「草食男子」という言葉が、雑誌やテレビなどに現れるようになって、久しいですが、このことばに表されているように、ぐいぐい迫る「肉食女子」に対して、押しの弱い草食系の男性が増えていることは確かなようです。
- 相手の目を見て話せない
- 何事も優柔不断
- 失敗を避け、恐れる
- 周りを気にする
- 基本的に優しい
- 純粋な心の持ち主
- 積極性が足りない
- 八方美人的な対応
- 器が小さい
- 自分に自信がない
- まとめ
1. 相手の目を見て話せない
相手の目を見て話すことが苦手です。
相手と目を合わせても、すぐに目線を離しがちで、いわゆる目が泳ぐような様子でしか会話ができません。
だから、正面から女性を見据え、目を見て話すということができず、女性の側からすると、「本当に、私のこと好きなのかしら」という疑問さえ、わいてきます。
見方によっては、おどおどした印象を相手に与え、以下に述べる性格や姿勢とも重なる部分があります。
2. 何事も優柔不断
煮えきれないというか、決めきれないというか、スパッと決断することができない、まずは、アクションを起こすといった、ある面、大胆な行動にでることが、あまりありません。
レストラン一つ決めるにもしても「〇〇に、行こう」と、歩き出せばよいものを、「食事どこにする」「どこがいい」と尋ね、相手にその責務を渡します。
そのくせ「〇〇にしよう」と言うと、「あそこは…」と、愚痴り始める始末で、万事が、この傾向にあるので、うじうじした印象が、ぬぐえません。
3. 失敗を避け、恐れる
何事も失敗することが苦手で、常に、失敗しないようにと細心の注意を払って、行動するように心がけています。
それで、従来と違う手順で行うとか、全く別の方法を試すといった、革新的なことは避けていく傾向にあって、従来通り、前例踏襲の安全パイで、物事を修めていこうとするタイプです。
失敗を避けるのは、次の項で述べることとも、深くかかわっています。
4. 周りを気にする
. . 世間体という、多様な価値観や倫理観をもった不特定多数の人々や同じ職場のメンバーなどが、自分をどう見ているか、評価しているかが、おおいに気になる性格です。
周りの目を気にしながらというより、周りの評価を気にしながら、いろいろな課題を解決していこうとしていますので、場合によっては、自分より、周りの理を優先したりすることもあります。
5. 基本的に優しい
芯は、優しい人に、押しに弱い人が多く見られます。
基本、優しいが故に、断ったり、拒否したりすることができずに、仕事を引き受けたり、少々無理な頼み事を押しつけられたり、といったことがあります。
このことは、別の見方をすれば、優柔不断にも見えますし、周りを気にして、断り切れないようにも見受けられます。
そう考えると、全ての根源はこの「優しさ」にあると言えるかもしれません。
6. 純粋な心の持ち主
人を疑ってかかる、話し半分に聞くといったような、ある意味では必要とされるズルさがありません。
人の言うことやすることは、全て鵜呑みにする傾向にありますので、端から見ていると、強く押せば何とかなるように見えて、結果として「押しに弱い人」というレッテルが貼られることになります。
なかでも「君だから~」とか「特別に~」などといった、特別扱いや限定扱いされたものには、めっぽう弱く、押しに弱い人は「人がいい」とされる根拠が、ここあたりにもあります。
7. 積極性が足りない
自分からぐいぐい押していくような積極性に欠けています。
それはまた、自分自身の自信のなさの表れでもあります。
自信のない分、一歩前に出る積極性が見えず、これも優柔不断に戻りますが、消極的なうじうじした性格に映ります。
白黒いずれか腹を決めて、勝負にでるような積極性を持たない限り、何かにつけて、押し切られていく環境は変わりません。
踏み出す勇気を身につけることで、押しの強い人間へと変身をとげたいものです。
8. 八方美人的な対応
周りの目を気にするあまりに、どちらかというと、誰にも悪く見られたくない、誰とも協力する方向で対応したいといった、八方美人的な姿勢がみられがちで、別の見方をすれば、押しに弱い一面であるかのようにもとれます。
ぴしゃりと断る勇気に欠けることが、見る角度によって、押しの強さや弱さに映るわけなので、周りを気にせず自分の主張を通す姿勢をもつことが、押しが強くなる第一歩です。
主張を通す積極性を磨く機会を大事にしたいものです。
9. 器が小さい
自分に自信がないだけに、器も小さい気がします。
それで、器が小さい分、物事を判断する力や決断する力も弱く感じられ、周りの目も非常に気になって、自分のカラーを強く前面に出すことができずにいるようです。
その上、一歩前に出る性格でもないので、どうしても周りに押し切られがちで、押しの弱さが目につく、どことなく頼りない人物に見えてきます。
10. 自分に自信がない
詰まるところ、「押しに、弱い」性格の全ての根幹をなしているものは、「自分自身に対する自信」のありようではないかと思います。
自信がないだけに、次第に、強くでられない性格を生じ、そのことで、様々な事にあたって、周りに押しきられる結果となり、別の見方をすれば、八方美人的であり、優柔不断であり、優しい性格であり、消極的な人物に見えるという堂々巡りの様相を呈しています。
自分を強く信じる心をもって、押し出しの強い人間へと成長したいものです。
押しに弱いということは、上手に利用されていることもあるので、一念発起して押しに強い人間になりたいものです。
まとめ
押しに弱い人は、総じて、人のよい、優しい人の中に見受けられます。
はじめは「無理、無理」と断っていても、最終的には「仕方がありません、今回だけ~」と引き受けることを繰り返している内に、「あいつに頼めば何とかなる」という最後の切り札、スペードのエースのような存在になってしまっている例が多々あります。
こうした時に、意識して前向きに協力するのであれば、問題はなく、むしろ、積極性を育生することにつながりますが、内心では「またかあ」などと、マイナスでとらえている場合には、困った時の助け船とばかりに利用されるだけの存在となりかねません。
優しさや周りに合わせることは、大事な人間が持つべき要素の一つではありますが、あまりにも行き過ぎてしまって、周りから利用される要素になってしまわないようにしたいものです。