人を見下す癖がある人とはなるべく接したくないと思うものです。
そのような人を見分けるためのいくつかのポイントをここで紹介したいと思います。
- 過去に成功
- 不安
- コンプレックス
- 嫉妬心
- 優越感を味わいたい
- 容姿がいい
- 頑固
- 自分ならできると思い込む
- 自慢が好き
- やる気を起こさせる
- 比較する
- 批判的
- 向上心が強い
- 理解しようとしない
- 柔軟性がない
1. 過去に成功
人を見下す傾向にある人は、それなりの自信を有しています。
そのため過去に何らかの成功を収めたことがあり、それをいつまでも鼻にかけているのです。
「自分は過去にこんなすごいことをした、そらゆえに他の人よりも優っている」という思いが心に刻まれており、それが人を見下すという行動に現れるのです。
このような良い思い出は周りの人が自分よりも優れているという現実を見失わせます。
そのため自分の立場を理解できないまま人を見下し、後々恥ずかしい思いをすることがあります。
2. 不安
意外なことかもしれませんが、不安な気持ちを抱いている人の中にも人を見下す傾向が見られます。
なぜ不安を抱えている人が人を見下すのかというと、このような気持ちを紛らわすために他の人よりも優れていたいという気持ちが湧いてくるために、人を見下すという行動に出てしまうのです。
中には精神的に不安定な状態に陥る人もおり、あるときは明るく、しかし別のときは激しく自分をアピールすることもあります。
3. コンプレックス
コンプレックスを感じている人の中にも、人を見下すことがあります。
このような人は自分が抱えているコンプレックスを打ち消したいという気持ちから、人を見下すことがあります。
たとえば背が低いことにコンプレックスを感じてる人が自分よりもさらに背の低い人を見つけ、その人を見下すことで、「自分はあの人より背が高い」という優越感を抱こうとします。
このような人は何かに自信を持てるようになると、この性格を改善できます。
4. 嫉妬心
嫉妬心を抱く人も自分が他の人よりも優れてることをアピールしたいという気持ちに駆られます。
たとえば多くの人たちから人気のある人を見て嫉妬心を抱くと、その人やその人の友達を見下すような発言をし、自分のほうが優れてるという考えを他の人に植え付けようとします。
このよう宇な状況は人の評判を傷つけたりするなど、大きな問題に発展しかねません。
そのため注意が必要です。
5. 優越感を味わいたい
人を見下すと自分が他の人よりも価値のある人間であるという感覚を味わうことになります。
このような感覚が快感となり、やめられなくなるという人もいます。
このような人は他の人のあら捜しを行い、どうにかして自分が優位に立とうと躍起になります。
こうした性格は気を付けていないとエスカレートし、最終的には人から嫌われる存在になりかねません。
そのため注意が必要です。
6. 容姿がいい
容姿が良く、他の人からそれを褒められることがある人も、他の人を見下すことがあります。
容姿が良いというのは、大きなメリットとなります。
しかし中身が伴っていなければ傲慢な性格を生じさせることがあります。
そして傲慢な性格は自分が一番であるという錯覚を生じさせ、容易に人を見下すことになります。
このような状況が明るみになると、「性格の悪い人」というレッテルが貼られるようになります。
そして今までの人気が嘘のように引いていくこともあり、友達が一気にいなくなることもあります。
7. 頑固
自分の思い通りにならないことがあると、人を見下してストレスを発散させたり、悪評を流して相手を苦しめようとする人がいます。
もちろん自分の提案がベストであるにもかかわらず、それが却下された場合はこのような感情が芽生えることもあるでしょう。
しかしただ頑固な人は自分の決定がベストではないがゆえに却下された場合でも、人を容易に見下します。
8. 自分ならできると思い込む
誰かの失敗を耳にしたとき、その人を見下す人がいます。
もちろんその失敗が不注意によるものであるなら、責められても当然と思われる状況も存在することでしょう。
しかしその失敗が阻止しがたいものであったり、自分が一度も行ったことのないことであるにもかかわらず、失敗者を見下す人がいます。
このような人の心理は、「自分ならできる」という根拠のない自信です。
意外なことかもしれませんが、このような自信は経験の少なく、チャレンジ精神のない人に見られることがあります。
9. 自慢が好き
自分をアピールする一番の方法は、自分の過去の業績を自慢することです。
しかし自分よりも優れた業績を残した人が現れると、太刀打ちできなくなります。
このような状況に直面すると、その人の評判を落とすためにあら捜しを行い、その人を見下すという行動に出るのです。
「あの人の仕事は詰めが甘い」とか「仕事を評価する人の能力がない」など、人を見下すことで自分の評価を高めようと躍起になるのです。
10. やる気を起こさせる
自分よりも優れた人を見るとがっかりしてしまう人がいます。
しかし優れた人にも欠点があり、自分にもその人より優れた人間になるチャンスがあるという気持ちを抱かせるために、人を見下すことがあります。
このような場合は見下す対象となる人の悪評を流すというよりは、自分の心の中で人を見下します。
自信を持たせるためとはいえ、いつかはこのような考え方が行動に現れてしまうことになるために、なるべく早いうちに調整するべきです。
11. 比較する
人と自分を比較するのが好きな人がいます。
そのような人の中には他の人の劣っている点を見つけ、それを見下す傾向にあります。
比較は自分が行うべき点を気づかせてくれることもありますが、劣っている点が多いと絶望感を抱かせます。
また自分よりも劣っている人の欠点を見つけてそれを見下すという良くない考え方も生じるために、あまりお勧めできません。
比較することよりも自分のベストを尽くすことに努めるべきです。
12. 批判的
とにかく物事を批判する傾向にある人も、人を見下すことがあります。
このような性格は知らず識らずのうちに培われてしまうことがあります。
そのためテレビを見ているときなどに画面の中で活躍している人物を批判するなどの行動には注意が必要です。
「知らない人を批判するのは問題ない」と感じることがあるかもしれませんが、そのような習慣は知らないうちに知人に対しても行われるようになりますので、気を付ける必要があります。
13. 向上心が強い
向上心が強く、自分をこれからも訓練していきたいと感じている人の中にも、人を見下すことがあります。
とにかくやる気を起こさせるために自分を奮い立たせ、人を見下して「自分はあんな人に負けるはずがない」という気持ちを糧に前進していくのです。
このような気持ちは大きなライバル心へとつながり、人間関係に大きく影響することがあります。
そのため和を乱すことにもつながりかねないために、注意が必要です。
14. 理解しようとしない
「あの人はなぜあのような発言をしたのだろう」「なぜあのような行動を取ったのだろう」と自問することは非常に重要です。
ときには周りの人が思いもしないような行動を取ることがありますが、それにはきちんとした理由が存在することもあります。
そのため冒頭で述べた2つの質問を考えることは非常に重要です。
そしてこれらを考慮しない人の中にはその人の言動をただ受け止め、見下すことがあります。
15. 柔軟性がない
人には様々な癖や個性が存在します。
そのためそうしたものを受け入れることが必要なわけですが、それができなければフラストレーションがたまってしまいます。
そしてそれはストレスへと発展し、最終的に人を見下すという行為によって発散されます。
このような状況が示しているように、柔軟性のない人も人を見下すことがあります。
しかし当然のことながら誰にでも欠点はあるものです。
そのため柔軟性がなく、人を見下す人は自分の欠点を棚に上げていることになり、これを指摘されると言い訳ができなくなります。