学校でも職場でも、人が集まるところではどうしても、人をからかう、ちょっかいを出す人というのが一人、二人はいるものです。
それでは人をからかう、ちょっかいを出す人の心理を見ていきましょう。
- 考えていることが幼い
- 気を引きたいから
- ちょっかいを出すのが楽しい
- 実は相手のことが好きだから
- お笑いのセンスがあると思っている
- 人のことが気になる
- 場を和ませているつもり
- 自分を相手にして欲しい、注目されたいという願望
- 何か隠したい、誤魔化したいことがある
- 自分の緊張感を悟られないため
- 相手のことが嫌いだから
- 自分の方が上であるという気持ちがある
- 実は寂しがり屋である
- まとめ
1. 考えていることが幼い
人をからかったり、ちょっかいを出す人というのはどこか考え方が幼く子供っぽいものです。
少々ワガママ気質、自分が中心でないと気が済まないというところもあります。
そのため、自分に構ってくれないクールなタイプや、負けたくないと勝手にライバル視した相手などについちょっかいを出すようなことが多いのです。
つまりはそのままでは同じ土俵に立てない相手をちょっかいを出して怒らせたり、困らせたりすることで冷静ではいられないようにしたいのです。
また自分と同レベルにしようという心理も隠れています。
2. 気を引きたいから
相手のことをからかったり、いじったりするのは、自分のことに気がついて欲しい、もっと存在を大きくしたいという心理があります。
自分から素直に好意を示せない人に限って相手からアプローチして欲しいと思ってちょっかいを出したりするものです。
3. ちょっかいを出すのが楽しい
人にちょっかいを出すのが趣味というタイプもいます。
本人的にはコミュニケーションの一つです。
受け入れられる場合と相手に嫌われる場合とありますが、大体はそれで今まで上手くいっていたのでしょう。
4. 実は相手のことが好きだから
これは若い男性に多いのですが、好きな女性にだけからかったり、ちょっかいを出すということがあります。
気を引きたいという思いもありますが、それ以上に好きな女性のちょっと怒った顔が見たいとか、笑わせたいとか、そういった気持ちの方が大きいのです。
5. お笑いのセンスがあると思っている
人をからかうことで笑いをとる、これはお笑いのセンスが問われることです。
まず相手もいじられることで「おいしい」「目立てる」と喜んでいる場合はいいのです。
テレビの芸人さんたちはいじられキャラとして確立している人もいます。
ところが一般の社会ではちょっと事情が変わります。
確かに注目されたり構われるのが大好きな人はいいのですが、なかにはそういったことを望んでいないタイプもいます。
相手の気持ちも考えずちょっかいを出したり、みんなの前でからかうことで相手のことを傷つけたり不快にさせてしまうのはダメ。
でも本人は自分はお笑いのセンスがあると自信があるのです。
6. 人のことが気になる
人をからかったり、ちょっかいを出す人というのは基本的には人間好きな性格です。
また日頃から人の言動が気になり、よく観察しているものです。
そこで言いやすい人や自分が気になる人を見つけたらついからかい口調になってしまうのです。
7. 場を和ませているつもり
人をからかう人の心理に、その場の緊張感をなくしたい、場の雰囲気を変えたいという気持ちがあります。
本人としては場を和ませるための手段であり、軽い気持ちからなのです。
相手が傷ついていると知っても「気にしすぎ」「冗談も通じない」などと言って反省しないことがあります。
8. 自分を相手にして欲しい、注目されたいという願望
人にちょっかいを出す人は自分を相手にして欲しい、もっとみんなから注目されたいという願望があります。
自分のことをアピールしても振り向いてもらえないかもしれません。
そこで人を巻き込むわけです。
誰かをからかったり、ちょっかいを出すことでまずその人からは相手にしてもらえます。
さらに周りも巻き込むことができます。
9. 何か隠したい、誤魔化したいことがある
議論の最中にからかってきたり、揚げ足をとるような人がいます。
これは本題から話をそらしたい、場の空気を変えたい、誤魔化したいという心理が働いています。
また、目の前の相手を馬鹿にしているということもあるでしょう。
10. 自分の緊張感を悟られないため
人にちょっかいを出す人というのは案外小心なところがあるものです。
また打たれ弱かったりもします。
ですからやられる前にやるではありませんが、自分が相手にけしかけることで自分の緊張感を悟られないようにしてまた強がって見せる、余裕があるようにふるまっているということがあります。
11. 相手のことが嫌いだから
ある特定の人をしつこくからかったり、ちょっかいを出すのはその相手のことが嫌いだからという心理もかくされていることがあります。
通常は嫌いな相手のことは関わりたくないと距離を置くものですが、子供っぽいタイプの人は違うのです。
どうかして相手を不愉快な気持ちにさせたいとそればかり考えてしまうのです。
また嫌いとは思っていながらも本当は心のどこかでその相手のことを羨ましく思っていたり、敵わないと感じていることもあります。
12. 自分の方が上であるという気持ちがある
先輩が後輩をからかったり、ちょっかいを出している、これはよくある光景かもしれません。
自分の方が上であるという気持ちからついからかって余裕のあるところを見せたり、本当に可愛いと思っていて構ってしまうということもあります。
いい意味でも悪い意味でも自分が上の立場であるという気持ちからの言動です。
13. 実は寂しがり屋である
人にちょっかいを出す人の心理に孤独が嫌、寂しいというものがあります。
一人が好きなタイプは人に構う暇はないですし、一人で充実しています。
人にちょっかいを出す人というのは大体群れるのが好きですし、寂しがり屋、沈黙に耐えられないタイプであることが多いでしょう。
まとめ
以上人をからかう、ちょっかいを出す人の心理を紹介しました。
相手のことが好きだからついからかってしまう、これはよくあることですし、微笑ましいものでもあります。
ですが悪い意味、つまり嫌味を言ったり、いじめ人繋がるようなからかいやちょっかいです。
これは本人の内面に何かしら問題があることがほとんどです。
我慢し続ければエスカレートすることもありますし困っている時ははっきりと拒絶を示すことが必要となります。
相手のからかいが好意からくるものなのか、悪意からくるものなのかの判断基準は自分が嫌と感じるか、どうかで決めていいのです。
いくら相手が好意からと言っても自分が不愉快に思うのであれば受け入れる必要も我慢することもまったくありません。
ストーカーなどに発展しやすくもありますので気をつけましょう。