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ナデシコの花言葉・色別・種類別花言葉

ナデシコの花言葉・色別・種類別花言葉 | 恋のミカタ

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ナデシコの花言葉・色別・種類別花言葉

ナデシコは日本の美しいたおやかな女性「ヤマトナデシコ」として様々な本や映画、ドラマ、漫画のタイトルにも使用されています。

80年代のアイドルの歌のタイトルにもこの「ヤマトナデシコ」が使用されています。

繊細で柔らかな羽のような花をもつナデシコは古来より日本女性の美の象徴として例えられる花なのです。



  • ナデシコとはどんな花?
  • ナデシコの花言葉
  • ナデシコの色別の花言葉
  • ナデシコの名前の由来
  • ナデシコのマメ知識
  • ナデシコの誕生日花の日
  • ナデシコの種類(原種、園芸品種の花言葉や特徴)
  • ナデシコに似た花(花言葉や特徴)
  • まとめ

1. ナデシコとはどんな花?

ナデシコとはどんな花?

ナデシコはナデシコ科ナデシコ属の植物です。

ナデシコの特徴はなんといってもギザギザと切れ込みがある5枚の花びらがあることです。

花びらの切れ込みは品種によって浅いもの、深いもの、糸のように細く切れ込んでいるものと多種類あります。

日本ではナデシコといえば秋の七草の1つであるナデシコはカワラナデシコのことを指しています。

原産地は日本、中国、朝鮮半島の多年草で開花期は6月~9月です。

ナデシコの特徴の花びらの切れ込みは糸のように細く繊細でまるで秋に咲く線香花火のようでもあります。

花色はピンク、白に2色が混色したものがあります。

日当たりの良い草原や河原に分布しますが、道端や山地の斜面、海岸の砂浜等でも生育する丈夫な植物です。

2. ナデシコの花言葉

ナデシコの花言葉
  • 「貞節」
  • 「大胆」
  • 「純愛」
  • 「無邪気」

2-1. 「貞節」

細やかな糸状の繊細なピンクの花びらが特徴のナデシコは古くから女性の美しさに例えられています。

古くから日本では貞節は女性の美徳と考えられていたので、この花言葉がついたといわれています。

2-2. 「大胆」

西洋の花言葉ではナデシコは「大胆」を象徴するものといわれています。

鮮やかなピンクにレースのような花びらがつけた花姿が華やかなドレスを着こなす「大胆な」女性を思わせたのかもしれませんね。

2-3. 「純愛」

羽のようにも見えるひらひらとした花びらは華奢で可憐でまるで少女のように見えます。

この花言葉は少女のピュアな初恋を感じさせます。

2-4. 「無邪気」

日本でも古くから親しまれてきたナデシコは「源氏物語」の中でも登場します。

その中で「常夏」を妻や愛人、「撫子」を幼児の象徴として書いています。

子どもたちは「無邪気」なものです。

3. ナデシコの色別の花言葉

ナデシコの色別の花言葉<br>
  • 白色のナデシコの花言葉
  • 赤色のナデシコの花言葉
  • ピンク色のナデシコの花言葉

3-1. 白色のナデシコの花言葉

「器用」

白色のナデシコの花言葉は西洋でつけられたものです。

ナデシコには白色からピンクへ、ピンクから赤へと花色が変わるものがあります。

そんな「器用」なナデシコにぴったりの花言葉です。

「才能」

ナデシコ属(ダイアンサス)は世界中で約300種分布しています。

また比較的簡単に種と種の交雑ができるため、八重咲きや四季咲き性ものなど多くの園芸品種も育成されています。

ナデシコは新しい品種を作る「才能」にあふれた花なのです。

3-2. 赤色のナデシコの花言葉

「純粋で燃えるような愛」

赤色のイメージは「情熱」「愛」「炎」などがあります。

鮮烈な赤い花色のナデシコが緑の中にぱっと咲く姿はまさに「純粋で燃えるような愛」にふさわしい花言葉でなないでしょうか。

3-3. ピンク色のナデシコの花言葉

「純粋な愛」

全般の花言葉と同じです。

また西洋の花言葉も「Pure Love」。

ナデシコといえば思い浮かべるのはやはりピンク色。

繊細で愛らしい姿にぴったりの花言葉です。

4. ナデシコの名前の由来

ナデシコの名前の由来<br>
  • 日本でのナデシコの名前の由来
  • 学名「Dianthus」の名前の由来
  • 海外での名前の由来

4-1. 日本でのナデシコの名前の由来

ナデシコは漢字で書くと「撫子」と書きます。

これは「撫でたくなるほどかわいらしい花」ということから名づけられたといわれています。

またナデシコは古くは「常夏(トコナツ)」ともいう名でも親しまれていました。

これは夏から秋まで長く咲いていたことからだと言われています。

源氏物語の中でも26帖「常夏」で庭に咲く日本のナデシコと中国のカラナデシコの2つの国の「常夏」が彩りよく植えられていた様子が綴られています。

4-2. 学名「Dianthus」の名前の由来

ナデシコ全般の学名は「Dianthus(ディアントス)」といいます。

