野球におけるキャッチャーというポジションは特殊だと言われています。
野球のポジション中で唯一、違う方向を向いているのがキャッチャーというポジションです。
- リーダーシップに優れている
- 忍耐力も必要
- 小さな変化に気付ける観察力
- 咄嗟の判断力や決断力に優れている
- 相手が何が苦手かなど記憶力がある
- 感性も大切
- 恋女房「オレの悪い」と言える包容力
- 気配り出来ること
- ズル賢さも必要
- 時には大胆さも慎重さも求められる
- 結局キャッチャー向きの性格とはどんな人なのか。
1人だけ、全体を見渡せるポジションにいるのもキャッチャーだけなのです。
そのようなことから、野球という競技において、他のポジションとは少し求められるものが違います。
それではキャッチャー向きの性格とは、どんな性格なのかをご紹介していきます。
1. リーダーシップに優れている

野球では、キャッチャーは扇の要と呼ばれています。
先ほども言いましたが、キャッチャーは1人だけ全体を見渡せるポジションにいるため、
チーム全体にサインや、的確な指示を出すことも仕事です。
またときには、弱気になったピッチャーを強気のリードで鼓舞したり、あるいは叱責するこも求められます。
つまりキャッチャーは、自身を持ってリーダーシップを発揮しなくてはならないポジションなのです。
2. 忍耐力も必要

キャッチャーには忍耐力も求められます。
ピッチャーは試合中、熱くなりやすいものです。
ここで一緒に熱くなってしまっては、試合をぶち壊してしまう可能性があります。
熱くなっているピッチャーに、間を取ってあげたりして、一本調子にならないよう、注意を払わなくてはなりません。
常に冷静さが求められるポジションであるため、忍耐力は不可欠です。
3. 小さな変化に気付ける観察力

対戦する打者の小さな変化に気付くことが出来る観察力も必要です。
打者の表情、打席の立ち位置、相手のベンチからバントのサインは出ているのか。
などなどキャッチャーが観察しなければならないポイントは多岐に渡ります。
観察力はピンチを未然に防ぐためには必要なのです。
4. 咄嗟の判断力や決断力に優れている

キャッチャーは言いかえれば、グランド上の監督です。
つまり、キャッチャーの判断1つで試合の結果を左右することも多いです。
配給の面では、試合展開、状況、ピッチャーの調子、天候などを総合的に判断し、配給を組み立てていく判断をするので、判断力も大事なのです。
5. 相手が何が苦手かなど記憶力がある

配給の組み立てには記憶力も必要となってきます。
前の打席の結果、初級は何で入って、最後は何で抑えたか、あるいは打たれたか、など記憶しておかなければならないことは山のようにあるので、記憶力も必要となります。
6. 感性も大切

キャッチャーは理詰めで考える能力も必要ですが、一方で感性も大切です。
ピッチャーをリードしていくなかで、そのピッチャーの性格や特徴、その日の調子など考えながら、試合の中での変化に気付いてやることも欠かせません。
特にピンチのとき、ピッチャーの性格によって、切り抜け方が変わってきます。
変化に気付く力は感性なのです。
また、バッターの雰囲気の違いも感じてやることも大切ですので、感性は欠かせません。
7. 恋女房「オレの悪い」と言える包容力

ピッチャーが気持ちよく投げられるように配慮し、調子が悪くても根気強く、どうピッチングを組み立ていくかを考えなければなりません。
また仮に、ピッチャーのミスだとしても、「オレが悪かった、オレのミスだった」と言えなければなりません。
間違ってもキャッチャーは、「お前のせいだ」と言ってもいけませんし、態度に出してもいけません。
要は、器の大きさが求められるのです。
つまりは包容力が必要となります。
8. 気配り出来ること

試合中はピッチャーへのサインをテキパキ出してあげたり、返球をポンポンと早く返してやって、ピッチャーのリズムを作ってやるために工夫したり、などの気配りも大切です。
また審判へイニング毎に挨拶したり、決して判定にクレームをつけたり、不満を現さないなどの気配りも大事になってきます。
9. ズル賢さも必要

ここまで紹介したことだけ見ると、真面目で正直な人がキャッチャー向きの性格だ。
と思われるかもしてれません。
もちろん真面目さや正直さはなければなりません。
しかし、それだけではダメなのです。
キャッチャーは配給を組み立てます。
配給は、相手の打者の狙いを外すこともしなければなりません。
そうなると、相手のを出し抜くようなことや、騙すようなこともしなければなりません。
つまり、真面目さ、正直さの一方で、ズル賢さも持ち合わせていなくてはならないのです。
10. 時には大胆さも慎重さも求められる

キャッチャーは配給を組み立てて、ピッチャーをリードします。
その際、大胆過ぎてもダメ、逆に慎重過ぎてもダメなのです。
大胆過ぎると、打たれ出すと止まらなくなるでしょうし、慎重過ぎてもピッチャーを弱気にさせてしまう危険性もあります。
キャッチャーには「大胆かつ慎重」が求められます。
結局キャッチャー向きの性格とはどんな人なのか。

このように、キャッチャーに求められる能力は様々なものがあります。
キャッチャーは真面目さ、正直さ、慎重さに大胆さなど幅広く求められますが、相手を出し抜くこと、騙すこと、ときには卑怯者にもならなくてはいけません。
あえて、キャッチャー向きの性格とは。
を一言で言うと、「正直者を演じれる卑怯者」という答えになります。