なぜか犬に嫌われるという人がいます。
しかしこのような人はたまたまそのような状況に置かれるのではなく、きちんとした理由が存在します。
そのうちの10つを個々で取り上げます。
- 動物が嫌い
- 犬が怖い
- 下手に出過ぎる
- 犬をいじめる
- 初対面なのに馴れ馴れしい
- 声が大きい
- 犬の気持ちを理解しない
- 香水の香りが強い
- 目線が高い
- 上から手を出す
1. 動物が嫌い
犬は人間が思っている以上に人の気持ちを汲み取ることができます。
そもそも心で思っていることは気づかないうちに態度に現れるものです。
そのため犬が嫌いな人の態度を犬は容易に見極めることができ、そのような人に近づくことはしません。
犬によってはただ寄り付かないだけではなく、そのような人に向かって吠えることもあります。
こうした状況に直面すると動物嫌いが進行してしまうこともあり、悪循環となります。
2. 犬が怖い
犬が怖いと感じる人がいます。
そのような人の多くは以前に犬に噛まれた経験をしていたり、動物とあまり触れあったことがないために近づくと襲われてしまうのではないかという不安が恐怖心をあおりたてます。
このような気持ちも犬は察することができます。
そのため犬が怖い人に近づくことのない犬もいます。
しかし中にはそのような人に積極的に近づくものの、その人が一向にフレンドリーな態度を示さないために「なぜ?」といった表情を浮かべて立ちすくんでしまう犬もいます。
3. 下手に出過ぎる
犬になめられてしまう人がいます。
そのような人に対して、犬は素っ気ない態度を示すことがあります。
犬は群れで行動する動物であるために、上下関係を重んじます。
そのため自分よりも立場の高いご主人に対しては忠実に行動します。
しかしあまりに犬に優しくしすぎたり、わがままを聞きすぎるとこの人は自分よりも立場が低いと感じ、素っ気ない態度を示します。
このような犬の態度を変化させることは難しいために、犬が敬意を払うような態度で接するように心がけなければなりません。
4. 犬をいじめる
当然のことながら、犬をいじめるような人は犬に好かれません。
犬が来ると反射的に大声を出して追い払ったり、犬を追いかけたりする人は犬に嫌われます。
このような性格も犬は容易に感じ取ることができます。
このような人は犬に嫌われるというよりは、犬が危険を感じて近寄らないといったほうが正しいでしょう。
また状況によっては激しく吠えたり、噛みつくこともあります。
5. 初対面なのに馴れ馴れしい
犬は知らない人からいきなりアプローチをかけられると戸惑います。
そのためいくら可愛い犬だからといって、いきない馴れ馴れしい態度を取る人は犬に嫌われます。
状況によってはこのような人も犬に噛まれることがあります。
そのため初対面の犬は少し時間をかけて仲良くし、その後スキンシップを取るようにします。
いきなりのアプローチは犬好きの子どもに多く見られる状況です。
6. 声が大きい
犬や猫は音に反応する動物です。
よく悪いことをした犬に大きな音を聞かせ、しつける飼い主がいます。
このようなことからもわかるように、犬は大きな音が嫌いなのです。
そのため大きな声で話す人は、犬をイライラさせることがあります。
そのような人が犬に近づき、大声で話しかけるなら、犬は不快な思いをしてその人から離れ去ってしまいます。
7. 犬の気持ちを理解しない
当然のことながら犬にも感情があります。
そのため犬が人と戯れるムードではないときにしつこく話しかけたり、遊ぼうとするなら、犬は嫌がります。
そのため犬の気持ちを理解しようとしない人も、犬に嫌われる傾向にあります。
犬の感情はしっぽなどから汲み取ることができます。
しっぽを振って喜んでいるなら、犬と戯れることができます。
しかししっぽが下がっており、おとなしい場合は緊張している可能性があるために、このようなときにスキンシップを取ろうするなら、犬に嫌われてしまいます。
8. 香水の香りが強い
犬の鼻は非常に敏感です。
人間の何倍もの嗅覚を有しているために、香りのきついものの近くにいることを嫌がることがあります。
そのため遠くで犬を見ているときはしっぽを振って喜んでいるものの、近づくにつれて犬の様子がおかしくなる場合は要注意です。
犬が好きなのに近づくと犬が逃げてしまうという人は、一度香水をつけずに犬に近づいて見ることができます。
このときに犬が喜んで近づいてくれるなら、原因は香水にあることになります。
9. 目線が高い
先にも触れたように、犬は初対面の人に対して警戒心を抱くことがあります。
このような警戒心を解くためには、犬をリラックスさせる必要があります。
しかし犬を見下ろすようにするなら、犬は警戒心を解くことはしません。
まずは犬と同じ目線に立ち、自分が危害を加える人物ではないことを示さなければならないのです。
そのためしゃがんで犬と目線を合わせることをしない人は、犬に嫌われる傾向にあります。
しかしいくら同じ目線で犬と接するからといって、真正面からじっと見つめられることを嫌う犬もいますので、この点は注意するべきです。
10. 上から手を出す
上記でも取り上げましたが、上からの目線で見られることを犬は嫌います。
加えて上から触られることに抵抗を感じる犬も多く、そのため犬を触るときに上から手を出す人も犬から嫌われてしまいます。
このような犬の心理も警戒心によるもので、自分の知らない人が危害を加えるのではないかという気持ちから、噛みつくこともあります。
このようなことがないよう、初めて触れ合う犬には同じ目線で話しかけ、慣れてから触るようにしなければなりません。