適応能力が高い人にはいくつかの特徴があります。
ここではそのうちの10個について取り上げています。
- 海外生活をしたことがある
- ニーズを探すことができる
- ポジティブ
- 楽観的
- チャレンジ精神がある
- 急がない
- よく笑う
- 敬意を払う
- 自分を良く見せようとしない
- 相手の意見を受けいれる
- まとめ
1. 海外生活をしたことがある
適応能力とは自分以外の人たちとのコミュニケーションの中で、問題なく過ごせる能力のことです。
多くの人は学校でのクラス替えの時期や就職し始めの時期にストレスを感じたり、一時的におとなしくなってしまうことがあります。
この原因の多くは適応能力の度合いに起因しているのです。
日本人は人目を気にする民族として知られていますが、海外ではそのようなことを気にせずに生活することが一般化している国もあります。
そのような国で生活したことのある人は人目を気にせずに生活できることがあり、それゆえに高い適応能力を有しています。
2. ニーズを探すことができる
自分が必要とされている状況に身を置けば、何を行うべきかがはっきりと見えてきます。
そのためどのようなシーンで自分が活躍できるのかを知ることができれば、自分が置かれている環境で思う存分活躍することができます。
そのため適応能力がある人の多くは自分が必要とされている場所を見つける能力に長けており、その場に身を置くことができます。
このようにすれば人目を気にする余裕もないほど忙しくすることができるために、自分を十分に活かすことができます。
3. ポジティブ
何事にもポジティブな性格の人がいます。
このような人は自分が置かれている環境から何かを学べるに違いないと感じ、そこから最大の益を得ようと一生懸命に努力します。
そのため緊張や不安というものは薄れ、環境にいち早く慣れることができます。
しかし何らかの理由でポジティブに物事が見れなくなると一気に緊張や不安に襲われることもあります。
そのため自分のキャパシティーを超えてしまうほどの頑張りを継続することは避けたほうが無難です。
4. 楽観的
新しい職場に移動したり、転校したりすると、「ここで失敗したらどうしよう」という思いが先行するものです。
そしてそのような気持ちが何かと失敗を生じさせ、その都度落ち込みを経験することになります。
このような悪循環は誰にでも生じうることです。
そのため小さな失敗をいつまでも悔やんでしまうのであれば、環境に慣れるのは難しいでしょう。
この点で楽観的な性格の人は小さな失敗を気にせずに突き進むために、適応能力に長けていると言えます。
5. チャレンジ精神がある
新しい環境に負けることなく自分を活かすためにはエネルギーが必要です。
いつも以上に頑張らなければ慣れることはできず、いつまでもおとなしい人として活動することになります。
3つ目の項目でも取り上げましたが、過度に頑張ることは疲れを生じさせます。
しかしいつもより少し多めの力を生じさせて自分が今置かれている環境に慣れるためには、チャレンジ精神を持つことが必要です。
そのためこのような精神を抱いている人は、同時に適応能力をも有しているのです。
6. 急がない
これまで考えてきたように、新たな環境に慣れることができなければ不安や緊張が長引くことになります。
そのためできるだけ早く環境に慣れることができるよう、最善の努力を払う人がいます。
もちろんこのような努力は功を奏することが多々ありますし、払うべきものです。
しかし自分が置かれている環境になかなか慣れることができないと気落ちしてしまう人がいます。
このような落ち込みは精神的に大きなショックをもたらします。
しかし適応能力がある人はこの点で焦りません。
時間をかけてゆっくりと周りの人と仲良くなっていくのです。
7. よく笑う
新たな環境で雰囲気を和ませるのに最も効果的なのは、笑顔を見せることです。
緊張した表情で周りの人に接していると「不愛想な人」という印象を与えてしまうことがあり、近づきにくく感じられてしまいます。
このような状況を避けるためにも笑顔を作ることは必要です。
そして近づきやすい人として認識されれば周りの人の方からのアプローチがあります。
こうなれば環境に慣れるのは容易でしょう。
そのため適応能力のある人の多くは笑顔を絶やしません。
8. 敬意を払う
親しみやすい人と聞くと、何でも気を使わずに気楽に話ができる人を思い浮かべるかもしれません。
もちろんこのような人は誰からも好かれます。
そのため新たな環境に置かれた人の場合、このような性格の持ち主であれば周りの人から好かれることも多々あります。
しかし敬語も使わずに馴れ馴れしく話すような人は受け入れがたく感じられることもあります。
たとえ本院に悪気がなくても周りの人から誤解されてしまうこともあるために、このような話し方には注意が必要です。
この点で適応能力のある人は敬語の重要性を心得ており、「親しい中にも礼儀あり」という精神を貫き通します。
9. 自分を良く見せようとしない
新たな環境に置かれると自分を良く見せようと感じるものです。
しかしこのような背伸びは疲れや緊張を生じさせます。
その結果、新たな環境になかなか慣れることができないという状況に直面することがあるのです。
しかし適応能力のある人は自分を必要以上によく見せようとしません。
むしろありのままの自分を見てもらおうと考え、背伸びはしないのです。
このような態度はストレスを軽減させ、環境に慣れるための力を生じさせます。
10. 相手の意見を受けいれる
新たな職場に身を置き、「ここはできていないことが多すぎる」と感じたことがあるかもしれません。
しかしこのような思いを周りの人にぶつけてしまうと、最初から反発を招いてしまいます。
適応能力のある人はこのような状況に直面してもすぐに行動しません。
まずは周りの人の意見に耳を傾け、状況を知ることに努めるのです。
このような態度は周りからの信頼を得るのに役立ち、その結果環境にいち早く慣れることができます。
まとめ
これまで見てきたように、適応能力があるというのは素晴らしいことです。
このような能力は生まれ持った性格が関係していることもありますが、大人になってから培うことも可能です。
そのためこのような能力を持ち合わせていない人は上記で考慮した点を思いに留め、諦めることなく努力することが必要なのです。