人を信じることで相手が喜び自分もいい気分になれるのならいいことのような気がします。
しかし、結果的にバカを見てしまうこともあります。
その理由をまとめました。
- 一度騙されるとまた騙しにやってくる
- 信じる自分に酔ってしまうと真相に気づけない
- 自分の時間やお金を人のために使うこともある
- 優柔不断だとかお人よしだと周りに呆れられる
- 信じて尽くしても見返りは期待できない
- 利用してくる人を頼ってくる人だと決め付けてしまう
- エスカレートして相手に迷惑がられることもある
- 本人のためにならないなどと叱られることもある
- まとめ
1. 一度騙されるとまた騙しにやってくる
人を信じるとバカを見やすいのは悪いやつに利用されやすくなってしまうからです。
一度騙させると騙されやすい相手だと認識され、また騙しにやってきます。
後から騙されたことに気づいてもう関わりたくないと思っていたのにまた近づいて来られ、気の弱い人や押しに弱い人は断り切れません。
何度かそんなことを繰り返していくと自分自身に嫌気がさしてきたり人を信じられなくなってしまいます。
2. 信じる自分に酔ってしまうと真相に気づけない
人を信じることで素直で優しい自分に酔ってしまうこともありますが、その雰囲気だけに流されてしまうと真相に気づけなくなってしまうことがあります。
相手の言いなりになって自分が損をすることを引き受けてしまったり、もっといい方法があるのにあっさり受け入れて遠回しをくらうようなことも起こる可能性があります。
後悔したところで冷静に判断できなかった自分のせいだと悔やむだけです。
真相をしっかり見極めるためには信じるということに夢を抱いてはいけません。
3. 自分の時間やお金を人のために使うこともある
人を信じることでトラブルに巻き込まれることも多く、相談にのるための時間や解決のためにかかるお金などを使うことにもなったりします。
全てがこんなことにはなりませんが、信じてくれる人だとわかればこういう厄介な問題も持ち込んでくる人任せな人間も現れる可能性があります。
小さなことでもすぐに信じないで警戒心を見せておくことで一筋縄にはいかない相手だと認識しておいてもらう方が今後の身の安全のためになります。
それができないといつかきっとバカを見てしまいます。
4. 優柔不断だとかお人よしだと周りに呆れられる
人を信じてばかりいると周りの人から優柔不断だとかお人よしだと言われ、呆れられてしまいます。
よく考えて出した結論だったとしても他人にとっては所詮他人事、人の話はあいまいに聞くので「信じた」という結論だけ聞いて「何で簡単に信じちゃうの?」と不思議に思ってしまうのです。
特になかなか人を信じない知り合いに自分が信じやすいという話をするとバカにされたり嫌われてしまうことがあります。
自分の評価を下げてしまうことのないよう、ガードの堅さをアピールすることも必要なことでしょう。
5. 信じて尽くしても見返りは期待できない
信じて尽くしたとしても見返りは期待できません。
相手は自分の問題を解決できればそれでいいと思っているだけで、お世話になったお返しなど全く考えてくれないことも多いものです。
ですから、こちらが困った時に「前に助けてあげたよね?」と言っても相手はきょとん顔で冷たくあしらってくる可能性もあると知っておきましょう。
見返りを求めずただ信じて尽くすなど馬鹿馬鹿しいことです。
そんなことなら自分のために頑張る方がメリットが大きいと思いませんか?
6. 利用してくる人を頼ってくる人だと決め付けてしまう
人を信じやすい人は利用してくる悪いヤツを頼りにしてくれる可愛い人だと決め付けるてしまうようにもなります。
自分は人に頼られる人望の厚い周りからの評価の高い人物だと勘違いしてしまい、利用してくる悪いヤツですらいい気分で手を差し伸べてあげたくなってしまいます。
そんなことばかりしているとどんどん謙虚さもなくなり、冷静な判断ができなくなっていき、まともな人達が巻き込まれることを警戒して離れていってしまいます。
結果的に一人ぼっちなんてまさにバカを見ています。
7. エスカレートして相手に迷惑がられることもある
人を信じるうちに人がどんどん好きになり、何かをしてあげる自分のことも好きになり、エスカレートして相手に迷惑がられてしまうなんてこともあり得ることです。
優しくておせっかいなタイプの人はこうなりやすいので気をつけましょう。
相手が求めること以上に手をかけてあげても相手がさらに甘えてくるようになってキリがありません。
さらに「そこまでしてくれなくていい」などと突き放されて不快な思いをしてしまいます。
8. 本人のためにならないなどと叱られることもある
人を信じて助けてあげてばかりいると相手の周りにいる人達から「本人のためにならないからやめてほしい」などと叱られることがあります。
良かれと思ってしてあげていることでも、相手の周りにいる人達はさらにその上をいって「甘やかすからあえて厳しく対応する」という方法をとっていることがあります。
それなのにあっさりと誰かが信じて甘やかすとその苦労も台無しです。
考えなしの無責任な人などと思われてこちらも気分が良くありません。
まとめ
人を信じて手間やお金をかけたところで全てが自分にいつかメリットとして返ってくるわけではありません。
むしろ相手のプライドを傷つけたり自分の評価を下げてしまうこともあり、信じることが美しいことではなく愚かなことのように思えてしまうようにもなるのです。
何でも信じるのではなくここぞという時にちゃんと信じてあげることができるよう、日頃から警戒する気持ちも大切にしておきましょう。