アニメや漫画が好き、二次元の世界こそ正義といった、二次元が好きな人の心理についてまとめてみました。
- 刺激や魅力に満ち溢れているから
- 現実世界に嫌気がさしているから
- あり得ないことを追体験できるから
- 心の支えになっているから
- キャラクターに愛着が湧き、行く末を見守りたいと思っているから
- キャラクターと擬似的に恋をしたいから
- 作品が素晴らしすぎて多くの人に面白さや喜びを伝えたいから
- 子供のころから二次元に触れる機会が多かったので普通だと思っている
- 空想や妄想が好きだから
- 自分も創作に興味があるから
1. 刺激や魅力に満ち溢れているから
二次元の世界は、現実世界にない刺激や魅力に溢れています。
異能者同士のバトル、物や概念の擬人化、鬼気迫るサスペンスや推理、壮大な世界観など、ファンタジックでスペクタクルな夢のある世界と言ってよいでしょう。
そうした世界にあこがれるのは当然のことです。
面白くて楽しいものを求めるのは人の常なのです。
2. 現実世界に嫌気がさしているから
現実世界に嫌気がさして、二次元に傾倒する人もいます。
人間関係の問題や、格差、貧困、戦争など、目を覆いたくなる現実はたくさんあります。
日々の暗いニュースを聞くことさえ嫌で、TVなどを見ようとしない人もいます。
こうした辛い日常から避難し心癒す場所が、魅力溢れる二次元の世界なのです。
もちろん、二次元を楽しむにはある程度お金も必要です。
現実でお金を稼ぎつつ、二次元に注ぎ込む人もたくさんいるのです。
3. あり得ないことを追体験できるから
二次元の世界では、現実には起こり得ないことも日常的に起こります。
車も人も飛行する時代、ドラゴンや妖精と共に生活する国、など、非現実的でワクワクするようなことがいっぱいあります。
そして楽しいだけではなく、現実の世界にも通ずるような問題や事件を経験し、登場人物の心の機微や、喜怒哀楽を感じられるのが大きな魅力といっても良いでしょう。
どこか自分や周囲の世界と重なる部分があるからこそ、追体験しているような気持ちになれるのです。
4. 心の支えになっているから
二次元が心の支えになっている人も多くいます。
現実に傷付いたり、疲れたりした時、とある小説が、漫画が、アニメが、自分の心を癒した記憶はないでしょうか。
主人公の台詞や生き方に支えられた、ワクワクする世界をみることで気持ちが晴れた、など、多くの場面において、二次元が心を救い支えになることもたくさんあるのです。
「現実を見ないで、そんなものにばかり触れているな、馬鹿になるぞ」と罵る人も中にはいるでしょう。
しかしながらそれは間違いなのです。
二次元を心の支えにしているから、それらのコンテンツを奪ったり、破壊したりする行動はあってはならないのです。
5. キャラクターに愛着が湧き、行く末を見守りたいと思っているから
キャラクターに愛着が湧いて、二次元を愛する人も多くいます。
憧れの対象として見る人もいれば、父母のような気持ちで見守る人もいます。
片想いの恋心だったり、宗教的な崇拝だったり、様々な心をキャラクターに向けています。
そのキャラクターが幸せであって欲しいと願う人達もたくさんいるでしょう。
こうした思いが残り続けることで、キャラクターや作品は生き続けるのです。
6. キャラクターと擬似的に恋をしたいから
キャラクターとの擬似恋愛や絆を結ぶようなコンテンツも昔から、多く見られます。
現実で恋人を得るよりも、二次元の恋の方が、理想的で刺激的で幸せであることもあるのです。
よりメディアに触れやすくなり、他者とのコミュニケーションが間接的なものになってきた現代では、
いわゆる普通の恋愛機会というものも、減ってきてしまっているのです。
7. 作品が素晴らしすぎて多くの人に面白さや喜びを伝えたいから
この作品が素晴らしすぎて、多くの人に伝えたいという人も多いです。
ある種、布教とも言っていいような雰囲気で、友人に薦めたり、ファンの集いを開催することもあります。
最近では、ネットのコンテンツが増大したので、そうした面白さや喜びを爆発的に広げることができるようになりました。
直接的なふれあいは減ったものの、多くの人と二次元の楽しみを共有できる現代なのです。
しかしながら、考え方は人それぞれで、お互いの解釈や思いの方向性の違いによって、軋轢が生まれることもあります。
好きにも様々な種類があり、二次元とはいえ、結局のところ、現実の人間の思いが複雑に絡みあっているのです。
8. 子供のころから二次元に触れる機会が多かったので普通だと思っている
子供のころから二次元に触れる機会が多かった人もいます。
親もなんらかのマニアやオタクだった。
家に本や漫画がたくさんあった。
ジャンルは問わず、親がアニメを見せてくれた。
など、さまざまな環境によって、自分自身のオタクの性質も決まっていきます。
もちろん激しく二次元を嫌う親であっても、子は二次元が大好きということも往々にしてあります。
何にせよ、二次元ハマるきっかけがあるということです。
9. 空想や妄想が好きだから
空想や妄想が好きな人も、二次元が好きな人が多いです。
現実が辛いにせよ、そうでないせよ、つい妄想に走ってしまう性格の人もいます。
そうした妄想の世界を、体現したり、補ってくれるものこそが二次元なのです。
また、二次元に触れることで、よりインスピレーションが湧いてくるでしょう。
10. 自分も創作に興味があるから
自分自身も創作に興味がある人は、多くの二次元作品に触れるでしょう。
漫画家や、小説家、イラストレーターやアニメーター、脚本家、監督など、何かを想像し、作る仕事にとって、二次元は切っても切れない大切なものです。
その世界に触れることで自分の想像性や、創造力を高めることができるのです。
二次元を愛することは決して悪いことではありません。
作品から多くのことを学び、自分自身を成長させることもできるのです。
もちろん現実を生きながら、二次元にも触れる、そのバランスの良さが大切です。