道路をものすごい速度で走り抜けようとするスピード狂にはどのような特徴があるのか、その傾向を挙げていきます。
- せっかち
- 個人主義
- スリルを楽しむ
- 熱中しやすい
- 日常にゲーム性を取り入れる
- 反社会的
- とことん追求
- コンプレックスを抱えている
- エンジン音に興味がある
- ハンドルを握ると性格が変わる
- 暴力的
- 忍耐力がない
- 負けず嫌い
- まとめ
1. せっかち
時間がないわけでもないのに、やたらスピードを出す人は、せっかちな人が多いです。
車間ができるとゆっくりその距離を詰めることができず、そんなことは無駄と言わんばかりに、アクセルをべた踏みして最短で距離を詰めようとします。
少しでも飛ばせる可能性が見えると車線変更も頻繁に行い、ゆったりと乗っていられないので、助手席の人を疲れさせます。
2. 個人主義
自分の快楽の赴くままにスピード狂になる人は、他人のことなど全く気にしない個人主義の人が多いです。
その乱暴な運転で他人を不安にさせたり、イライラさせても全く気にしないどころか、他人がそのような感情になっていることすら気づこうともしません。
社会において、他人に迷惑をかけた上で成り立つ個人主義など承認されるはずもなく、多くのドライバーから怪訝な視線を向けられています。
3. スリルを楽しむ
遊園地でジェットコースターを楽しむ人がたくさんいるように、スピードには人間を心地よいと感じさせるスリルを味わう効果があります。
しかし本来、それは安全が確保された上での話であり、運転を少しでも誤れば自分も命ばかりではなく、他人の命までは奪ってしまう道路で欲すべきものではありません。
他の車が全く走らない道路だとしても、事故を起こせば助けてくれるのは他人であり、身勝手な理由でスリルを楽しむことは社会的に奨励されません。
4. 熱中しやすい
何事においてもハマると熱中しやすい人は、特にスピードを出してる自覚もなく、スピードに対する感覚が麻痺して速度を上げてしまう人もいます。
特に高速道路など、信号で止まることなく長い直線が続く状況でそのようなことが起こりやすく、持ち前の集中力がもたらす弊害とも言えます。
5. 日常にゲーム性を取り入れる
日常の行動にゲーム性を取り入れて、少しでも物事を楽しく捉えようとする人はいますが、そのような感覚で現実の車道を仮想空間のレース場に見立て、楽しもうとする人がいます。
他の車よりも明らかに早い速度でごぼう抜きしていくゲームの体感を、現実でも体感してみたくなるという、ある種、幼稚とも言えるその性格は、大人になりきれていないと言わざるを得ません。
6. 反社会的
法律で定められているスピードや車間や追い越しのルールを守ることなく、現行犯でバレなければ問題ないだろうとばかりに、自分のスピードへの欲求を優先する人は、反社会的と言う他はありません。
悪いことをしている自覚がないまま、他人にぶつけていないのだから良いだろうとばかりに、マイルールを押し付ける危険人物と言えます。
まともな社会性を身につけている人には、考えられない正当性です。
7. とことん追求
一つのことにこだわり、とことん追求することは、人間が成果を成し遂げる上で非常に重要な能力ですが、それがマイナスに向かってしまう場合もあります。
スピードの限界に挑んでしまうスピード狂はまさしくその一例で、自分以外誰も望まないそのスピードによって、大事故や死の恐怖に晒される人がいることに盲目的です。
そんなにスピードの限界に挑みたいのであれば、公道ではなく、その追求心を制限されることなく活かすことができる、プロのレーサーになるべきです。
8. コンプレックスを抱えている
顔がイケメンではないとか、背が低いとか、学歴が低いとか、何らかのコンプレックスを抱えている人の中には、 自分のアイデンティティを車で表現したがる人がいます。
個性的なカスタマイズなど、車の外装でそれを表現しようとする人もいますが、他のどの車よりも速い速度で爆走することで、自身のプライドを保とうとする人がいます。
短距離走やマラソンであれば、他人よりも速い速度で走れることは誇るべきことですが、その感覚を車で味わおうだなんて、実に馬鹿げた理屈です。
9. エンジン音に興味がある
高速道路でものすごい速さで走り抜ける車を見ると、スピードを出すのが気持ちいいんだなと推測しますが、スピード狂の中には、速度を上げることでエンジン音が高まることを楽しみに、速度を上げている人もいます。
車の心臓部であるエンジンには、車種によっても個性があり、ビンテージの車を愛用する人にとっては、それは聞かずしてその車種を楽しんだことにはならないため、隙を見てはスピードを上げてしまう傾向があります。
10. ハンドルを握ると性格が変わる
仕事をはじめ、他の日常生活全般では、スピード狂になるような片鱗を見せないのに、車の運転となると性格が変わってしまう人がいます。
昔から車の運転にはその人の性格が出ると言われていますが、 前の車にプレッシャーを与えない車間の取り方ができるか、他の車に車線を譲れるか、危険運転をされた時に暴言などを吐かないかなど、理性で身につけた所作とは別に、私的な空間で我欲が高まりやすい運転には、本性が出やすいです。
11. 暴力的
暴力的な性格で他人を威圧することを好む人は、他人に危険と思わせることを百も承知で、危険なスピードで爆走することを楽しみます。
他と車を煽るように通り過ぎるその様は、言うなれば通り魔にも近いような精神状態と言え、無差別に他人を恐怖のどん底に突き落とす最悪な行為と言えます。
12. 忍耐力がない
信号で止まるのがめんどくさいからスピードを出して行ってしまおうとか、前に車がいなくてスピードを出そうと思えば出せるから、アクセルをべた踏みしてしまおうとか、本来であれば交通ルールを尊重すべき場面で、自分の欲望を尊重してしまう人は、自分を律する忍耐力がありません。
13. 負けず嫌い
他の車に抜かれると、そのことにやたら腹を立て、スピード狂へと変貌する人がいます。
レースをしているわけではないので、そこに勝ち負けなどないのですが、このように一定の条件が揃った場合だけスピード狂いと化す人もいて、安全運転をしていた車でも豹変することがあるので、注意が必要です。
まとめ
スピード狂にありがちな特徴を挙げてきましたが、一歩間違えれば大惨事になってしまう公道は、みんなで譲り合うことで安全を保てるものですので、自分の欲望を優先せず、安全運転を心がけましょう。