野球はいつの時代も根強い人気があります。
高校野球などは見ている側もつい白熱してしまいます。
今回は野球でファーストに向いている人の身体的な特徴を挙げていきます。
- 背が高い
- 足が長い
- 腕が長い
- 180度開脚ができる
- 体格が良い
- 左利きである
- 動体視力が良い
- 手首が柔らかい
- まとめ
1. 背が高い
打者が打ったボールのほとんどはファーストへ送球されます。
ですので、送球される機会、すなわち捕球の機会が多いのがファーストの特徴です。
他のポジションの人が送球しやすいように、背が高いことが求められます。
背が高いことで目印になり、少し遠くからでも投げる的となりやすいのです。
試合では送球先は一瞬で判断しなければならないため、ファーストが少しでも背が高いと有利になります。
実際背が高いことで、暴投に近いような送球も捕りやすくなるという実益があります。
2. 足が長い
捕球をする際、少しでも送球した人の側で捕った方が、ボールがグローブに入るまでの時間が短くて済むので、ファーストの足が長い方が有利です。
一方の足を一塁ベースに置き、もう一方の足を送球した人の側に出して、なるべく早く捕球するように努めるのです。
足の長さの数センチの違いが、打者をアウトにできるかどうかを決めると言っても過言ではありません。
3. 腕が長い
理由は「2. 足が長い」で述べたことと同様です。
足とともに腕も長い方が、早くグローブにボールを入れることができます。
結果、打者をアウトにできる確率が高まるのです。
背が高いと足と腕も長いことが多いので、「1. 背が高い」と「2. 足が長い」とこの項目は1セットで考えても良いでしょう。
4. 180度開脚ができる
捕球をする際に、より深く開脚ができる方が、捕球までのスピードが速くなりますし、ショートバウンドの送球も捕りやすくなり、大変有利です。
野球の試合を見ていると、大抵のファーストの選手は180度に近い開脚ができるようです。
体が柔らかいことがファーストの条件と言えます。
5. 体格が良い
打者はボールを打ったら、まず一塁ベースを目指します。
ファーストは、その打者の当たりに負けないような体格が必要です。
守備妨害に該当するような強すぎる当たり方は実際にはされないでしょうけれど、多少の軽い当たりにはびくともしない雰囲気が大事なのです。
また、他のポジションからの送球の際も、体が大きいと目印になりやすいです。
送球しても必ず捕ってもらえるという安心感を周りに与えることができます。
6. 左利きである
ファーストならではの身体的特徴と言えます。
左利きの方が、ダブルプレーを狙う際にセカンド等への送球が半歩早くできます。
捕球してから回転動作を経ずに投げられるためです。
また、牽制の際に走者にタッチしやすい利点もあります。
左利きは、他ではピッチャーに有利と言われています。
あとの内野手では左利きが有利といったことは特に聞きません。
7. 動体視力が良い
前述のとおり、送球や捕球の機会が多い特徴があるファーストなので、ボールを追う動体視力が必須と言えます。
左利き打者の引っ張った強めの打球がファーストに飛んできやすいことも理由です。
送球にショートバウンドも多いため、速いバウンドに目が追い付かなければなりません。
8. 手首が柔らかい
ファーストへの送球はしばしばショートバウンドになります。
ショートバウンドを捕球する際は、バウンド直後のボールに対して手首を返してグローブにおさめなければなりません。
この時に手首が固いと捕球に失敗しやすくなります。
開脚ができる程度の体の柔らかさと同じく、手首の柔らかさも必要となってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
野球のファーストには、他の内野手にはない身体的特徴が求められることが分かりました。
野球チームをつくる際のポジション分けの参考に、また、野球において自分はどのポジションが向いているかを考える際の参考にして頂けたら幸いです。