何かのミスを犯してしまった、上司からの命令を無視してしまった、提出物の提出を忘れていた、ただ単に怒ってばかりいる上司、等々。
上司から怒られることは多々あります。
そんな時に相手の期限を損ねるような行動や言い訳をしてしまうと、余計に火に油を注ぐことになり、延々と説教されることにもなりかねません。
そうならないためにも、怒らせない上司への謝り方を考えていきましょう。
- 上司の性格を考えてみる
- 怒りというものを考える
- 現状を把握する
- 謝るタイミング
- 相手の納得する決定打を放つ
- まとめ
1. 上司の性格を考えてみる
誤り方うんぬんよりも、実はこちらの方が大切です。
これを把握できているのかできていないのかによって、大きく対処が違うどころか、間違った把握をしていては、向こうのいいペースで話が進んでしまいます。
怒られている状態を早めに回避するためには、相手が気持ちいい状態にしてあげて、冷静さを取り戻してあげる必要がありますので、性格把握は必須です。
理屈っぽい上司なのか、情熱的な上司なのか。
はたまた気の強い、弱い。
色々なタイプがあると思いますが、日々の仕事の中で分析を行っておきましょう。
通常の仕事を回す際にも役立つことですので、まずはここからスタートしてください。
2. 怒りというものを考える
人は怒ることによって何をしたいのでしょう。
怒っているときは無意識だと思いますし、そんな頭に血が昇った状態で、考えてみろと言われても無理な話です。
第三者的に見ることで、この答えは出てきます。
怒りという感情は、ほとんどの場合は自分の思い通りにいかなかったから発生しています。
あなたが仕事でミスをしたということは、他のところにも影響が出ていると考えられます。
それは上司として、理想的なレールを作り運行してきたところに支障が出てしまいます。
だから怒っているのです。
言ってしまうと、あなたのミスに怒っているのではなく、支障がでたことで怒っているのです。
所詮は、怒りというのはわがままでしかありません。
そこで感情を爆発させて、ワーワー騒ぐような上司は器の小さな応用の効かない上司であり、逆に応用の効く上司は「今後気を付けるように」と注意して、次の軌道修正の提案を出してきていると思います。
3. 現状を把握する
以上の2点を常に頭に入れておいてください。
怒られているときに、こっちまでヒートアップしてしまうのはNGです。
タダでさえ、喚き散らすのは、器の小さな上司のことが多いので、そんな人に対抗しては疲れるだけです。
冷静に、相手の話を聞いていましょう。
向こうも怒りつかれると、ヒートダウンし始め、元気がなくなってきます。
一時だけの時間ですので、甘んじて受け入れてあげましょう。
4. 謝るタイミング
相手の性格分析により、特徴を掴んでいると思います。
どういった言葉を発すると、相手の機嫌がよくなってくれるか、又は納得してくれるか。
このあたりを探ってみましょう。
怒りのヒートアップが終わり落ち着きを取り戻してきたときがチャンスです。
ここで、いい決定打が出てくれれば一気に修羅場は収束していきます。
逆に、分析が足らないとイチから再スタートになることもあるので気をつけましょう。
下手すると倍返しくらいで戻ってきますので。
決して、相手が盛り上がっているときに口を挟んだり、感情的になることはやめた方が無難です。
もしも、理不尽な理由で怒られているとしても、相手を立てて最後まで話を聞いて「あげましょう」。
そう、この「あげましょう」という気持ちでいれば、少しは気が楽になると思います。
理不尽なのであれば、この修羅場が終わった時にでも、同僚などに相談しても遅くはありません。
聞く→収まる→謝るの順序です。
5. 相手の納得する決定打を放つ
そもそも上司が怒ると、上司が意見するというのはどこが違うのでしょうか。
これまで「怒る」ということで書いてきましたが、「意見」ということにも置き換えることが可能とは思いませんか。
と、考えると上司の怒るという行為は、あなたに対する提案とも取れます。
そこで、相手の提案に対する意見をこちらは考えます。
このように考えると、怒られた後の気持ちの落ち込みも多少回避できます。
さて、その修羅場の時は「申し訳ございませんでした」ぐらいでとどめておくことが無難です。
汚い上司だと「以後、気をつけます」なんていった時には「どう、気を付けるんだ」と追い込みの質問が飛んできます。
必要最小限の言葉に抑えておきましょう。
まとめ
上司も、トップの経営者や社長ではない限り、その方の上が存在します。
上司も、もしかすると言いたくない、これでいいと思っているのに部下に怒らなくてはいけない状態が発生しているのかもしれません。
仕方ありません、それが使われる者の役目、組織の人間というものです。
その辺も考えてあげて、大きな心で上司の怒りというものを受け止めてあげて、互いにwinwinになる方法を見つけていきましょう。
そのバックボーンがなく、自分のわがままだけで怒っているような上司は、周りからの人望も薄いと思いますし、もしも行き過ぎの部分があるのであれば、遠慮なくパワハラで訴えてあげましょう。