ギリシャ語で「Dios(ゼウスの)」「anthos(花)」の合成語です。

4-3. 海外での名前の由来

ナデシコの英名は「dianthus(ダイアンサス)」「pink(ピンク)」です。

dianthusは学名と由来は同じです。

ここでいう「Pink」はピンク色ではなく、「to pink(ぎざぎざに切る)」。

ピンクはピンクでも裁縫で使う「ピンキングばさみ(pinking shears、布のほつれを防ぐためにギザギザに切るはさみ)」と同じ「Pink」なのです。

花びらがギザギザしていることから由来しているそうです。

5. ナデシコのマメ知識

ナデシコのマメ知識<br>
  • ハーブとしてもナデシコ
  • ナデシコの家紋
  • 万葉集の中のナデシコ

5-1. ハーブとしてもナデシコ

「秋の野に咲きたる花を指折り(およびをり)かき数ふれば七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」万葉集 山上憶良 万葉の頃から山上憶良などの歌に「秋の七草」が出ています。

その七草は、日本各地の野や山に野生しており、日本の四季を感じさせ鑑賞用として知られていますが実は薬用としても重宝な草花です。

開花期のカワラナデシコの地上部とセキチクの全草を使った瞿麦(クバク)という生薬が古来から利用されています。

漢方薬で有名な高麗ニンジンと同じ成分である少量のアルカロイドとサポニンが含まれており、煎じて飲んだりお茶にして飲みます。

またタネを乾燥させてものは瞿麦子(クバクシ)と言い、消炎、利尿作用の目的で漢方薬としても利用されています。

また、江戸時代災いや不運が続く年に改めて正月をする際にナデシコを飾る風習があったそうです。

5-2. ナデシコの家紋

万葉集の和歌や枕草子、源氏物語にも登場する古来より日本人に馴染み深いナデシコは家紋にも多く採用されています。

「撫子」はその名の通り5つのギザギザした花びらを持つナデシコの家紋です。

その他にも3つのナデシコをトライアングル型に配置した「三つ盛り撫子」、ナデシコの花を3つに分割した「三つ割り撫子」、花筋のないナデシコの「山口撫子」の他にも「丸に撫子」「糸輪に豆撫子」「割り撫子菱」「秋月撫子」など多くの家紋があります。

「羽継原合戦記」では美濃斎藤氏の紋とあり、その一族の疋田、河合氏も用いています。

すべて藤原利仁流であり、撫子紋は代表紋といえます。

斎藤氏の別名を常夏というナデシコは、夏の盛りの如く栄えることを祈念したものといわれています。

清和源氏では、頼季流の井上、赤井、山口の諸氏が用いました。

また、大蔵氏流の秋月氏も三つ撫子を用いたことで有名です。

これは、秋の月に撫子を配した故地の情景を祈念したものといわれています。

秀郷流の柴田氏、穂積氏流の鈴木氏なども撫子紋を用いています。

5-3. 万葉集の中のナデシコ

ナデシコが古来より愛されている花であるということは万葉集の中で26首と数多く詠まれていることからわかります。

特に大伴家持は数多くナデシコを詠んだ事からナデシコをとても好んでいたと思われます。

「なでしこが その花にもが 朝な朝な 手に取り持ちて 恋ひぬ日なけむ」 (あなたがナデシコの花だったら朝に手にとって愛でるのに) 「我がやどに、蒔(ま)きしなでしこ、いつしかも、花に咲きなむ、なそへつつ見む」 (私の庭に蒔いたナデシコないつになったら咲くでしょうか。

花が咲いたらあなただと思い見ようと思います) 「なでしこは、咲(さ)きて散(ち)りぬと、人は言へど、我(わ)が標(し)めし野(の)の、花にあらめやも」 (なでしこは咲いて散ったと人は言うけれど、私が自分のものと目印をつけた野の花のことではないでしょうね)(他人は人の心変わりのことを色々と言うけれど、あなたは心変わりはしないですよね。

)ということとダブルミーニングの意。

6. ナデシコの誕生日花の日

ナデシコの誕生日花の日

7月14日、7月22日、7月28日、8月20日

7. ナデシコの種類(原種、園芸品種の花言葉や特徴)

ナデシコの種類(原種、園芸品種の花言葉や特徴)<br>
  • アメリカナデシコ(Dianthus barbatus)
  • タツタナデシコ(Dianthus plumarius)
  • セキチク(Dianthus chinensis)
  • ヒメナデシコ( Dianthus deltoides L. )
  • カーネーション(Dianthus caryophyllus)

7-1. アメリカナデシコ(Dianthus barbatus)

ナデシコ科ナデシコ属の多年草です。

原産地はヨーロッパで開花時期は5月~6月です。

茎の先端に2cmほどの小さな花が十数輪咲きます。

矮性種は草丈15cm~20cm、高性種は草丈40cm~60cmになります。

別名を美女撫子(美女撫子)といいます。

また苞(ほう:ツボミを包む葉の一種)の先端が長くひげのようにみえるため、髭撫子(ヒゲナデシコ)とも呼ばれています。

アメリカナデシコの花言葉

「伊達男」 「勇敢」 「器用」 「義侠」 「細やかな思い」

7-2. タツタナデシコ(Dianthus plumarius)

