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辛くても泣かない子供の心理

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辛くても泣かない子供の心理

我慢強い子供は、人前であまり涙を見せません。

辛くても泣かない子供の心理をまとめてみました。



  • 泣いている姿を見られるのが恥ずかしい
  • 親に心配をかけたくない
  • 人に注目されたくない
  • 泣き方が分からない
  • 弱虫だと思われたくない
  • ポジティブな性格
  • 人に迷惑をかけたくない
  • 強い子に育って欲しいという親の願いが強い
  • まとめ

1. 泣いている姿を見られるのが恥ずかしい

泣いている姿を見られるのが恥ずかしい

泣いている姿を友達に見られて、冷やかされるのが恥ずかしくて、涙をこらえてしまうことがあります。

子供の中には、人が泣いているのを見て、純粋に心配したり、優しい言葉をかけてくれる子ばかりがいるわけではありません。

泣いているのを真似て冷やかしできたり、「どうしたの?どうしたの?」と騒ぎ立てる子供もいます。

良い事をして注目されるなら、喜びがありますが、泣いて注目を浴びる事が恥ずかしくて、涙をこらえてしまうのです。

2. 親に心配をかけたくない

親に心配をかけたくない

子供が泣くと、両親が心配するのは当然の事です。

親の事が好きなあまり、心配をかけまいと、辛いことがあっても、涙を見せないように気を遣う時もあります。

特に両親が仕事や家事で忙しい事を知っていると、子供ながらにも親に心配をかけたくないと、自分の気持ちをこらえようとするのです。

大好きな両親の優しさを思えば、少しくらい辛さは泣かなくても乗り越えていける、強くて優しい心を持っているのです。

3. 人に注目されたくない

人に注目されたくない

周りがはしゃいでいても同じようにはしゃぐ事もなく、大人しい性格の子供は、感情を表に出す事が苦手です。

勉強が得意でも授業中に進んで手を上げて発言する事をもなく、クラスでは目立たない存在である事が多いので、辛い時のサインも見逃されがちです。

目立ちたくないという気持ちが強いので、悲しい時も、辛い時も、泣いて周囲に気持ちを伝えずに、ギリギリまで我慢して1人で抱え込んでしまうのです。

よく泣いて、自分の気持ちを頻繁に訴える子供よりも、泣かない子供の方が抱えている辛さは大きいのです。

4. 泣き方が分からない

泣き方が分からない

両親からの愛情不足により、泣く事が出来ない「サイレントベビー」や「アダルトチルドレン」という愛着障害である場合も、辛い時に涙を見せません。

温もりを感じない家庭環境に置かれることで、自分の感情を持ちにくく、無表情な事が特徴です。

周りから見て明らかに辛い状況でも、泣き方が分からず、涙を流すまでの感情に至らないのです。

これは、赤ちゃんの頃、無条件の愛を与えてくれるはずの両親が、自分に関心を示してくれなかった経験から、伝える事は無意味だと心に蓋をしてしまった事から起こってしまうのです。

5. 弱虫だと思われたくない

弱虫だと思われたくない

泣く事=弱虫だと思っているプライドの高い子供は、辛い事があっても、涙をぐっと我慢する事が出来ます。

特に長男、長女に多く、下の兄妹のお手本になろうと、怖くても、辛くても涙をこらえて兄妹を守ってきたので、人に弱さを見られる事が苦手なのです。

しっかり者のリーダータイプの子供も同じように、人に弱みを見せたくありません。

周りをまとめる為に、強くて明るいキャラクターをなかなか壊せずに、いつも気を張っているのです。

6. ポジティブな性格

ポジティブな性格

温かい家族に見守られて育った子供は、明るくポジティブな性格に育つ傾向がありますが、いつも前向きな子供は、辛い事があっても泣いてふさぎ込むことはありません。

「大丈夫、何とかなる」と自分を信じる事が出来るので、辛い時も、泣く前に、今できる事を知恵を絞って考え始めるのです。

失敗をしても、辛くても、自分を受け入れてくれる家族がいると思うと、泣いている暇なんて無い??と前に踏み出す勇気が湧いてくるのです。

家族の愛は子供の心を強くするのに1番効果的です。

7. 人に迷惑をかけたくない

人に迷惑をかけたくない

思いやりのある子供は、今ここで泣いてしまうと周りに迷惑がかかると思うという思いから、泣かないで我慢する事があります。

少子化や核家族化が進み、両親共働きという環境が増えた今、大人の様に、空気を読んで行動する子供が増えてきています。

心と体の発達が早熟な子供たちは、今私がこんな発言をしたらどうなるかな?など、相手の顔色や雰囲気を察して、泣かない事を選択する時もあります。

8. 強い子に育って欲しいという親の願いが強い

強い子に育って欲しいという親の願いが強い

幼い頃、涙を流すたびに「泣いたらダメ!」「強い子になりなさい」と言われて育った子は、泣く事は弱い事、泣く事はダメな事と強くインプットされてしまいます。

子供にとって親のしつけ、親の影響は絶大です。

強い子に育って欲しいという期待に応える為に、泣きたい時もなく事を我慢するクセが付いてしまいます。

幼少期に抑圧されて育つと、思春期以降に反発心が強く出てしまうので、子供に親の考えを押し付けるのは、子供を苦しめてしまいます。

まとめ

まとめ

泣きたい時に泣けるという事は、自分の心を守る事です。

泣く事で心が軽くなり、悲しみや辛さが自然と小さくなっていきます。

健やかな子供の成長を願うならば、親は子供が泣きたい時には素直に泣ける環境を作ってあげなくてはいけません。

そして、時には優しく子供を見守り、時には抱きしめて子供の辛さを共有してあげる事が大切です。


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