野球で4番を打つということはすなわち、そのチームの攻撃力の代表的な選手ということになります。
以下4番打者に求められる特徴や性格についてのリストです。
- チャンスにつよい
- 長打力があること
- 右方向に(左バッターであれば左方向)長打が打てること
- インコースをうまくさばけること
- 膝がやわらかいこと
- しっかりとした選球眼あること
- バッテリーの配球が読めること
- 冷静であること
- 誰よりも練習に貪欲であること
- プレッシャーやスランプを楽しむことができること
- まとめ
1. チャンスにつよい

やはり最初の条件としてチャンスに強いことが挙げられます。
打点、のみならず勝利打点を挙げられるような、ここ一番という時に力が発揮できる選手でないと4番は務まりません。
2. 長打力があること

甘いボールはスタンドに運べるような強いインパクトスイングが求められます。
チャンスを最大限に生かすためには長打力が必修になります。
短打しか打てない4番に魅力はありません。
3. 右方向に(左バッターであれば左方向)長打が打てること

いわゆる流し打ちで遠くに飛ばせることができる選手です。
打球を広域に打てるということはそれだけ安打をうみやすいということになります。
また反対方向に伸びのある打球を打てるということは、スイングに余計な力が働いていないことの証明でもあります。
4. インコースをうまくさばけること

いい投手ほどインコースをうまくついてきます。
まして4番バッターに対しては厳しいコースを狙ってくることは間違いありません。
そのためインコーナーに 対してもうまく体を開いてフェアーゾーンに鋭い当たりが打てることが大切です。
5. 膝がやわらかいこと

打者に対して変化球で攻めてくることは当然ですが、4番打者に対してはとくに長打を警戒して変化球を低めに集めてくるはずです。
低めの際どく落ちる球やストライクからボールになる球に対応するためにも膝がやわらかく低めに素早く反応できる選手が求められます。
6. しっかりとした選球眼あること

これは出塁率をかせぐというよりも安易にボール球を振らないということでもあります。
相手側がピンチの場面でカウントがフルカウントの場合などは特に、投手はわざと高めを振らせたり、速いボール気味の球を振らせようとしてきます。
その時にしっかりバットが止まることができることは4番打者の大切な要件であるといえます。
冷静にフォアボールを選べることは一流の証です。
7. バッテリーの配球が読めること

4番に対してセオリー通りの配球で攻めてこないことはよくある話です。
その時の投手の状態を見極め、どの球で勝負し、どの球は捨てるべきか、またセットポジションになるとどのように投球パターンが変化するかなど相手バッテリーのくせを読めるセンスが求められます。
8. 冷静であること

4番打者は大切な場面で打順が回ってくることは宿命です。
そこで冷静に相手投手の表情や、配球が読めるバッターでなければなりません。
また気負いばかりが強くなり、空回りするようでは4番は務まりません。
チャンスの時こそ冷静に勝負できる精神力の強さが必要です。
9. 誰よりも練習に貪欲であること

野球がチームプレーである以上、やはりチーム間での信頼関係は重要です。
4番を任せられるということはチームで一番信頼されている証です。
信頼を得るにはひたむきに練習に励む姿を見せることが大切です。
10. プレッシャーやスランプを楽しむことができること

プレッシャーやスランプを逆に楽しめることです。
チームが不利な状態な時、スランプで本人も力が発揮できない時こそポジティブな気持ちで取り組める選手が4番に向いています。
4番の選手が持つ雰囲気というのはチームにも何らかの影響を与えます。
自分が調子が悪い時こそ周りを盛り上げるような明るい雰囲気を作ることができ、そして試合の流れを変えられる選手。
これが4番打者には特に求められます。
まとめ

4番打者というのは常に注目のされる存在ですが、つまるところ技術面と精神面の両方が一流であることが、4番打者という称号をもつ資格があるといえます。
大変なポジションですが、それだけやりがいのある憧れのポジションであるということは誰もが認めるところでしょう。
誰もがなれるわけではありませんが4番打者の要件はどの野球人がめざしても野球レベルの向上につながることは間違いありません。