他人と自分を見比べてしまう心理はどうして発生するのかまとめてみました。
- 潜在意識の中に他人と比べたい心理がある
- 動物的な本能で他人と比べてしまう
- 未熟だからこそ他人との差を知りたがる
- 閉鎖的な環境だからこそ他人と見比べてしまう
- 家庭内の影響で他人と見比べてしまう
- 資本主義の社会は人と見比べないと生きていけない
- 遺伝子によって人の体には個性があることがわかる
- 努力すれば他人よりも有益になれるからこそ比べ抜く
- ステータスを守りたいのが人間の心理
- 認められない人ほど他人と自分を比較しやすい
- 子孫を残すための心理
- 優越感に浸りたい
- 人間には物差しが必要
- 比べすぎるのもよくない
人間は誰しも優越感を持ちたいと思うものです。
なぜなら人間には高等な頭脳が備わっているからです。
人と見比べる術を持っているのです。
ですが、あまりにも過敏に他人と比べてしまうと、それがかえって仇となりコンプレックスになってしまうこともあります。
ではどうして人は自分と他人を比べてしまうのでしょうか。
1. 潜在意識の中に他人と比べたい心理がある
潜在意識の中にそもそも自分がどうあるべきなのかという事を、知りたがる傾向にあるのが人間の特徴でもあります。
世の中には様々な職種を持っている人もいますし、その職業に憧れるというのも、やはり自立するために必要なプロセスでもあります。
それに見合う人間なのかどうかということも、他人と比較してみないと分からないという現状があります。
2. 動物的な本能で他人と比べてしまう
人間ばかりではなく動物にも地位があります。
群れの中でボスの争いなどもありますし、当然2位、3位といくつかのランク分があるのです。
これはオス同士の争いばかりではなく、メスにもある程度は人気度というものがあるのです。
このような動物の中にも差がある限り、結果的に争いの中から自分がどの程度であるのかということを明確に示しているのです。
これと同じように他人と比較すると言う事は自分の今いるランクや立場もあるということです。
3. 未熟だからこそ他人との差を知りたがる
誰しも良い部分や悪い部分があります。
それに気づいていないと余計にも他人と比べてしまう心理が大きくなってしまいます。
自分の欠点を知らないという事は、経験が浅いということに他なりません。
経験があまりない場合には、威勢を張って生きることもあるでしょう。
ですが根本的に無理をしている状態ですから、いつしか疲れを感じるようになります。
そうすると自分がどの程度であるのかと気になってくるのです。
4. 閉鎖的な環境だからこそ他人と見比べてしまう
人間は生きる中でどうしても避けられないことがあります。
それがパートナーとの出会いです。
男女の仲だけではなく人間関係において付き合いというものは避けられるものではありません。
自分にある程度魅力があれば付き合う人も増えますし、人生経験においても様々なことを知ることができます。
ですが、今では閉鎖的な社会になりつつありますから、他人との付き合いも減り、より自分の立場というものが気になってしまうのです。
5. 家庭内の影響で他人と見比べてしまう
なぜ自分を比べてしまうのかというと、家庭内での影響もあるでしょう。
親からうるさくお前はダメだと言われ続けていると、そんなに自分がダメなのかと心配になってしまうこともあるでしょう。
逆に褒められ過ぎても自立しようとする時に、それほど自分に能力があるのかと戸惑ってしまうこともあります。
そういった時にも自分がどの程度であるのかということを知りたくなります。
自分がいるだけでは、どの程度の能力のがあるのかということも、見極めることが難しいのです。
6. 資本主義の社会は人と見比べないと生きていけない
資本主義の社会では力の上下関係が非常に高いのもデメリットとなっています。
より学歴があればそれだけでも生活に十分な潤いを与えてくれる職種に就くことができます。
一見バランスの取れている制度のようにも見えるのですが、強いものが勝ち続け弱いものが負け続けると言う悪い部分も持っています。
こういったシステムの中に自分の存在が置かれるからこそ、他人と見比べたいという気持ちも強くなってくるのです。
7. 遺伝子によって人の体には個性があることがわかる
そもそも人間には体格や知識などにかなりの差があるものです。
それを決定できるのは受け継いだ遺伝子だけです。
さらに、それを見極める目を人間は持っているのです。
身長差はわかりやすいですし、体格の差や筋力の差なども分かってくるものです。
見た目という判断もいわゆる簡単に他人と見比べられる部分ですから、おのずと差が分かってしまうものなのです。
8. 努力すれば他人よりも有益になれるからこそ比べ抜く
ですが、生まれ持って体格や能力に自信がなかったとしても、それを努力で補う術を人間は持っています。
だからこそ、他人と自分を見比べ競争するのです。
どれだけ自分の体力に自信がなくても、運動を重ねてれば筋肉量もそれなりに増えますし、学力についても人よりもたくさん物事を知るように努力すればそれなりの知識もつくものです。
だからこそ人は他人と見比べながら競争して過ごしているのです。
9. ステータスを守りたいのが人間の心理
隣の芝生は青いという言葉もありますが、自分の方がより良い生活をしたいという思いを人間は持つものです。
さらに自分は少しでも偉いと誇張したい部分もあるのです。
誰しも自分が褒められて悪い思いをする人はいないでしょう。
一定のステータスを持ちたいと思うのが人間の心理でもあります。
だからこそ、人は人と見比べることをやめないのです。
10. 認められない人ほど他人と自分を比較しやすい
特に人間というのは人に認められたいという思いを抱えているものです。
ですが最近の社会の中では、認められないことの方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
そうなると人というのは他人よりも少しでも優位に立ちたいと考えるものです。
自分なりに満たされている状態であれば他人と見比べる必要は全くないとも言えるのです。