何事にもブランド志向だから、高いものほど素材もよいから、ブランド=人の価値だから、など高級ブランド品にこだわる人の心理についてまとめました。
- お金をかけることそのものに満足を感じるから
- 収集癖があるから
- 物だけではなく、生活全般においてブランド志向だから
- 高いものの方が素材もよく長持ちしやすいから
- ブランド=人間の価値だと思っているから
- 有名人やセレブへの憧れが強いから
- 高級ブランド品を持つことが大人へのステップだと思うから
- 好きなブランドがあるから
- 広告や宣伝に弱いから
- ブランド物を身につけることで自分の価値を底上げしたいから
- みんなが持っていると自分も欲しくなるから
- ミーハーで海外のものへの憧れが強いから
- 財産になると思っているから
- まとめ
1. お金をかけることそのものに満足を感じるから
靴に、服に、車に、そのほか衣食住に、お金をかけることそのものに満足を得る人もいます。
特にハイクラスで高い収入はあるが、大きなストレスを感じている人は、自分の収入なのだから、たくさんお金をかけてもかまわないと思ってしまう場合があります。
しかし、こうしてお金をかけても、本当は満足していなかったり、望まないものを買ってしまう場合もあります。
虚しさばかり募り、さらにストレスを感じてしまうことも多いのです。
本当に自分にとって必要なのか、欲しいなのか、見極めることが大切です。
2. 収集癖があるから
収集癖が、高級ブランド品へと向かってしまう場合もあります。
例えば、あるブランドのロゴが好きで、そのロゴがあるなら何でも買ってしまうし、集めてしまう、珍しいものなら、なおさら欲しいと感じてしまうことがあるのです。
それゆえに収集癖とともに浪費癖も激しく、貯金を取り崩してしまったり、借金をしてまで買ってしまうこともあるのです。
アンティークに、バッグに、靴に、時計にと、使いもしないのに、同じような物が家を埋め尽くしている場合もあるでしょう。
物にとらわれやすく、自分の生き方を見失ってしまう場合もあるので気をつけましょう。
3. 物だけではなく、生活全般においてブランド志向だから
高級ブランド品に限らず、生活全般においてブランド志向の人もいます。
食品は○○の高級スーパー、服は□□のブランド、車は△△のメーカー、というようにこだわりがつよく、その店やブランドのものでなくてはダメという人もいます。
子供のころから、そうした高級品に慣れ親しんでいて、大人になってからまも変わらないという人もいます。
4. 高いものの方が素材もよく長持ちしやすいから
高いものの方が素材もよく長持ちしやすいから、高級ブランド品を選ぶという人もいます。
消費傾向の強い現代的な人というよりは、ある物を大切にする昭和的な性格の人です。
このような人は、むやみやたらと高級品を買うのではなく、1つのカバンや、靴、時計を壊れるまで大事に使える人なのです。
また、安物買いの銭失いをせず、自分にとって必要な物を選べる人でもあります。
ストレス耐性が強く、浪費癖になりにくい性格と言えるでしょう。
5. ブランド=人間の価値だと思っているから
ブランド=人間の価値だと感じている人もいます。
ブランド品に身を包めば、自分もそれと同じくらいの価値になれると勘違いしがちです。
中身は空っぽで、自分の魅力が分からない人でも、ブランドという外的な価値や評価で、自分が満たされるような感覚に陥ってしまうのです。
また、高級ブランド持っていない人を馬鹿にし、無価値で無意味で貧相な人間だと嘲笑することもあります。
自分の価値は、外から取り入れ、塗り重ねても、所詮は張りぼてです。
中身のない自分がバレた時の虚しさは途方もないものなのです。
6. 有名人やセレブへの憧れが強いから
有名人やセレブへの憧れが強い人も、高級ブランドに執着しがちです。
あの有名人が持っていたバッグが欲しい、あのセレブが使っているメイクを自分も使いたい、あの社長のような腕時計や車が欲しい、といった、羨望と欲望が混じり、しばしば自分の身の丈に合わない買い物してしまうことがあります。
TVのワイドショーや週刊誌のゴシップなどへ興味も強く、刺激的で煌びやかななものに流されやすい性格でもあります。
