野球でサードに向いてる人に共通する10の特徴をまとめました。
- 反射神経が良い
- 痛みに強い
- ダッシュ力がある
- 強肩である
- ファーストへのコントロールが良い
- 精神力が強い
- 空気が読める
- 守備でも目立ちたい
- チームの中心的打者である
- 投手への気遣いが出来る
- やっぱり長嶋茂雄が好き
1. 反射神経が良い
サードは他のポジションに比べて、強い打球がライナーで飛んでくる可能性が非常に高い。
なぜなら、右利きの打者が強い打球を飛ばそうと思った時にはどうしてもレフト方向を意識してしまう。
いわゆる引っ張ったバッティングになるからです。
打球が浮けばレフトへの当たりになるが、ゴロになれば当然強烈な打球がサードへ向かうことになります。
ライン際スレスレの低い弾道の打球を横っ跳びでグラブに収める技術は、まさに反復横跳びの技術そのものです。
2. 痛みに強い
説明文1のにより、瞬発力が求められるポジションだと記述したが、伴ってその強い打球を後ろに逸らさない技術も求められるポジションでもある。
どんなに強い打球でも、サードが後ろに逸らさなければワンヒットなのです。
とにかく体を張って打球を自身の前に落とすことが求められるポジションでもある。
この技術は試合が拮抗すればするほど、重要になるポイントです。
逆に逸らしてしまえば、それだけで一つ盗塁を許す様なものなのです。
強い打球が飛んできやすいことも相まって、内野では一番痣ができやすいポジションです。
3. ダッシュ力がある
サードは単純に内野の中では一番ファーストに遠いポジションです。
そのため、足の速いランナーを相手にした時に一番セーフティーバントを転がされるポジションでもあります。
そのため強い打球の警戒の他に、勢いが死んだ打球も頭に入れておかなければならないシチュエーションがあります。
セーフティーバントの他にもスクイズの処理もどうしても多くなります。
ダッシュ力の弱いサードは、相手チームに簡単に見透かされ、穴呼ばわりされてしまうでしょう。
4. 強肩である
3の説明文にある様に、単純に内野の中で一番ファーストから遠いポジションがサードです。
つまり、ゴロを捕って投げてファーストアウトにするためには、どうしても速い球をファーストへ投げなければなりません。
5. ファーストへのコントロールが良い
これも3の説明の引用になりますが、単純にファーストへの距離が遠いので、ファーストミットへのコントロールが要求されます。
せっかく好捕してもファーストアウトできなければファインプレーとは呼べません。
6. 精神力が強い
5で記述した様に、好捕してもそのあとバッターとの足との勝負が待っているのがサードという守備です。
強肩に合わせて正確な送球がなければ、好打者をファーストアウトにすることはできません。
そしてそれは27個ものアウトを取るまで続いていきます。
試合終了まで、そのプレッシャーと戦い続ける事が求められるサードというポジションは、ピッチャー、キャッチャーの次にバッターと対峙する内野の要と言えるポジションでしょう。
6. 空気が読める
ここまで書いた様に、サードというポジションは、強い打球、弱い打球に備えなければいけません。
しかし、逆に言えば守備で打者にプレッシャーをかけることが出来る希有なポジションでもあります。
セーフティーバントを狙っている打者に気付いて、一球目に猛チャージを仕掛けるサード。
どうしてもサードのダッシュ力を警戒せずにはいられない打者の選択は、大幅に削られていくことでしょう。
7. 守備でも目立ちたい
ここまで総じて、サードは難しい打球の処理が多いと書いてきました。
しかし、全てをポジティブに捉えればファインプレーが非常に出やすいポジションだということができます。
ファーストへの送球も含めて、全てを美技で終えることができたなら、チームを守備で守り立てる理想的なサードストッパーになれるでしょう。
8. チームの中心的打者である
7で記述した様に、サードはファインプレーが非常に出やすいポジションでもあります。
つまり、自身のバッティングのリズムを守備の時間で作ることが出来るのです。
強い打球を捌いて、気分の乗った状態で自軍の攻撃を迎えることが可能なのです。
そのため、サードにはクリーンナップを任されている選手が多いほか、守備でのファインプレーの後のテンションの上がったバッティングでの打率など、データに残るほどサードの守備というのは攻撃に直結していくものなのです。
9. 投手への気遣いが出来る
右投手がセットポジションに入った時に顔を見る事ができるのがサードというポジションです。
ランナーが出ている状況、ピンチの状況の時にいち早く投手に声をかけてあげられる場所で守備をしています。
それでなくとも、いつも強い打球を処理してくれてありがとうという気持ちが投手にはあります。
ピンチでも冷静でいてくれるサードポジションの姿は、投手にとって心強い味方になっているはずです。
10. やっぱり長嶋茂雄が好き
とにかく、年代にもよると思うのですがサードと言えばこの人、この人と言えばサード。
ミスタープロ野球、長嶋茂雄。
今まで項目別に書いてきましたが、結局この人がサードの理想形なのだと思いました。
やっぱり憧れの選手がいなければ練習も辛いだけですしね。
やりたいポジションが分からないのであれば、好きな選手の真似から始めてみてはいかがでしょうか。