道路でダンプの運転手を見かけると「運転するだけでお金をもらえて楽だな。
職場で上司に怒鳴られることもないのだろう」と思ったことはないでしょうか。
見ようによっては楽に思うかもしれませんが、実際はそんなことはありません。
ダンプの運転手の厳しい実情について見ていきたいです。
- 運転するのが辛い
- 交通事故や道路トラブルに巻き込まれるリスクがある
- 腰痛になりやすい
- 給料が、割に合わない仕事もある
- お酒を少し控える必要がある
- 睡魔と闘わなければならない
- 運転中は常に気を張っていないといけない
- まとめ
1. 運転するのが辛い
やはり大型車を運転するのは神経を使いますし、何時間もずっと運転し続けるのはストレスがかかります。
長居渋滞に巻き込まれたりするとなおさらです。
そうした運転を日々繰り返しているダンプの運転手は決して楽な仕事ではないといえます。
2. 交通事故や道路トラブルに巻き込まれるリスクがある
ダンプの運転手は運転している時間が長い分、交通事故にあうリスクが高いです。
もちろん運転経験を積んだ分だけスキルは向上するので交通事故を回避しやすくなります。
しかし道路状況や天候によってはベテランドライバーでも回避できないような事故にあってしまうこともあります。
またダンプの運転手は業務として車両を運転しているので事故を起こしてしまった場合には
業務上過失致傷や業務上過失致死が適用され、通常の過失犯より重く処罰されてしまう可能性があります。
その点でもリスクが高いです。
3. 腰痛になりやすい
長く座った姿勢で居続けると腰痛になるリスクが上がります。
ダンプの運転手は窮屈な運転席でずっと座った姿勢で運転し、姿勢を変えられるのは休憩のときくらいなので腰痛になりやすいです。
また腰痛になったからといって会社の事務職のように配置転換など腰痛に配慮した部署に移るわけにもいかず、ずっと運転をしなければなりません。
その意味でダンプの運転手は決して楽な仕事ではないです。
4. 給料が、割に合わない仕事もある
ダンプの運転手の給料は安くはないですが、孤独な運転席で過酷な労働をする事を考えると割に合いません。
また道路状況などにより遅延があってもそれを考慮した残業代などは基本的に支払われません。
そうして厳しさがあります。
5. お酒を少し控える必要がある
当然ですが、ドライバーが飲酒するわけにはいきません。
酔っぱらって事故を起こしたら大変ですし、そうでなくとも警察の取り締まりで発覚すると最悪の場合免許停止処分をされてしまいます。
会社の事務職、営業職のように飲み会でストレス発散できない辛さがあるのです。
6. 睡魔と闘わなければならない
免許を持っている人ならわかると思いますが、長時間運転していると刺激があまりないので眠気が襲ってきます。
ダンプの運転手も例外ではなく、眠りに落ちないように必死に集中しないといけないのです。
その辛さを考えると、ダンプの運転手はきつい仕事といえます。
7. 運転中は常に気を張っていないといけない
会社にもよりますが、スピード違反や駐車禁止などで取り締まられた場合、自腹を切らないといけない会社が多いです。
せっかく長時間一生懸命運転して積み荷を運んでも、一瞬の不注意で交通違反を犯し、その日の給料の何割かが吹き飛んでしまうのは辛いことです。
その意味でダンプの運転手は決して楽な仕事ではないです。
まとめ
やはり細かい実情を見ていくと、ダンプの運転手が決して楽な仕事ではないことがわかります。
それを考えると、道路でダンプが急いでいる様子だったら道を譲ってあげるくらいの配慮をしてもいいのかもしれません。