草食男子という言葉が2009年の新語・流行語大賞にノミネートされて以降、恋愛しない男性は珍しい存在ではなくなっています。
最近は植の世代でも恋愛から遠ざかっている人が増えており社会人なら恋愛は必須という考えはとっくの昔に消え去っています。
なぜ彼らはそんなにも恋愛を不要と考えるのでしょうか。
- 恋愛不要男子の心理
- 恋愛するデメリット
- まとめ
1. 恋愛不要男子の心理
恋愛不要男子を理解できない存在だと考えるのは大間違いです。
彼らはきちんとした理由があって恋愛から距離をおいています。
合理的な思考結果として恋愛を不要と考えるのはなぜなのか、代表的な理由を紹介します。
- 魅力的な女性がいない
- 自分が一番大事
- 自由を失いたくない
1-1. 魅力的な女性がいない
恋愛不要男子だからといって必ずしも恋愛を否定しているわけではありません。
恋愛不要男子の中にもチャンスが有れば恋愛してもいいと考えている人は少なからず存在します。
にもかからわずか彼らが恋愛しないのは「魅力的な女性と出会えていない」というのが大きな理由です。
恋愛第一の人は恋人はいて当然のものだと考えます。
今恋人がいないからという理由でそれほど興味のない人でも付き合うのは決して珍しいことではありません。
恋愛不要男子は自分ひとりがフラットな状態だと考えます。
魅力的な女性でないなら恋人をつくらない方がマシだと考えるある意味の理想主義者であるため結果的に恋愛からの距離を置くことになります。
1-2. 自分が一番大事
恋愛というのは極端に言えば自分の持っているリソースを他人のために使うことです。
デートで奢ったりプレゼントを買ったりといった金銭的負担だけでなく時間を割いたり体力を消耗したりと、相手にいろいろなリソースをつぎ込むことで初めて恋愛関係が成立します。
何よりも自分が一番大事だと考える自分主義者にとってリソースの効果的な使い方とは一番大事な存在である自分に全てを使うことです。
恋人に奢るくらいなら好きなモノを買う、デートにいくより趣味に時間を使うなど形は様々ですが自分を優先すれば当然恋人にあてるリソースはなくなります。
限られたリソースを有効活用する合理的選択の結果、恋愛は不要という結論に至ります。
1-3. 自由を失いたくない
恋愛すると自由がなくなると考える男性は少なくありません。
実際に恋愛すると彼女と過ごす時間が長くなりますからひとりのときに比べれば自由は少なくなります。
彼女と一緒に過ごす時間を楽しいと思える人には全く苦になりませんが、趣味などを優先する男性にとって自由がなくなるのは大問題です。
特にマイナーで女性に理解されない趣味持ちの男性にとって恋愛で自由がなくなるということは趣味を諦めるのと同義に近く絶対に受け入れられません。
恋愛を否定するわけではないけれど彼女にとやかく言われるくらいなら最初から恋愛しない方がマシ、と考えるのはある意味筋が通っています。
自由を愛するからこそ恋愛を不要だと考えます。
2. 恋愛するデメリット
恋愛はいいことばかりではありません。
メリットもデメリットもあるのは当然ですが中には恋愛不要と思って当然なデメリットもあります。
どんなデメリットがあるのかを知り恋愛不要男子を理解するヒントにしましょう。
- お金がかかる
- 責任が発生する
- 傷つく可能性がある
2-1. お金がかかる
恋愛にはお金がかかるというのは揺るぎようのない事実です。
中にはつましく過ごす節約カップルもいますがひとりでいるより金銭面で何かと負担がかかるのは避けられません。
景気のいい頃なら男性にも余裕があり恋愛にかかる費用負担も問題になりませんでしたが、安い給料でこき使われる現代の若者には数千円単位の支払いもかなりの負担です。
特に奨学金など借金をかかえている男性は返済が最優先事項であり恋愛にかけられる経済的余裕は一切ないのが現実です。
恋愛すると貯金できなくなる、というのはある程度真実です。
現代では恋愛はお金に余裕がある人だけの特権担ってしまっています。
そうでない男性が恋愛不要と考えるのは当たり前です。
2-2. 責任が発生する
恋愛するとそれがどんな関係であっても男性には責任が発生してしまいます。
子供ができるというのが最大の責任ですがそれ以外にも長く付き合うだけでも責任を求められるケースはよくあります。
恋愛に対して責任感という価値観を求められるのは男性だけです。
女性が恋愛において責任を問われることはほとんどなくミスマッチが生じています。
真面目な男性ほど恋愛における責任感を重く受け止めるため気持ちだけで突っ走るような軽々しい恋愛はできなくなります。
男性のみが恋愛の責任を問われるというのはこの上ないデメリットです。
責任という自分ひとりの問題ではないデメリットを考えれば恋愛そのものを不要と考え回避するのも当然です。
2-3. 傷つく可能性がある
男女を問わず最近の若者に共通する傾向として「傷つくことを嫌う」というものがあります。
傷つきたくないと考えるのは人として当然ですが、何かを得るために傷つくリスクを負うくらいならやらない方がいいという考えは非常に特徴的です。
傷つくのが一番嫌いな年代の男性にとってふられてみじめな気持ちになりかねない恋愛はリスクの塊でしかありません。
告白を断られるのはもちろんですがケンカしたり別れたりと傷つかない恋愛など無いと言っても過言ではないほどのリスクが潜んでいます。
恋愛の楽しさと傷つくリスクとを比べて自分が傷つかない選択肢を優先すると合理的選択で行き着く先は恋愛不要男子以外にありません。
3. まとめ
恋愛不要男子は変人でも宇宙人でもなく合理的選択として誕生しています。
なぜ恋愛を不要と考えるのか、メリット・デメリットを含めた基本がわかっていないと恋愛不要男子は理解できないので注意してください。