ドラマでも話題となり、テレビやネット上でもよく目にするようになったマウンティング女子。
女同士で「わたしの方が上」とアピールし、競い合うマウンティング女子たちの特徴をあげていきます。
- 他者評価を気にする
- 身近な仲間ほど、実は怖い
- 彼氏のスペックを重要視する
- 「いいね」が快感
- フォロワーの数で評価
- ブランド物の新作に敏感
- デートよりも女子会の方が気合いが入る
- 女子会でのお店選びのセンスが問われる
- 上から目線のアドバイスやダメ出しをする
- コンプレックスを隠蔽する
- マウンティング気質のない女子に対してはタッグを組んで敵とみなす
- たまに虚無感に襲われることがある
- まとめ
1. 他者評価を気にする
自分がどう感じるかではなく、他人からどう評価されるかが、幸せのものさしとなっているマウンティング女子。
自分が良いと思っているだけではなく、どれだけ他人からの賞賛や羨望を得られるかの方が大事なのです。
こうして他人の目を気にする癖がつくのと同時に、自分も他人を意識して見るので、自分と他人を比較してマウンティングを行ってしまうのです。
2. 身近な仲間ほど、実は怖い
社会的序列が顕著に表れる職場では、同期など自分と同等レベルの相手をマウンティングする傾向にあります。
例えば、独身の契約社員として働く20代女子としては、40代の事務のおばさんや、子育て中の時短勤務のママ社員よりも、自分と同じ契約社員の独人女子の方が敵対視しやすいというわけです。
つまり、普段は仲良し同士として接している身近な存在ほど、実は裏でマウンティングされています。
3. 彼氏のスペックを重要視する
わたしには無難なレベルの男はふさわしくないなどと、男のステイタスを重視して彼氏をアクセサリー感覚で見ます。
彼氏がリッチというのは攻撃力が高く、「彼氏が買ってくれたんだよね」と、高級ブランドのバッグ見せつけるその言葉の裏には、「高級ブランドのバッグを買ってくれるだけの財力のある彼氏がいる」という自慢も含まれています。
4. 「いいね」が快感
他人からの憧れの目を欲する、承認欲求が人一倍強いマウンティング女子は、「いいね」の数が増えていくことに快感を抱きます。
「いいね」が押されていくと共に、通知のポップアップが次々と表示されていくのは、わかりやすく目に見えて数字として表れる他人からの承認ということで、この快感を求めて、SNS映えするスポットに足を運んでしまうのです。
5. フォロワーの数で評価
SNSのフォロワー数がその人の人気度や認知度であると考えるマウンティング女子は、SNSの人気度でその人にランクを判定します。
SNSのフォロワー数が自分よりも少ないと見下す傾向にあります。
SNSのフォロワー数が自分よりも多い場合は、口では「すごいね〜!さすが人気者!」などと言いはするものの、心の中ではライバル心を燃やしています。
6. ブランド物の新作に敏感
ハイレベルなマウンティング女子となると、どこのブランドかだけでなく、新作かどうかなんてところにも目を光らせています。
例えば「そのバッグ○○(ブランド名)のだよね!わたしも持ってるけど、それ3年前のやつだからもう最近は持ってないんだよね」などと言って攻撃するのです。
ハイレベルなマウンティング女子が、定番商品よりも新作を買いたがる傾向にあるのは、こういった攻撃を避けるためです。
7. デートよりも女子会の方が気合いが入る
マウンティング女子の間では、みんなどこかで足を引っ張れるところをお互いに探します。
男性では気づかない、女性目線でのチェックが細かに入りますので、デートの時よりも女子会の時の方が、入念に準備が必要なのです。
自分のマイナス部分を補うべく、ファッションやメイクにネイルなど、細部まで完璧にして女子会へと挑みます。
8. 女子会でのお店選びのセンスが問われる
マウンティング女子の間では、女子会の幹事をこなすにも気を抜けません。
「さすがだね」と思わせるようなお店選びをしてそつなく幹事をこなさなければ、お店選びを外してしまうと、自分の評価が下がってしまうからです。
マウンティング女子は、女子会で撮った写メをSNS上にアップしてたくさんの「いいね」をもらうことを視野に入れて、インスタ映えするお店を選びます。
9. 上から目線のアドバイスやダメ出しをする
自分の方が立場が上でありたいという意識があるので、相手に対して上から目線でアドバイスをしますが、このアドバイスというのも、相手のことを思いやっての助言ではなく、自分の意見を押し付けるだけなど、不要なアドバイスであることがほとんどです。
また、基本的に相手のことを認めたくない習性があるので、よくダメ出しもします。
このダメ出しも、相手を下に見てしまうが故に出てくるものです。
10. コンプレックスを隠蔽する
出自など、自分ではどうすることもできない自分のコンプレックスは隠してしまいます。
例えば、田舎の貧乏な家庭で生まれ育ち上京してきた子は、都会の裕福な家庭で生まれ育った子に対してコンプレックスを抱きます。
マウンティングとしては、後者が圧倒的に有利になりますので、前者はなるべく出自についての話題は避けたりと、コンプレックスを隠そうと意識的に会話を操作したりします。
11. マウンティング気質のない女子に対してはタッグを組んで敵とみなす
普段は相手と張り合うマウンティング女子ですが、そんなマウンティング女子にも仲間意識が芽生えて、お互いに認め合える瞬間があります。
それは、マウンティング女子と真逆の女子が現れた時です。
見栄を張らず自然体でいるのがわたしのスタイルなのだというタイプの女子が現れると、結託して「気取っちゃって鼻につくよね」なんて、陰口で盛り上がります。
これは、本人たちは認めたくはないものの、他人の目を気にせず自分らしくありのままでいられることへの憧れや嫉妬心が含まれていることが窺えます。
12. たまに虚無感に襲われることがある
自分をよく見せる為に虚勢を張ってしまうマウンティング女子ですが、まるでがらんどうになったように、虚無感に襲われるなんてことも。
気心の知れた友人にすら、自分の優位性を表す為の行動を取ってしまい、常に戦闘態勢でいるので、気が抜けたときにふと考えてしまうのです。
自分よりも上の存在が出てくることに怯え、「どこまで行っても満たされない、でも、一体何が不満なのかは分からない」という感覚に陥ることがあるのです。
まとめ
日常のいたるところで行われるマウンティング。
笑顔で相手のことを褒めているように見せて、心の中では毒づく、怖い女の習性ですね。
攻撃は最大の防御と言いますが、言葉のボクシングのように繰り広げられる数々の華麗な攻撃は、自分のコンプレックスなどを守るためのものなのでしょうか。
マウンティング女子は、実は自分を守ることに必死の臆病者なのかもしれません。