人と接する上で気遣いは大事ですが、過剰になってくると「面倒くさい」とか「そこまでしなくていいのに」などネガティブな印象も与えてしまうものです。
やたら気遣う男性の心理とは、どうなっているのでしょう。
- 自分に自信がない
- 細かい性格である
- 女性に慣れておらず、どれぐらい気を遣うべきかわからない
- 気遣い不足で怒られてから、過剰に気にしている
- 職業が影響している
- 子育て経験がある
- まとめ
1. 自分に自信がない
自分に自信がない、あるいは恋愛相手との関係性において自信がない場合、「気遣う」ことで何とか関係を保ちたい、好かれたいなどと考える男性もいます。
悪いことではないにせよ、「もっと堂々としていていい」とか「私はそんなにひ弱じゃない」などと思わせてしまうこともありますね。
2. 細かい性格である
「気の置けない友人男性同士ではあまり気遣いしないが、目上の人や女性には気遣いをする」といったのが、一般には見られる傾向です。
しかし、細かい性格の男性では、たとえ気の置けない友人同士であっても、気遣いが出たりします。
もちろん相手に対する思いやりもありますが、自分自身が「細かなことを気にする性格」であることも影響しています。
女性に気を使って「大分歩いちゃったけど疲れてない?」と言うとき、大体の男性は「男同士なら言う必要が無いこと」と考えますが、細かい性格の男性では、自らがちょっとした疲れに敏感であったりします。
3. 女性に慣れておらず、どれぐらい気を遣うべきかわからない
女性と交際した経験、あるいは友人でもいいので親しく接した経験が少ないと、女性にどう気遣いして良いのかわからなくなるのも男性心理です。
まるで男性と接するように気遣いがなくなってしまう男性もいれば、過剰になる男性もいます。
「適度」がつかめないのです。
これはある程度仕方がないことであり、場数を踏むことでしか学べないものでもあります。
主導権を握りたがる男性よりは、ウブな男性、弟のような男性を好む女性もおり、そういった人には向いている相手でしょう。
4. 気遣い不足で怒られてから、過剰に気にしている
気の強い女性では、「勝手に奥の席に座るってどういうこと?」とか「あのさあ、これ重いんだから持ってよ」とか男性の気遣い不足に「怒る」こともあります。
このような経験を何度かすると、「これぐらい気遣いしておけば、怒られることはないだろう」と、いわば保険のように過剰な気遣いのクセがつく男性もいます。
目上の人から細かなことで何度も怒られた場合などでも、同じ現象が起きやすくなります。
5. 職業が影響している
医療や福祉、教育など、仕事によっては「気遣い」が要求されます。
お年寄りや、病気や怪我で弱っている人、小さな子どもなどと接するからですね。
そういった習慣が普段の生活にも影響し、そこまで気を遣う必要がない場面でも、やや過剰になってしまったりします。
全く悪いことではないので、この場合はあまり気にしないのが良いでしょう。
一方、そのような仕事の「反動」が起き、「あなたは女性だけど、若くて健康な大人なんだから」といったように考えがちになり、気遣い不足になる男性もいます。
このあたりは紙一重ですね。
6. 子育て経験がある
子育て経験、それも熱心に取り組んだことのある男性では、気遣いをするクセがつきやすくなります。
子どもが万一の怪我をしないように、病気の兆候を見逃さないように、しっかり物を食べているか確認するように、など常に気を配るからですね。
こちらもまた、何ら悪いことではありませんので、大目に見てあげましょう。
ややうがった見方をすれば、「結婚したことはない」と言っている男性で、妙に気遣いが上手いケースでは、女性慣れではなく「子育て慣れ」の影響であり、隠しているのかも?と考えることもできますね。
まとめ
気遣いのし過ぎは、「ありがた迷惑」になることもありますね。
しかし、その裏には十分に共感できる心理があることも多く、一概に悪いものではありません。
特に「単に女性に慣れていないので、うまく女性と接する方法がわからない」などの系統では、時間の問題で解消することも多いでしょう。
一方、もとの性格が細かい場合などでは、なかなか治らないケースも考えられます。
やたら気遣う男性に「そこまでしなくていいですよ」とどう伝えるかも、ひとつの気遣いですね。