これは、フランスの女性作家で哲学者でもあるボーボワールの著書「第二の性」の一節です。
この言葉に隠された、意味や真意を考えてみましょう。
- 自分の手で人生を切り拓こう
- 性別を意識し過ぎない生き方をしよう
- 自分の中の女の部分を知る事は重要
- 女性になる為に努力する姿は美しい
- 愛を知ることで女は女になる
- まとめ
1. 自分の手で人生を切り拓こう

長い間、男性主体の社会が続いてきた時代背景を何の疑問も持たず、男性に従うことに我慢を続ける女性も少なくありません。
日本の家庭でも、少し前までは、亭主関白な男性を柱に家庭が成り立つ風潮で、女性は、男性を支える役割りと考えられてきました。
家庭でも、会社でも、男性優位の世の中の言いなりになってばかりでは、生きづらさを感じるでしょう。
生きづらさに不満を口にするだけでは、何も変わりません。
女性自らが立ち上がり、自由を手にするのだと、フェミニストの立場から女性を応援するメッセージが込められています。
YES・NOをハッキリと伝えられる女性になりましょう。
2. 性別を意識し過ぎない生き方をしよう

俗にいう「女性らしさ」に囚われるのは辞めて、「自分らしさ」を手に入れるべきです。
女性だから、おしとやかにしなくてはいけないなど、性別によって誰かが決めた枠組みの中で生きるのは、もったいない事です。
バリバリ働くのも良し、好きな男性に女性からアピールするのも良し。
性別に囚われず、自分の思うように生きられたら、必ず幸福感や充実感に満ち溢れるでしょう。
3. 自分の中の女の部分を知る事は重要

性別を意識しない生き方をする為には、自分が女性である事をハッキリと意識しなくてはいけません。
一見、矛盾した事のように思うかも知れませんが、自分の中の女性的な面、つまり本能的な部分や、体力の限界など自覚した上で、自分の進むべき道を切り拓く事が大切です。
体力的に男性に劣るのはカバーしようとしても、仕切れない部分でもあります。
だとしたら、細やかな気遣いや、勘の鋭さを活かす事で、男性に劣らない働きが出来、自分に自信が持てるでしょう。
4. 女性になる為に努力する姿は美しい

何もしなくても、女性は女である事は変わりありませんが、人を惹きつける女であるかどうかは別物です。
女性に生まれたからには、人を惹きつけるキラキラした女性でありたいものです。
周囲から憧れの眼差しで見られる全ての女性は、何かしらの努力をしています。
知性という魅力、強さという魅力、美しさという魅力。
どれを手に入れるとしても、努力無くして手に入れる事はできないでしょう。
そして、何より、努力する女性の姿は美しく輝いて見えるのです。
5. 愛を知ることで女は女になる

女性は、外に出たら外の顔を、家の中では、妻として母としての役割りを求められます。
役割りが多く時々、全てを投げ出したくなるくらいイライラが募る事もあるでしょう。
ヒステリックな自分の姿は、美しくない事は、自分が1番分かっていると思います。
そして、愛が自分を満たしてくれる事を女性は本能的に知っています。
信頼出来るパートナーに抱きしめられた時、愛おしい我が子をギュッと抱きしめた時。
心が穏やかになり、日頃のストレスから解き放たれる感覚があるでしょう。
また、自分が女である事を実感出来る瞬間であります。
自分が愛する人に愛され、女である事に喜びを感じられてこそ、「人は女に生まれない。
女になるのだ」の意味を噛みしめる事が出来るのではないでしょうか。
まとめ
自分の中の性について、改めて考えるきっかけは、あまりないかもしれません。
女性として生まれ、流されるままに生きるのは、人生をもったいないものにしてしまいます。
まず、女性である事を受け入れて、"女性らしい自分"ではなく、"自分らしい女性"を目指しましょう。
女である事を大いに楽しめる人生は、輝きに満ちた人生になるはずです。