7. 高級ブランド品を持つことが大人へのステップだと思うから
大人になるなら、高級品を持つことも、1つのたしなみだと考えている人も多いでしょう。
成人や就職の記念に、靴を買ったり、腕時計を買ったり、バッグを買ったりする人も多いです。
また、精神的に未熟な人が、高級品を纏うことで大人になった気がしている場合もあります。
成長していない子供がブランド品を持っても、逆に滑稽だということを自覚しなければなりません。
8. 好きなブランドがあるから
好きなブランドがあるから、執着する場合もあります。
あのブランドのバックならなんでも欲しい、あの化粧品の新しいシリーズが出たから全部買う。
あのブランドシューズの新モデルが気になって仕方ないなど、物よりもブランド自体に興味があり、そこから物へと目が向き、買わざるを得ないような気持ちになってしまうこともあります。
ブランド品に依存的になりやすい場合もあるので、気をつけましょう。
9. 広告や宣伝に弱いから
雑誌の広告やTV番組などで、さまざまなブランドやメーカーについて宣伝されることも多いです。
「あの高級家電の新しい製品が販売されました!」
「スポーツシューズの限定モデルを先着50名様に販売!」
といった、煽り文句弱く、つい買わなくては、という気になってしまうことも多いです。
そして、女優や俳優、タレントなどが身につけていると、より価値のある素晴らしいものだと勘違いすることも多いです。
物事の本質を見失い、消費傾向が強いので、気を付けなければなりません。
10. ブランド物を身につけることで自分の価値を底上げしたいから
自分に自信がないために、ブランド品を身につける場合もあります。
ブランド物に囲まれた生活をしていると気分が高揚し、実際にそうでなくてもセレブで偉い人になったような気がすることも多いです。
しかしながら、その実を伴っていないので、虚飾と嘘に苛まれ、借金生活や、家庭崩壊に陥ってしまうこともあります。
自分の収入や、生活に見合った消費活動をすべきです。
11. みんなが持っていると自分も欲しくなるから
「みんながブランドの財布を持っているから私も欲しい」というように、特に若い学生がそうした意識が強い場合があります。
おそろいにしたい、一目おかれたい、同じじゃないと怖い、といったように同調意識や横並び意識が影響して、ブランド物を買わなくては、という強迫的な気持ちになってしまうこともあるのです。
スマホの場合もみんなが持っているから、持っていないと孤立するから、というように、実用性云々より、仲間はずれが怖くてそうしてしまうことがよくあるのです。
それゆえに、収入もないのに高い物を求めたり、こっそり親のクレジットカードを使ってしまったりと、問題が起こることも多いのです。
12. ミーハーで海外のものへの憧れが強いから
日本人はミーハーで西洋文化への憧れが強い傾向があります。
「海外の有名ブランドだったら大丈夫だろう」
「よくわからないけどよさそうなものなら買ってみよう」
といった根拠のない安心感や、好奇心、憧れなどが強いため、つい取り入れてしまうことも多いのです。
日本古来の文化や、製品にも目を向ける必要があるでしょう。
13. 財産になると思っているから
高級ブランド品は、たとえ集めただけで使わなくても、売ってしまえばお金になるのだからよいだろう、子供に残しておいても問題ないだろうと、思っている人も多いです。
たしかにお金にはなります。
しかし、海外の人は、こうした日本人よくある、ブランド品を買い漁る行為をよく思っていない場合が多いです。
品質が良く、長く使えるからこそ、ブランド品がよいものなのに、そうした本質を見失い、あれこれと買うばかりで、大事に扱わないことを嘆かわしく感じていることがよくあるのです。
「もったいない」という言葉は、日本で生まれた言葉です。
物や作った人への敬意を忘れてはなりません。
まとめ
高級ブランドを持つこと自体に問題はありません。
しかし、そればかりに執着して、自分の意思や生き方を見失っては元も子もないのです。
自分にとって、何が必要で、何が不要なのか、きっちりと考えて、買い物をしましょう。