あれこれ考え過ぎてまとまらない、気を遣いすぎて疲れてしまっている、そんな人のために必要な物事をシンプルに考えるコツについてまとめました。
- 本当の意味で正しいことなど存在しない
- 自分の一番好きなことを大切にする
- 誰からも愛されたいと感じる欲求を捨てる
- 一期一会を大切にしながらも割り切る
- 未来について考えすぎない
- 相手の感情を読み取ろうとしない
- 感謝をする
- SNSに依存しない
- 必要な情報だけを選ぶ
- 期待しすぎない
- ネガティブな発言をしない
- 規則正しい生活をする
- 部屋に引きこもらず運動をする
- まとめ
1. 本当の意味で正しいことなど存在しない
物事を複雑に考えすぎている人は、社会において、家族において、個人において、さまざまなレベルで多くの観念や正義にとらわれがちです。
本当の意味で、全ての人に通ずる正義などはありません。
だからといって悪人が認められるわけではないのが、社会を生きる人間としての常です。
しかし、社会のため、誰かのために行動するのは良いことですが、一番大切なのは自分自身であることを忘れてはいけません。
何をしたいのか、何のために生きるのか、一つの道を見つけることが大切です。
しかし、一本の道を見つけるのは、人によってはなかなか難しいものです。
目標が定まらなければ、さまざまな経験を通し、自立することが大切です。
2. 自分の一番好きなことを大切にする
自分の生き方を見失いかけている時は、欲望や願望に忠実になることも大切でしょう。
自分の好きなことはなんだったか、何を大事にしているのか、改めて、見つめ直すことも大切です。
あれこれと手をつけるのではなく、まず1つのことにのめり込んでみるのも、雑多な思いを振り払う起点になるでしょう。
3. 誰からも愛されたいと感じる欲求を捨てる
八方美人な人は、あれこれと考え、気を遣いすぎていることが多いです。
誰からも好かれる人など、世の中にはいません。
誰にでも敵はいますし、憎むどころか無関心の人もいます。
それが当然のことであり、神や仏でさえ万人に通ずる存在ではないのです。
嫌われることへの勇気や、覚悟がなければ、自分の想いや意思を貫き通すことはできません。
平和的に過ごしていたいのであれば、周囲に合わせることも、選択肢の一つです。
しかし、いずれにせよ、全員が味方になることはあり得ません。
また、愛されたいという欲求は受動的なものですから、無尽蔵で底なしです。
足ることを知らず、常に満たされない焦燥に囚われるでしょう。
ですから、何を、誰を愛したいのか、何が好きで嫌いなのか、能動的に選び、行動することで、自分を満たし評価することができるのです。
4. 一期一会を大切にしながらも割り切る
多くの出会いに感謝し、大切にすることで、人生は豊かになります。
しかし、全てが良縁ということはありえず、時に、出会いたくなかった、関わりたくなかったという相手もいるでしょう。
出会いに縛られ、引きずり続けては、幸せの道は閉ざされてしまいます。
関係を選び、繋ぐことと同時に、断ち切ることも、人生においては非常に大切なことです。
誰にでも、好き嫌いがあり、愛憎を胸に抱いています。
そして、全てのことに関心を向けられる人などおらず、無関心なことも多いのです。
だからこそ、出会いというのは希少なものであるのです。
5. 未来について考えすぎない
先読みしすぎる人は、不幸になってしまう場合も多いです。
トラウマを抱きやすく、ネガティブな未来予測をしてしまいがちで、挑戦する意欲を失い、臆病になってしまいます。
時に、妄想が混じり、さらに恐怖が膨らんでしまうでしょう。
全てのことを見とおせる人はいません。
そして、恐れるだけでは、何も始められませんし、成長もできません。
自分の欲や思い、願いに耳を傾けて、新しい世界に飛び込むことも大切なのです。
6. 相手の感情を読み取ろうとしない
相手の感情を読み取ろうとしすぎる人は、ストレスを抱えてしまいがちです。
「不快な気持ちになっていないだろうか」「私のことを嫌っていないだろうか」というように、ネガティブな思考も相まって、相手に対して必要以上に怯え、気を遣ってしまいがちです。
