最近何かと耳にするのが「ケレン味」という言葉。
自分自身がそうではないかと、気になってしまうこともありますよね。
ケレン味の定義と一緒にチェックしていきましょう。
- ケレン味のない人の特徴!
- 外連味たっぷりの人の特徴
- まとめ
1. ケレン味のない人の特徴!
まずはケレン味のない人の特徴から、おさらいしていきます。
ケレン味がないとはどういうことなのか、一緒に見ていきましょう。
- 嘘をつかない
- 飾らない
- 他人と自分に線を引く
1-1. 嘘をつかない
もともと「ケレン味」というのは歌舞伎で使われていた言葉。
歌舞伎の用語で、ごまかしやハッタリをおこなうことを意味しています。
つまり「ハッタリがない」というのは、ごまかしやハッタリの無い状態。
ピュアでクリアな状態を表しています。
いつも自分にも周りの人に対しても、ストレートで真っすぐ生きています。
曲がったり別の色で染めたりするのが好きではないので、うやむやにすることも得意ではありません。
芯のとおったアスリートのような生き方ができるので、周りからの信頼も厚くなります。
1-2. 飾らない
ケレン味がない人の特徴として、変に自分をよく見せたり高く見せたりしないというものがあります。
飾り立てて実在以上によく見せようという思いがないので、威張った態度を取ることもありません。
ケレン味がない人は、ぱっと見とても弱く見えますが、本当はとても強い人。
自分に自信があるので、それ以上に強く見せる必要がないのです。
いつもナチュラルで飾り気がなく、ありのままの自分で勝負しているので、周囲から好意的な目で見てもらえます。
集団生活をしていても1人だけ浮いてしまうことがないので、いつでも自分らしくストレスのない生活を送っていけます。
ケレン味がない人というのは、実はとても生きやすい生き方をしている人なのです。
1-3. 他人と自分に線を引く
ケレン味がない人というのは、他の人に強く興味をもつことがありません。
いい意味で自分と他人は異なる生き物だと思っているので、必要以上に他人の私生活に首を突っ込まずにいられます。
例えば100点満点のテストで、70点しか取れなかったとき。
同時にライバルが、80点を取っていたとします。
「何点だった?」とライバルから聞かれた時に、素直に「70点だったよ。
でも次に頑張るね」と答えられるのがケレン味のない人。
反対にケレン味がある人は「90点だったよ」と嘘で塗り固めようとします。
自分は自分。
他人は他人。
そう思っていれば、嘘やごまかしをする必要はありません。
どんなに競っていても、結局は勝負すべきは他人ではなく自分自身。
人生の核を知っているのが、ケレン味のない人なのです。
2. 外連味たっぷりの人の特徴
ケレン味のない人の特徴をおさえたら、次は外連味たっぷりの人の特徴を見ていきましょう。
あまり良い意味で使われることはないので、反面教師のように抑えておくことがおすすめです。
- 嘘が当たり前
- マウントを取りたい
- 評価を気にする
2-1. 嘘が当たり前
外連味たっぷりの人は、嘘をつくことを日常茶飯事的によくします。
嘘のある生活が当たり前になっているので、小さな嘘を塗り重ねていても「しまった」と思ったり、罪悪感を抱いたりすることがありません。
外連味たっぷりの人がこのように嘘をついてしまうのは、自分を守りたいから。
本当の自分をオープンにしてしまうと、誰かに不都合な事実を見つけられて、いずれは盲点をつかれてしまうのではないかとビクビクしているのです。
自分自身の生き方やライフスタイルに強い自信がないので「そうではない自分」のドレスを着て、自分の気持ちをごまかそうとします。
短いスパンでお付き合いするには問題がなくても、長い付き合いをするのは少々難があるタイプです。
2-2. マウントを取りたい
ハッタリなどが多い人の特徴として、マウントを取りたいという心理があります。
「自分は他の人よりも優れている」と優越感に浸りたいので、つい自分をよく見せようとして、あり得ない話を並べてしまうのです。
気が弱い一面もありながら、負けん気が強い所もあるので、どんな手を使ってでも周囲に勝ちたいと思っています。
そのため少しでも「負け」を感じてしまうと、自分を肯定するためにどんどん強気の言葉を並べていってしまうのです。
職場や学校・友達同士の間でも、この手のやり方をしてしまうので次第に仲間が愛想をつかして離れていってしまうこともあります。
2-3. 評価を気にする
外連味たっぷりの人は、周りからどう見られているかを常に意識している人です。
周囲から良い人と思われたい・良い暮らしを送っていると思われたいといつも他人からの評価を気にしているので、自分を飾るための言葉を選んでしまう癖があります。
世の中というフィールドで、生きているのは自分だけ。
少しくらいなら他人を貶めても構わないと思っているので、自分勝手な言動をおこなってしまいます。
評価が先、具体的な行動はあと回しになってしまうので、ちぐはぐな生き方になってしまうのです。
全体的に見て、とても残念な人です。
3. まとめ
ケレン味のない人の特徴と、ある人の特徴についてお伝えしました。
「ケレン味」は歌舞伎から生まれた言葉ですが、あまり良くない意味として使われることが多いです。
そうではない生き方を目指すと、周りに好かれる愛される生き方がおこなえます。