その日暮らしをすることは落ちこぼれのように思われるかもしれませんが、あえてそうする人たちもいます。
そんなその日暮らしにはどのようなメリットがあるのか、8つの点を取り上げて考えてみましょう。
- 過度に悩まないことができる
- 今あるもので満足できる
- 何が起きてもそれを受け入れることができる
- 時間を有効に用いることができる
- 賢いお金の使い方
- 仕事のプレッシャーは少ない
- 型にはまらない人生が楽しい
- 実はその日暮らしな人が多い
- まとめ
1. 過度に悩まないことができる
多くの人はいろいろな悩みを抱えており、その不安とストレスに押しつぶされそうになっています。
それが原因で体調を崩したり、うつ症状を発症してしまうことさえあります。
その日暮らしの生き方というのは、毎日毎日、1日1日を生きることであり、あまり将来起きるかもしれない不安を気にすることがありません。
もしなにかのことが起きても、その時に対処すればいいわけで、起きないかもしれないことのために不安を抱くことは無駄であるという考えを持つことができ、ストレスを減らすことができるのです。
2. 今あるもので満足できる
その日暮らしをしていると、あれも欲しいとかこれも欲しい、またいろいろな物質のものを持っている人と自分を比較すると言うことも少なくなります。
多くの人はある程度のものを持っていながら、もっと持っている人たちと自分を比べることでもっともっと欲しいという欲望を募らせることは少なくありません。
その日暮らしの生き方はそんな欲のない生活であるゆえに、なにかを欲しい、それを得るために必死に働かなければならないという誘惑に駆られることがなく、シンプルな暮らしそのもので満足できるようになるのです。
3. 何が起きてもそれを受け入れることができる
その日暮らしの生き方をしていると、何が起きてもそれを受け入れることができます。
それが起きても仕方がないという割り切りができるので、それほど悩むこともありません。
究極的には命があるというだけで満足できるのであり、その日暮らしというのは、あれこれと備えに時間もお金もかけていないところがあるので、起きた結果をそのまま受け入れて、その状況に対処していくことができるのです。
4. 時間を有効に用いることができる
将来を過度に心配するあまり、今すべき大切なことを見失ってしまうことは少なくありません。
その日暮らしをすることで、その日を精一杯生きようという気持ちになりますし、今できることに集中するので時間をより大切なことのために使うことができるものです。
例えば高齢の親のためにお金を貯めるよりも、今その親を実際にお世話することの方が重要かもしれませんが、そうしたことができるでしょう。
5. 賢いお金の使い方
お金を貯めることだけが人生の最も有意義な生き方であると考え、仕事をしていろいろな保険を使うかもしれませんが、結局その保険は本当に使うかどうかわかりません。
貯金ばかり意識している人はお金を使うことを嫌がるのでケチになってしまうことさえあります。
その日暮らしの生き方をしていると、そうした保険などにお金をかけるよりも、今必要な楽しみにお金をかけることに重きを置くようになり、結果として楽しい人生を送ることができるかもしれません。
6. 仕事のプレッシャーは少ない
日雇いのような仕事をすることは確かに安定感はないのですが、一方で正社員であるがゆえに仕事の成果を期待される立場とは大きな違いがあります。
上司からのパワハラとか圧力はかなりのものがあり、それで病気になってしまうことも多いのです。
その日暮らしの生き方は収入が少なく、その日の収入をその都度得るようなものかもしれませんが、仕事があったことを喜び、それがなければそれを受け入れるだけですので、仕事のプレッシャーは少なく、精神的に参ってしまうことは少ないのです。
7. 型にはまらない人生が楽しい
多くの人が当たり前のようにしている生き方とは違い、その型にはまることもありません。
自由に自分のしたいように生きることができ、その日暮らしはそこになにかの思想や目的というものもありません。
その時にしたいことをし、したくないことはしない、人の奴隷になって働くほど退屈なものはない、そんな人生を送ることができ、ある意味羨ましいと思われることさえあることでしょう。
8. 実はその日暮らしな人が多い
その日暮らしの積み重ねをすることが「毎日」であるという人たちはとても多いです。
やりたいことが見つからずなんとなく毎日を過ごしていますが、そうした人生は自分だけでなく、たくさんいるという現実も知っている為、その生き方を恥ずかしく思うようなこともありません。
まとめ
その日暮らしは正社員の生活をせずに職を転々としたり、少ない収入でやりくりするようなものかもしれませんが、多くを求めようとせずそこそこのものがあればそれで満足できるので決して不幸なわけではありません。
その日健康に暮らせればそれでよしという見方は、思い悩むことが少なく、ポジティブともいえるかもしれません。
その日楽しいことに時間を使うことができるので幸福でもあります。