それゆえに対等な関係を作ることができず、相手に支配されたり、侮られたり、逆に、相手を利用したり、馬鹿にしたりしてしまいます。
友人関係や、恋人関係で、そうした病的な主従関係に陥りがちで、不幸を抱えてしまう場合も多いでしょう。
相手の気持ちを大切にしつつも、自分の意見も言える人が幸せになれるのです。
7. 感謝をする
多くのことに行き詰っている人は、感謝する気持ちを忘れがちです。
親切や思いやりというのは当たり前に享受できるものではありません。
平和な社会で生きられることさえも、本当は稀有なことであり、感謝すべきことなのです。
感謝を怠り、過ちや失敗を他人や環境のせいにしていては、成長することはできません。
幸せに対する感度も下がり、もっともっとと欲深くなり、フラストレーションに苛まれる日々を送ることになるでしょう。
小さなことでも感謝を忘れずに生きることが大切です。
8. SNSに依存しない
SNSに依存している人は、考え過ぎて気疲れしている人が多いです。
多くの人に認められたい、好かれたいという気持ちが働きすぎて、嘘や虚飾で自分を塗り固めてしまう人もいるでしょう。
本当は何をしたいのか、何が幸せなのかを忘れてしまいがちで、自分自身を見失ってしまうのです。
時には、SNSを断ちきることで、思考の整理をすることが大切です。
9. 必要な情報だけを選ぶ
さまざまな情報を得て、整理しきれない人も、考えが複雑になりがちです。
多くの情報に触れる行為そのものがストレスであり、精神的にも肉体的にも負担がかかってしまいます。
自分にとって必要な情報は何か、精査し、使いこなすことが大切です。
ネット依存やスマホ依存のせいで、そうしたストレスにさらされることも多いので、必要であればカウンセリングや医療的な措置を受けましょう。
10. 期待しすぎない
他人や環境に依存しすぎたり、期待過ぎる人も、心が疲れ、考えがまとまらない人が多いです。
自分の思い通りになる世界など存在しません。
一人ひとりが、自分とは異なった考えもっており、自分の手駒には成りえないのです。
相手を利用しよう、つけこもうという気持ちや、相手の能力に対する嫉妬や、過度な期待を捨て、自分で選択し、行動することが大切です。
11. ネガティブな発言をしない
誰でもネガティブな気持ちを抱くことはあります。
しかしながら、公にネガティブな発言ばかりする人は不幸になりやすいです。
他者から嫌われ、幸せを享受できず、感謝ができない人になってしまうのです。
辛い気持ちや悲しい気持ちを吐露することも大切ですが、過ぎたるは及ばざるがごとし、というように、不幸自慢はかえって、さらなる不幸を呼んでしまうのです。
ネガティブな気持ちは自分の中で整理し、ポジティブな気持ちを発信していくことが大切です。
12. 規則正しい生活をする
生活が乱れると、心も乱れてしまいがちです。
特に、睡眠不足は、脳の働きを弱め、ストレス耐性を下げてしまい、悪い考えにとらわれやすくなってしまいます。
酷い場合はうつ病的な症状が出てしまったり、心だけではなく血管や内臓にも負担をかけ、心疾患などの重篤な病にかかることもあります。
少なくとも6時間程度は睡眠をとるようにしましょう。
もちろん食生活も大切で、三食バランスのとれた食事をすることで、脳の活性化を促すことができます。
13. 部屋に引きこもらず運動をする
規則正しい生活の他、日光を浴びることも大切です。
部屋に引きこもっていがちだと、姿勢が悪くなる他、日光による生活のリズムが作れないために、心身のバランスが崩れやすくなります。
ですから10分程度でいいので朝に日光浴をするのがオススメです。
さらに、運動をすることで、血流がアップし、脳の働きが活性化し、思考がクリアになります。
激しい運動ではなく、ウォーキングや軽いジョギングなどの
有酸素運動をするとよいでしょう。
まとめ
物事をシンプルに考えるには、自分という軸をしっかり持つことが大切です。
何をしたいか、何をすべきかをまとめるだけでも、行動や言動は簡潔になります。
ノートに書きだして、プランニングをすることも良いでしょう。