ネット荒らしとは、インターネット上で攻撃的な発言をする、他人に粘着したり、嫌がらせをするといった言動を言います。
ここでは、ネット荒らしをする人の心理、共通点、特徴などを詳しく解説していきます。
ネット荒らしの被害に合わない為にもぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
- ネット荒らしをする人の心理
- ネット荒らしをする人に多い共通点や特徴
- まとめ
1. ネット荒らしをする人の心理
ネット荒らしとは、特定の個人を攻撃したり、掲示板、チャットなど大勢の人が集う場そのものを荒らして機能させなくしたりすることを言います。
簡単に言えばネット上で嫌がらせやいじめを行っているわけですが、このような人たちの心理はどのようなものか見ていきましょう。
- 嫉妬心が強く成功している人が憎い
- 他人を苦しめたい
- 自分は正しいという正義感
- ストレス発散
1-1. 嫉妬心が強く成功している人が憎い
ネット荒らしをする人の心には、嫉妬心が根底にあります。
例えば人の活動に対して、悔しい、面白くない、といった思いがあるわけです。
さらに、やりたいことをやって成功している人というのはネット荒らしからすれば、嫉妬心だけでなく憎たらしい、ムカつく、引きずり下ろしたいといった存在になるのです。
あら探しをしたり、暴言を吐くといった行動は相手の存在が気になって仕方がないから起こることです。
心のどこかで「羨ましい」という気持ちがあるのでしょう。
1-2. 他人を苦しめたい
ネット荒らしをすれば、相手は、嫌がったり、怒ったり、悲しんだりします。
そのように相手を嫌な気持ちにさせて苦しめることがネット荒らしをする人の目的、喜びなのです。
非常に陰湿な性格であると言えます。
1-3. 自分は正しいという正義感
SNSなどで個人の行動を監視し、批判をする人は、自分の行動が正しいと信じています。
不倫、いじめ、コロナ禍における不適切な振舞いなど、悪いとされることをしている人は確かに問題です。
だからと言って、関係ない家族の個人情報までネットに上げるといった行動は新たなネットいじめを生んでしまっています。
しかし、ネット荒らしをする人にとってはこれらの行為は「正義」ですので、訴えられても自分は何も悪くないと、納得しないケースが多いのです。
1-4. ストレス発散
自分の生活にストレスがあり、ネット上で誰かを個人攻撃することで憂さ晴らしをしている場合もあります。
現実の生活で誰かをいじめることはできませんが、ネットの「匿名性」を利用してこっそり弱い者いじめをしているわけです。
このような人は普段の生活では大人しく目立たない、意見を言わないといったタイプで、ネット弁慶とも言います。
2. ネット荒らしをする人に多い共通点や特徴
それでは、実際にネット荒らしをする人に多い共通点、特徴を見ていきましょう。
- 生活に不満がある
- 自分が不幸なので他人の幸せが許せない
- 打ち込むべきものがなく「暇」
- 人間関係で孤独を抱えている
2-1. 生活に不満がある
ネット荒らしをする人は、自分の生活に不満があることが多いという共通点があります。
例えば、ある人にとっては日常生活をSNSで紹介しているだけという認識であっても、受け取る側がそれを「自慢」ととらえてしまうことはよくあることです。
人によって「普通」「日常」は違いますので、発信する側も炎上しないようにある程度配慮は必要でしょう。
とはいえ、ネット荒らしをしていいという理由は何一つありません。
2-2. 自分が不幸なので他人の幸せが許せない
そもそも人は自分が幸せな状態であれば、他の人の言動をそれほど気にすることもありませんし、構っている時間もないのです。
ネット荒らしをする人は、自分が不幸だと思っていたり、自分が辛いのに他の人が幸せになるのは許せないといったネガティブな思いを抱えているのが特徴です。
仕事で成功している人、プライベートが充実している人、楽しそうな掲示板、チャット、そのような存在が、自分のように不幸になればいいと思っているのです。
2-3. 打ち込むべきものがなく「暇」
ネット荒らしをする人全般、共通していることは、心から打ち込むべきものがなく「暇」であるということです。
忙しい人は、他人のSNSをチェックしたり、長文で掲示板にコメントしたりする暇はありません。
ネット荒らしをしている人は他人の言動チェックに自分の貴重な時間を費やしているわけですので、ある意味人生の無駄遣いをしているとも言えるでしょう。
少々きつい言い方かもしれませんがネット荒らしをしている人は「暇人」なのです。
2-4. 人間関係で孤独を抱えている
ネット荒らしをする人は、恋人がいない、家族と上手くいっていない、仮面夫婦を続けている、友達がいないなど、心の中に何らかの「孤独」を抱えています。
寂しくて構ってもらいたいという気持ちからネットストーカー、粘着といった行動をとるのです。
3. まとめ
いかがでしたでしょうか。
ネット荒らしをする人に心理、共通点、特徴を解説しました。
ネット荒らしにあった場合、対処方法としては基本的には「無視」となります。
しかし、被害が出た場合はそのままにせず適切な対処をすることです。
最初の対応を甘くしますと、相手はつけ上がります。
犯罪となる荒らし行為に対して、厳しく接するという姿勢を見せつつ、くだらない言動はスルーするようにしましょう。