、急かされること自体にアレルギー反応を示します。
急かされる→失敗するという思考が定着してしまっているので、急かされると仕事や物事がうまくいかなくなると思うからです。
トラウマを乗り越えるまで、急いで仕事をするのが苦手なままです。
しかし前もって行動するようになるなど、急かされずにすむための対策を取っている人も多いです。
5. ゆっくりのほうが成果が出やすい人
じっくりと、ゆっくりと仕事をしたほうが成果が出やすい人がいます。
仮に締め切りに少し遅れたとしても、ゆっくりと仕事をしたほうがより良い商品を作れることを知っています。
締め切りに遅れてしまうことのデメリットと、良い仕事をしたことのメリットをプラスマイナスすると、良い仕事をしたことのメリットのほうが大きいタイプの人です。
結果として誰よりも良い商品を作れるなど、特筆すべき才能やスキルを持っている人に多いです。
6. 丁寧に仕事をしたい人
生理的に丁寧に仕事をするのが好きな人もいます。
このような人は急かされることを嫌います。
7. 動き出しに時間がかかる人
動き出しに時間がかかる人は、急かされると機嫌が悪くなります。
例えば低血圧でなかなか起床後に全開の出力を出せない人がいますが、そのように動き出しに時間がかかります。
アイドリング中はいくら急かされても、このタイプの人は期待通りに動けません。
8. 加速がつくと速い人
アイドリング中は急かされても期待通りに動けない人の中に、加速がつくと速い人が混ざっています。
一度動き出してしまえば、誰よりも精力的にスピーディに動くことができます。
自分でもそのことを知っているので、アイドリング中はほうっておいて欲しいと思います。
そのためまだ動けない時に急かされると機嫌が悪くなります。
9. 命令されるのが嫌いな人
急かされる時は、多少命令口調でものを言われるものです。
また「早めにアップしてください」とか「なるはやでお願いします」などと、穏やかで丁寧な口調だとしても、その裏には「早くしろ」という命令のような意図が含まれています。
命令をされるのが嫌いなタイプの人は、その意図を敏感に感じます。
そして命令を拒絶してしまうので、急かされると余計、意固地になったりします。
10. 自分以外がバカに見える人
自分がいちばん賢くて頭がいいと思っている人は、急かされても何とも思いません。
「お前らの判断なんて聞いてられるか」というように無意識に思ってしまいます。
急かされても全然行動に反映しないため、急かされるのが苦手なような人に見えます。
11. 納得しないと行動できない人
じっくりと物事を見て、自分なりに納得しないと行動できない人がいます。
このタイプの人の気持ちを理解する時は、例えば「地雷が埋まった道の前に立った自分」を考えるといいでしょう。
道の様子をじっくり見て、どこに地雷が埋まっているのか自分なりに把握して、「前進しよう」と自分が納得しないと、前に進めないはずです。
このような時に「急いで進んで」と言われても「無理」となるでしょう。
12. 急いでするほどの価値を感じていない人
「急いでください」と言われた時に、「急ぐほどの価値はない」と思っている人は、決して急ぎません。
急ぐには、それなりの労力が必要になるからです。
そのような人を急がせるためには、それなりの付加価値を加える必要があるでしょう。
まとめ
急かされるのが苦手な人の中には、そもそもマイペースな人、急ぐことにトラウマがある人、見通しが甘い人など様々な性格や特徴を持つ人がいました。
そのような人と付き合うには、じっくりと性格や特徴を観察し、その人なりの事情を知ることが大切です。