アイドルにアーティストなど誰かのファンになるのは珍しいことではありません。
一定の距離感を保てる健全なファンなら問題ありませんがやっかいなのが「ガチ恋勢」と呼ばれる存在です。
もし自分がガチ恋税になってしまったらどうすればいいのでしょうか。
今回は、ガチ恋勢の特徴とガチ恋勢をやめるコツを紹介します。
- ガチ恋勢の特徴
- ガチ恋勢をやめるコツ
- まとめ
1. ガチ恋勢の特徴
ファンとして好きな気持ちを超え本気で恋してしまうのが「ガチ恋勢」です。
ガチ恋勢は男女を問わず見られる存在ですが健全とは言いがたい心理です。
旗から見るとドン引きしかねないガチ恋勢の特徴を3つ紹介します。
- 好きな気持ちが重すぎる
- ファン同士で分かり合えない
- 私生活を犠牲にして全てを注ぎ込む
1-1. 好きな気持ちが重すぎる
ガチ恋勢の最大の特徴は「ファン心理を超えた本気の恋」です。
普通の人はアイドルやアーティスト、スポーツ選手のファンになったとしてもあくまでもファンと憧れの存在との適度な距離を保ち節度ある応援をします。
スタートファンの間で応援する側とされる側という理想的な関係が築けるものですが、ガチ恋勢はそんな常識は通用しません。
ガチ恋勢は憧れの存在に本気で恋をします。
単なるファンではなく自分が恋人であると本気で思い込んでしまうため好きな気持ちの強さは比べ物になりません。
熱狂的というレベルすら超え薄ら寒さを覚えるほど重たい愛を口にしてはばからないのがガチ恋勢です。
1-2. ファン同士で分かり合えない
ガチ恋勢にとってあこがれのスターは単なるアイドルやアーティストではなく自分の恋人です。
一般的なファンなら同じ人を好きになった者同士親近感を覚えて一緒にライブを鑑賞したり共通の話題で盛り上がったりします。
熱意によって程度の差こそあれ同じファンとして仲間意識を持ち分かり合うものですが、ガチ恋勢にはそんな気持ちは一切ありません。
ガチ恋勢にしてみれば他のファンというのは自分の恋人に群がるうっとうしくジャマな存在です。
ガチ恋勢が望むのは自分とスターのふたりきりの甘い恋人関係ですから他のファンはいないほうがいいと考えています。
ファン同士仲良く分かり合う、などとという考えはガチ恋勢には一切ありません。
1-3. 私生活を犠牲にして全てを注ぎ込む
好きな人を応援するにしても普通のファンであれば私生活との折り合いをつけるものです。
仕事の合間にコンサートに行く、お小遣いをやりくりしてグッズを買うなど自分の都合を優先するのが当然です。
ガチ恋勢はスターを恋人と認識していますから応援活動を何よりも優先します。
恋愛にのめり込むと仕事や学業がおろそかになりがちな人は珍しくありませんが、ガチ恋勢の場合はその対象がアイドルやアーティストだと考えればわかりやすいでしょう。
恋人に貢ぐ感覚で仕事を休んでコンサートに遠征し食費を削ってグッズを買いまくります。
私生活を後回しにして全てをつぎ込んでしまうため経済的にも人間関係的にも危うい状態に陥ってしまいます。
2. ガチ恋勢をやめるコツ
ガチ恋勢を続けルニは多大な犠牲が必要です。
破綻を避けるためにはガチ恋税を辞めるより他に手段はありません。
抜け出すのは簡単ではありませんがガチ恋勢をやめる覚悟をした方のためにやめるコツを紹介します。
- 行動を記録につけて客観視する
- お金のことを考える
- 自分とストーカーを比べてみる
2-1. 行動を記録につけて客観視する
私生活のすべてを犠牲にして憧れの存在に恋をするガチ恋勢の行動は周囲から見ればはっきり言ってドン引きです。
まともな人ならとてもとらないような行動、組まないようなスケジュールは口を憚らずに言えば正気の沙汰ではありません。
そんな異常な状況に気づいていないのは本人だけです。
まともな感性があればドン引きするであろう状態に本人だけが気付けていないのは客観性が欠けているからです。
逆に言えば客観視出来る冷静さを取り戻せばガチ恋勢脱却のチャンスがつかめます。
日記やスケジュール帳など推しのためにした行動を記録につけて客観視してみましょう。
費やした時間と行動力を記録という形にすれば冷静さを取り戻せます。
2-2. お金のことを考える
ガチ恋勢をやめたいと考える最大の理由は「お金」です。
大金持ちでもない限り惜しみなくお金をつぎ込むガチ恋勢の応援スタイルが長続きするはずがありません。
食費を削るくらいならまだしも生活に支障をきたすようになってしまっては一大事です。
どんぶり勘定をやめ家計簿をつけガチ恋税のためにいくら使っているのか、具体的な金額を見える化してください。
細かい計算をしないタイプの人はあらためて使ったお金を振り返ってみるだけで思わず顔が青ざめるでしょう。
具体的な金額を目の前にすればさすがのガチ恋勢も現実を見つめざるを得なくなります。
想像以上の浪費ぶりを反省できる気持ちが芽生えればガチ恋勢脱却までもう少しです。
2-3. 自分とストーカーを比べてみる
身も蓋もない言い方になってしまいますが、ガチ恋勢とストーカーは紙一重です。
犯罪性の有無という大きな違いはあるにせよ第三者から見ればガチ恋勢とストーカーに大差はありません。
私生活を後回しにしてでも特定の人物や対象に執着する様子は偏執的と言われても仕方のないふるまいです。
まさか自分が、と思うかもしれませんがそれが現実です。
これまで自分がしてきたガチ恋勢としての振る舞いを資料やデータを参考にストーカーと比較してください。
推しの一番の理解者だと思っていたらほぼストーカーだった、というのは残酷ですが揺るぎない事実です。
そこまですれば大抵の人は本気でガチ恋勢から脱却しようと決意できます。
3. まとめ
ガチ恋勢は健全なファンとは言いがたい危うい心理状態です。
行き過ぎれば周囲や同じファンに迷惑をかけてしまい推し本人の評判を下げてしまいかねません。
ガチ恋勢であることに苦しい思いをしているなら思い切って抜け出す努力をしましょう。
健全な距離を保って応援するのが本来あるべきファンの姿です。