ナデシコ科ナデシコ属の多年草です。

原産地はヨーロッパの東部から南部。

カーネーションをはじめ種々の園芸品種の交配親として利用されました。

開花時期は5月~7月です。

花色はピンク、白、また花中央には輪模様があるものもあります。

草丈は10cm~40cmで花径は約3cmです。

別名はサクラナデシコ(桜撫子)、ジョウカセキチク(常夏石竹)です。

タツタナデシコの花言葉

「純愛」

7-3. セキチク(Dianthus chinensis)

ナデシコ科ナデシコ属の多年草です。

原産地は中国でヨーロッパで改良されてました。

日本には平安時代に入ってきており源氏物語にも「唐撫子(カラナデシコ)」の名前で登場しています。

花色はとても鮮やかなものが多く、ピンク、白、赤などの色があります。

また花の中心部の色が違うものもあります。

草丈は10cm~20cmと小型で開花期は4月~5月です。

セキチクの花言葉

「女性の美」「いつも愛して」「思慕」「大胆」など

7-4. ヒメナデシコ( Dianthus deltoides L. )

ナデシコ科ナデシコ属の多年草です。

ヨーロッパに広く分布していて古くから栽培されている品種です。

乾燥した砂質の草地を好みます。

草丈は20cm~40cmで開花期は5月~6月です。

花径は約2cmの小さな花をたくさん咲かせます。

花びらの切れ込みは浅く少なめの5枚の花びらを持ちます。

ヒメナデシコの花言葉

「純愛」「大胆」「勇敢」

7-5. カーネーション(Dianthus caryophyllus)

ナデシコ科ナデシコ属の多年草です。

原産は南ヨーロッパおよび西アジアの地中海沿岸です。

母の日に贈る花として、古くから親しまれている花です。

草丈は10cm~30cmで4月~6月に花を咲かせます。

八重咲きで花径は4cm~5cmの大輪タイプと小輪のミニカーションと呼ばれるものがあります。

赤、ピンク、白や混じり合った色合いのものがあります。

カーネーションの花言葉

「無垢で深い愛」「母への愛」「女性の愛」「私の愛は生きています」など。

8. ナデシコに似た花(花言葉や特徴)

ナデシコに似た花(花言葉や特徴)<br>
  • フクロナデシコ(Silene pendula)
  • リクニス・コロナリア (Silene coronaria)
  • ムシトリナデシコ(Silene armeria)

8-1. フクロナデシコ(Silene pendula)

ナデシコ科シレネ属の多年草です。

原産地は地中海沿岸で日なたと水はけのよいやせた地を好みます。

草丈は10cm~15cmで開花期は5月~6月です花径約2cmのはハート型の花びらが5枚ついた小さな花をたくさんつけます。

別名をシレネ・ペレンジュラ、サクラマンテマ、サクラギソウといいます。

フクロナデシコの花言葉

「偽りの愛」

8-2. リクニス・コロナリア (Silene coronaria)

ナデシコ科センノウ属の多年草です。

原産地は北西アフリカ、中央アジア。

白い綿毛に覆われた、柔らかくて厚みのある葉が特徴で「フランネルソウ」とも呼ばれています。

草丈は60cm~100cmで5月~7月ごろに枝分かれしながら次々と小さな花を咲かせます。

花色は赤、ピンク、白、混じり合った色などがあります。

特に鮮やかな濃いピンクのものが多く見られ、銀白色の茎葉とのコントラストがとても美しい花姿です。

日本へは江戸末期に入りました。

別名をスイセンノウ(酔仙翁)といいます。

リクニス・コロナリアの花言葉

「私の愛は不変」「いつも愛して」

8-3. ムシトリナデシコ(Silene armeria)

ナデシコ科マンテマ属の多年草です。

原産地はヨーロッパですが、現在は世界中の温暖な地域に広く分布しています。

日本でも道端や庭などでも雑草として生えていることがよくあります。

草丈は30cm~60cmで茎の先に5枚の花びらのついた花径1cmほどの小さな花をたくさんつけます。

花色はピンク、赤、白などがあり葉の下に粘液を分泌する部分があり小さな虫が付くことがあるため、ムシトリナデシコ(虫取り撫子)という名前がつけられました。

別名はハエトリナデシコ、コマチソウ、ムシトリバナです。

ムシトリナデシコの花言葉

「罠」「未練」

まとめ

古くから日本では中国原産のセキチクを「唐撫子」そして日本原産のナデシコを「大和撫子(ヤマトナデシコ)」と分けて呼んでいたそうです。

日本では清楚な美しい女性をこのナデシコに例えて「大和撫子」と呼んできました。

サッカーの日本代表チームの愛称は「なでしこジャパン」。

この「なでしこ」は大和撫子に由来しているそうです。

ナデシコには清楚で女性らしいだけではなくその中に凜とした強さを兼ね備えたが美しさがあります。


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