いつでもすぐに周りに気を使い、気がついたときにはすっかり疲れきってしまった、という経験をお持ちの方は意外に多いのではないでしょうか。
すぐに気を使ってしまう人とは、どのような人なのでしょうか。
まずは、外見的な特徴から見ていきましょう。
- 常に周りを見回してしまう
- 笑いじわができている
- 猫背
- 「ありがとう」より「すみません」が先に出る
- 話すタイミングを逃してしまう
- 話の内容が見えづらい人
- そもそも話の輪にはいっていない
- 反論できない
- 引っ込み思案である
- 相手のことを一番に考える
- 自分に厳しい
- リーダーシップがあると言われる
- 人気者になりたい人
- まとめ
1. 常に周りを見回してしまう
周りに気を使う人は、常に自分の周りにいる人の動きや声に反応して常に周りを見回しながら生活しています。
周りから見れば、挙動不審なくらい、首や目を動かしキョロキョロと様子を伺います。
まるで、小動物が自分を捕食する肉食獣におびえているかのようです。
2. 笑いじわができている
それほど年を取っていないのに目の周りにだけ、カラスの足跡のようなシワがよっている人がいます。
気を使う人は、周りの状況に合わせて表情を作るため、無理に笑顔をつくり、目の周りに笑いじわができやすくなります。
3. 猫背
些細なことでも人に頭を下げ、体全体で低い姿勢を作る人がいます。
ちょうど「ちょっと通りますよ」とやる時と同じ姿勢です。
すぐに気を使う人は、自然と体で、相手の下手に出ることを覚えています。
長年頭を低くする姿勢を取ることで、少し猫背気味になっていることが多いのです。
もちろん、見た目の特徴は、生まれ持ったものもありますから一概には言うことはできません。
しかしすぐに気を使う人は、第一印象から、まるで大きな犬に怯えるチワワのような雰囲気を醸し出しています。
常に周りを見渡しながら表情や仕草を溶け込ませようとします。
では、次に、話し方の特徴をあげてみましょう。
4. 「ありがとう」より「すみません」が先に出る
気を使う人は、ついつい「ありがとう」と言うべき場面で先に「すみません」という言葉が口をついで出てしまいます。
相手と対等に向き合い感謝の気持ちを表すより先に、相手に何かしてもらって申し訳ない、という気持ちが先行するのです。
5. 話すタイミングを逃してしまう
相手とマンツーマンなら、スムーズに話せるのに、大勢になった途端、話すタイミングをつかめず、だんまりになってしまう人がいます。
そのような人は、大勢の話にきちんと耳を傾けるうち、次の人が発言を初めてしまい、気兼ねして自分が遮って入ることができなくなってしまう人です。
大勢でわいわいおしゃべりするのが苦手な人も、気遣いの素質を持っている人なのです。
6. 話の内容が見えづらい人
気を使う人は、話相手が自分の発言で傷つくことがないか常に考えています。
そのため時々、言葉をオブラートに包みすぎて、本当に言いたいことが相手に伝わらないことがあります。
もっと悪い場合には、違った意図で伝わってしまい、気を使ったつもりが本末転倒になってしまった、なんていうこともあります。
7. そもそも話の輪にはいっていない
大勢で集まる場や飲み会の席で、じっくり話の輪に加わらず常に配膳に気を配ったり、ドリンクの注文を取りに行ったりばたばたと動き回る人がいます。
気を使う人は、周りを見渡しながら、人一倍やるべきことに気が付きます。
そうして話している人たちに悪いからと、ついつい自分が全部やってしまうのです。
8. 反論できない
気を使う人は、相槌をうつのがとても上手です。
相手の話をきちんと聞いて、適切な反応を常に考えているからです。
でも、相手が言ったことに反論するのはとても苦手です。
相手を否定すると自分が悪いことをしているような気持ちになるのです。
気を使う人は、相手の反応を普通の人以上に気にします。
自分の話すことに対し必要以上に責任感を感じてしまいます。
その結果、大勢の話の輪に混ざることが苦手だったり、相手を言い負かす議論の場が苦手だったりします。
9. 引っ込み思案である
気を使う人は、自分を常に一歩引いた位置に置こうとします。
人の反応が気になってしまうため、発表会やプレゼンテーションなど積極的に人前に立つことが苦手です。
どちらかと言うと、じっくり人の話に耳を傾け、メモを取りながら考えをまとめ、文字でゆっくり表現することを好みます。
10. 相手のことを一番に考える
自分のことは後回しにし、常に人のことを一番に考える人は、総じて気を使う人だと言えるでしょう。
例えば、買い物に行った時、自分の洋服を買いに来ているにもかかわらず、「これは誰々に似合いそう」「これは何とかちゃんが着たら可愛いと思う」と自分の友人のコーディネートばかり考えて、結局自分の洋服はなかなか買わない、という人がいます。
そういった考えに自然にいきつける人は、周りにいる人に気を使える人なのです。
11. 自分に厳しい
例えば、自分のご飯はそっちのけで毎日一所懸命子どもの喜ぶ食事を作るお母さんがいます。
部下の失敗を自分のせいにして謝ってくれる上司がいます(めったにいませんが)。
そんな人は、自分では意識していなくても周りから見れば立派な気を使える人なのです。
12. リーダーシップがあると言われる
自分でなろうと思わないのに、なぜか、部活の部長や会社のプロジェクトリーダーに抜擢されてしまう、という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
気を使う人は、周囲を観察するうちに、周りの人が気づかない課題をいち早く発見し、人が動く前に自ら動きます。
そういう人は、自分が意識しなくても自然にリーダーシップを身に着けているのです。
13. 人気者になりたい人
話題の「インスタばえ」ではありませんが、常に周りからの評価を得たいと思っている人がいます。
あまり感心できる意味合いではありませんが、そういう人は、意識して気遣いのできる人になろうとし、そのように振る舞います。
自然に気を使っているわけではありませんが、周囲からは、気を使える人として評価されるようになります。
まとめ
すぐに気をつかう人は、良くも悪くも周囲の反応に敏感です。
そのため、気を使わない人よりも人一倍心が疲れやすくなります。
この記事をご覧頂き、なんだか心当たりがあるなという方は、一度一人でカフェに入ってゆっくり心休めの日を作ってみるのも良いのではないでしょうか。