先が読める人というのは見ていると、どことなく孤高の存在であるかのような、良い意味で特殊な雰囲気を醸し出しています。
そんな先が読める人になるためのコツを紹介します。
- 世の中の動きに対して敏感になる
- 熱くならずに冷静な精神状態を保つ
- 偉人(軍師など)の伝記を読む
- 逆の立場からも物事を見る
- 無駄口をきかない
- ライバルを持つ
- 苦労は買ってでもする
- 世界に出てみる
- 禅や瞑想を活用する
- 本心を明かさない
- 情報網を確保する
- 目上の知識人と交流を持つ
- まっすぐに物事を感じる
- まとめ
1. 世の中の動きに対して敏感になる
世の中はめまぐるしく動いています。
一分一秒と同じ姿を保ってはいません。
どこかで何かが起きていると考えておくことです。
井の中の蛙状態で、自分の持っている知識や世界観だけをあてにすると、次第に先が読めなくなります。
先が読める人というのは、自分の所属する世界以外の価値観を肯定して、自身の知恵の糧にする懐の深さがあるのです。
2. 熱くならずに冷静な精神状態を保つ
カッカしているときというのは、先が見える状態とは言えません。
怒りなどの興奮状態はアドレナリンが多く分泌しています。
戦闘的になっていますので、このようなときに下した判断は、概ね間違っていることが多いのです。
先が読める人というのは常に心は波立たない湖面のように静かで、頭の中では次の事を考えているものなのです。
3. 偉人(軍師など)の伝記を読む
偉人の中には先を読む事に長けていて、それがために歴史に残る所以になっていることも多いです。
中でも軍師は先読みの先駆者です。
先が読める人になりたくば、日本や中国などの軍師を扱った書物を一読してみることをお勧めします。
内容が分からなくとも、キラリと光るエッセンスがあります。
そのエッセンスを掴むことで、自分自身に変革をもたらすのです。
4. 逆の立場からも物事を見る
物事を一方方向から見るのは、じつに単純でつまらないことです。
また、このような人は決して先が読める人にはなれません。
先が読める人というのは、多角的に物事を見て判断する力を持っていますし、一種のゲーム感覚で、そのようなことを実践しています。
ひとつの問題にぶち当たったら、まず逆の立場からも見てみましょう。
そこから真実が導き出される事もあります。
逆の立場で物事をみる習慣が日常化すれば、先が読める人になっていくのも時間の問題です。
5. 無駄口をきかない
先が読める人は、決して「先」に関して他言しません。
非常に慎重であり、警戒心が強いものです。
もし先が読めたと感じて、ペラペラと人に言ったらどうなるでしょうか。
自分の持っていたアイディアを丸ごと盗まれる事だってあり得ます。
先が読める人は持っている情報に関して、危機管理が長けているのが特徴です。
無駄口はきかないことが肝要なのです。
6. ライバルを持つ
周囲を見渡してみてください。
先が読める友人がいませんか?一人くらいはいるはずです。
このような筋の良い友人は大切にしましょう。
といいましても、仲良くするという短絡的な事がいいたいのではありません。
あくまでも切磋琢磨できるライバルポジションとして置いておきます。
こうした筋の良いライバルがいることで、自分を高めて行こうという指針になります。
ライバルを大切にすることです。
ライバルになりそうな人がいたら、足を引っ張ったりせずに、お互いがお互いを高みに連れていけるような存在になることが理想です。
7. 苦労は買ってでもする
じつは、苦労知らずな人物に先が読める人はいません。
もしかしたら、勘が鋭いなどの美点はあるかもしれませんが、先が読める人とは違います。
経験は常にシビアに自身の血肉になります。
苦楽を味わい、世の中の憂き目にあった人ほど、先を読む事に躍起になります。
ゆえに、苦労は買ってでもしたほうがいいのです。
苦労は必ず自分を助ける武器になります。
その武器を使いこなすのも、苦労知らずでは無理なのです。
8. 世界に出てみる
小さな自国にいたのでは、本来の大きな世界を知ったことにはなりません。
将来的に日本で活躍することに、思いをめぐらしていたとしてもです。
日本の中にいたのでは本当に起きていることの本質を掴むのは難しいことです。
視点を変えるには日本を離れる時期も必要です。
1か月でもいいです。
短い期間で良いので、住み慣れた世界から離れてみてください。
すると先が読める人としての資質が見に付きます。
9. 禅や瞑想を活用する
心を落ち着かせると、今まで見えなかったものが浮き彫りになることがあります。
歴史の中の「先読み」たちも禅や瞑想を取り入れていました。
迷いが生じたとき、その迷いに先が見えなくなったとき、自分の精神を統一してシンプルな思考に持って行くことがなにより大切です。
ときには、喧騒を離れ、山奥の寺で体験修行してみたり瞑想などして心を落ち着かせる事も、心身がリフレッシュされて、先が読みやすくなります。
10. 本心を明かさない
秘密めいた雰囲気の人をみると、心惹かれることが多いと思います。
先が読める人というのは、まさにこのタイプが多いのです。
気さくであっても孤高の雰囲気であっても、キャラに関係なく、先が読める人は本心を易々と明かすことはありません。
それも含めて、先を読むということにつながるからです。
先が読める人は「本心」を幾重にも持っており、最深部は誰にも明かさないのです。
もし、先が読める人になりたくば、最深部を曝け出すのは控えましょう。
11. 情報網を確保する
先が読める人というのは、つねに情報を張り巡らしています。
ひとつの考えに固執しないために、自分に情報提供するツールを多く持っています。
それはネットや新聞かもしれませんし、人かもしれません。
とにかく豊富な情報を持ち合わせているのです。
手駒が多いのが特徴です。
先が読める人を目指すのなら、情報に着目してください。
12. 目上の知識人と交流を持つ
才知があっても経験不足だと、先は読めません。
先を読むには、目上の知識人の知恵が必要です。
学生時代の恩師など、知識人を味方にしましょう。
自分が持ちえなかった新しい方向からの提案をくれる目上の知識人は宝そのものです。
13. まっすぐに物事を感じる
先が読める人というのは、ともすればひねくれ者に映るかもしれませんが、そのじつピュアな精神を有していることが多いです。
まっすぐに物事を感じる力がなければ、本当の意味で先が読める人にはなれないのです。
いかなるときも、純粋な眼差しを忘れないことです。
まとめ
誰しも、未来に対して的確な判断をしたいと思っています。
その判断が正しければ、人生において失敗が少ないからです。
先天的に先が読める人という稀有な天才肌の人もいますが、後天的に身に着けていくことも可能です。
人生を実り多きものにするためにも、その術を心得て置くのも大切なことです。