先輩に対し敬語を使わない後輩の理由を10選まとめました。
- 堅苦しい感じが嫌
- 敬語がわからない
- 自分の方が立場が上だと思っている
- 自分が考える力が低下している
- 縦の関係がなくなっている
- 悪気はない
- 敬語が人間関係の壁を作っていると考えている
- 先輩が尊敬できない
- 女性の社会進出を妨げる
- ゆとり世代
1. 堅苦しい感じが嫌
敬語を使わず、タメ口ではなすことが、年齢を問わず仲良くなれると思っている人は、先輩に対してだけではなく、どんな人に対しても敬語を使いません。
また、職場の堅苦しい雰囲気が苦手なため、あえてタメ口を使う人もいます。
2. 敬語がわからない
親や学校できちんと敬語を教えられず、体育会系の部活をしていなかったような子供というのは、そもそも敬語というものを使ったことがない場合があります。
こういう場合は、先輩に対して敬語を使いたくても、使えない状況になります。
3. 自分の方が立場が上だと思っている
先輩に対して敬語を使わない後輩は、年上を敬うという意識がなく、若さばかりがもてはやされると勘違いしてしまい、年上の方が格下だと思っている人もいます。
こういうった人は、はなから先輩を格下だと思っていますから、敬語を使うことはありません。
4. 自分が考える力が低下している
敬語を使わないことで、自分にマイナスが生じているということを理解できていない人は、今までも問題がなかったのだから、敬語を使う必要はないと考えていることが少なくありません。
5. 縦の関係がなくなっている
最近は以前に比べると、縦の関係がどんどんなくなってきています。
小学校でも、生徒のことを男女問わず○○さんと呼ぶほどですから、徐々に大人の威厳といったものが失われてきています。
このように、子供が大人に敬語を使う機会や、学ぶ機会がどんどん減っているため、先輩や上司に対してタメ口で話すようになってしまいます。
6. 悪気はない
先輩に対して敬語を使わない後輩は、敬語を使うこと自体、学んでいないことが多く、タメ口で話していても決して悪気はありません。
彼らはそういったものだと思っていますから、タメ口で話すことで、親しみを表しているとも考えられます。
こういった人達に、その口の聞き方はなんだと頭ごなしに怒っても、どうして怒られているのかを理解することができません。
彼らは、タメ口で話すことが悪いことだとは思っていませんから、頭ごなしに怒るのではなく、敬語の使い方を教えてあげることが大切です。
一般的には敬語を使うことが常識となっていても、年代によっては新しい知識だということは少なくありません。
そのため、じっくりと教えてあげることが大切です。
7. 敬語が人間関係の壁を作っていると考えている
もともと日本は、上下関係が厳しく、1つ年齢が違うだけで後輩は先輩に敬語を使わないといけない時代がありましが。
近年でも、特に運動部ではまだ上下関係はあり、年上の方がえらいという年齢的役割ができあがっています。
ただ、こういった敬語関係が存在するため、壁ができてしまい腹を割って話す機会が減少していると考えている人もいます。
こういった考えの人は、先輩後輩関係なく、敬語を使わない人といえます。
8. 先輩が尊敬できない
最近の若者は年上を敬わないなどという人もいますが、敬語を使われない理由は、彼ら自身にある場合も少なくありません。
こういった考えの人というのは、年上であることに胡座をかいてしまい、年下から尊敬されるような態度や振る舞いをしてこなかった人でもあります。
こういった人に対して、敬う気持ちが起こらないのも当然です。
自分に敬語を使って欲しいと思っているのであれば、それ相応の振る舞いをすることが大切です。
9. 女性の社会進出を妨げる
敬語は、女性の社会進出の障害となっているのではないかという考えもあります。
多くの女性は、出産や育児によって、一定の期間職場から離れざるを得なくなってしまいます。
中には、職場に戻ると後から入ってきた後輩が、自分よりも仕事の経験を積んでいることもありますし、役職があがっているというケースも少なくありません。
そういった場合、かつての後輩に敬語を使わなくてはいけなくなり、気まずい思いをすることもあります。
10. ゆとり世代
20代を中心とした若手の社員というのは、バブルが崩壊した後、会社に頼らずに、個人を重視する意識が根付いてから入社した人達ですから、考え方がそもそも上司とは異なります。
そのため、敬語をつかわなかったり、仕事とプライベートの優先順位、会社の飲み会などについて、意識の差が大きくあります。
上司や顧客にもタメ口を使うという場合は、ゆとり世代の特徴といえます。
敬語というのは、時代とともに変化するものです。
敬語には相手を高める尊敬語と、自分がへりくだる謙譲語がありますが、最近は、尊敬語が以前では使われなかった文脈にまで使われるようになり、三重敬語となっているケースも少なくありません。
また、最近では、話している相手の所有物に対しても敬語を使う傾向が高く、従来からすると間違った敬語が使われるケースは少なくありません。
敬語の使いすぎは、現代社会に複雑なコミュニケーションが求められていることの現れですから、型通りの敬語を覚えるのは難しいといえます。