面倒は避けたい、問題は起こしたくない、そんな事なかれ主義の人の心理や性格についてまとめました。
- 臆病な性格
- 能あるタカは爪隠す系の頭脳派である
- マイペースな性格
- 強い者を利用する腰ぎんちゃくタイプ
- 目立つことを嫌う性格
- 秘密主義でミステリアスな印象がある
- 馴れ合いを嫌い友人が少ない
- 静かな場所が好き
- どちらかといえば楽をしたい性格
- 挑戦を避け安定や確実性を求める現実主義者
- 観察力や洞察力にすぐれている
- 空気を読むことに長けている
- 争いが嫌いな平和主義者
- まとめ
1. 臆病な性格
事なかれ主義の人は臆病な性格です。
ネガティブな気持ちが強い傾向にあり、いつもマイナスの結果を想定することが多いです。
それゆえに、挑戦をさけ、安全な方を選択することが多いのです。
よく言えば、慎重派で現実主義とも言えるでしょう。
自分の身の丈にあった行動をすることを第一に考えています。
2. 能あるタカは爪隠す系の頭脳派である
事なかれ主義の人は頭脳派でもあります。
少々ズル賢さはありますが、リスク回避のために、思考を働かせ正しい判断をすることに長けています。
時より、情を捨てて保身のために逃げることもあるので、裏切り者や卑怯者扱いされるので気をつけましょう。
また、自分の能力を見せつけるようなことはしません。
自慢や驕りは、嫉妬などのトラブルを呼び込みやすいと分かっているので、自らを明かそうとはせず、必要な時に能力を発揮する性格です。
3. マイペースな性格
事なかれ主義の人は、マイペースな性格でもあります。
面倒事や、問題を避けて、自分の思うままに行動します。
それゆえにワガママととらえられることも多く、リーダーには不向きな性格と言えるでしょう。
目立った行動はしませんが、基本的には自由人で、相手からの束縛を嫌う人も多いです。
4. 強い者を利用する腰ぎんちゃくタイプ
事なかれ主義の人は、しばしば権力者を利用します。
自分より強い者には歯向かわず、従うことが多いです。
しかしながら、ただヘコヘコと下に回るだけではなく、権力者を盾にして上手く利用するような性格の人も多いです。
そして、この人についていったら危ないだろうと察知すると、すぐに距離を置き、裏切る場合もあります。
それゆえに腹黒で食えないやつだと警戒されることも多いでしょう。
5. 目立つことを嫌う性格
事なかれ主義の人は、下手に目立とうとはしません。
目立つことで、他者から目をつけられたり、嫉妬されることを嫌がるからです。
自分の能力や腹の内をさらけ出すことはせず、常に冷静にふるまいます。
いくら楽しくても羽目を外すことがせず、自重するのが基本です。
怒りや悲しみを前面に出すこともしないでしょう。
リーダーよりは、参謀の方が向いている性格といえます。
6. 秘密主義でミステリアスな印象がある
事なかれ主義の人は、秘密が多くミステリアスな印象が強いです。
自分のことを誰かに教えたり、見せたりするということは、弱点や欠点を見せることと同じだと考えています。
だから、不要な発言や自己アピールはせずに、黙っていることが多いです。
謎多き人だと、他者からミステリアスな印象を抱かれることも多いです。
それゆえに魅力が出て、かえって他者からの視線が集まりやすいのがネックです。
7. 馴れ合いを嫌い友人が少ない
事なかれ主義の人は、馴れ合いを嫌います。
友達だと思っていない人には、自分のことを打ち明けようとはしません。
警戒心が強く、秘密を抱えることが多いです。
また、誰か一緒にいるよりは、一人でいた方が精神的にも、体力的にも楽だと感じることが多いでしょう。
それゆえに、友人が少ないです。
たとえ友人になっても、自分の核心をさらけ出すような秘密を語ることはなかなかないでしょう。
本当に信じられる親友だと思った人にしか、打ち明けません。
8. 静かな場所が好き
事なかれ主義の人は、騒々しい場所よりも、静かな場所を好みます。
たくさんの人がいる所には、その分だけ感情が交錯しやすく、トラブルも置きやすいのです。
それゆえに、人混みを避け、お祭りやイベントがあまり好きではないという人も多いでしょう。
また、知識が豊富で、文化面に精通している人も多く、図書館や美術館、博物館などに行くのが好きという人も多いです。
9. どちらかといえば楽をしたい性格
事なかれ主義の人は、面倒くさいことを嫌います。
どちらかというと楽をしたい性格で、やむをえない場合に限って面倒を負うでしょう。
それゆえに、課題や仕事は早めに終わらせる傾向が強いです。
ダラダラと続けることよりも、時間を決めて確実にスピーディーに行います。
計画性のある行動ができるといえるでしょう。
しかし、義務ではなく、任意で行うことには情熱が向きません。
ボランティアなどの慈善活動や、ダイエットなどの自分の欲求を制限しなければならない行動など
そうしたことには、なかなか手がつけられない性格と言えるでしょう。
10. 挑戦を避け安定や確実性を求める現実主義者
事なかれ主義の人は、挑戦を避ける傾向が強いです。
臆病な性格もあいまって、挑戦によって得られる成功よりも、負うべきリスクに目がいってしまいます。
それゆえに、仕事や恋愛に置いては、安定性や確実性を求めます。
刺激や衝動に流されにくい冷静な性格とも言えるでしょう。
きわめて現代的な性格といえます。
11. 観察力や洞察力にすぐれている
事なかれ主義の人は観察力や洞察力に優れています。
大衆の輪から一歩離れて、客観的に人間や環境を観察する力があります。
この人は何をしたいのか、次は何が起こり何をすべきなのか、そうしたこと瞬時に読み取り、予測し、危険を回避する能力にも優れているのです。
情熱や、やる気は少なめですが、冷静な判断力が必要な時は重宝される性格ともいえるでしょう。
12. 空気を読むことに長けている
事なかれ主義の人は空気を読むことに長けています。
悪目立ちを避け、不要な発言を慎むので、目立ちはしませんが、消極的に気配りができる人ともいえます。
常識もあるので、TPOに沿った行動ができるでしょう。
大人としての最低限のマナーは守れる、落ち着いた人という印象が強いです。
13. 争いが嫌いな平和主義者
事なかれ主義の人は、争い事が嫌いです。
どんなにムカついても、自分から喧嘩をふっかけるようなことはしません。
相手が喧嘩腰に絡んできても、努めて冷静な対応をするでしょう。
また、競争に参加することも苦手で、それによって人間関係に軋轢が生まれるのであれば、最初から競争の輪に入らず、周囲を見守ることに徹することも多いです。
大きな成功が得られることは少ないですが、安定と安全に満ちた人生を送ることができます。
まとめ
事なかれ主義者は、よくもわるくも消極的です。
その消極性のおかげで丸く収まる場面もたくさんあります。
しかし、面倒事を避けすぎると、ずるい人だと思われることも多いでしょう。
時には、思いやりや情熱をもって物事に取り組むことが大切です。