女性ホルモンの関係からか、ヒステリックな人は、女性に多く見られます。
ヒステリックな人の感情は、一度、爆発すると、とても手が付けられない状態になりますので、そうならない前に、相手の特徴を知って、対策を講じたいものです。
- 承認欲求が強い
- 嫉妬心が、非常に強い
- 感情を表に出しやすい
- 自己愛が、強すぎる
- 外面がよい
- 責任転嫁が多い
- 態度が大きい
- 自分の価値観へのこだわりが強い
- まとめ
1. 承認欲求が強い
みんなに認められたい、ちやほやされたいという、承認されることへの欲求がとても強いので、座の中心的な存在やグループの主たる位置に据えてもらわないと、感情が爆発寸前の状態となります。
こうなると、いつ何時、何が引き金になって、ヒステリー状態が起きるか分かりません。
かといって、リーダー的な存在には、決してなりません。
つまりは、外野席からあれこれ言うのがよいのであって、全体のことを考え、全体をリードしていくような面倒なことはしません。
また、そうした力量もなく、その器でもありません。
2. 嫉妬心が、非常に強い
例えば、彼氏が、別の女性に長く目線を送ったり、特定の女性のことをよく話題にしたり、テレビで好きなタレントさんの番組を欠かさず見たりすると、ひどく嫉妬することがあります。
その嫉妬も尋常ではなく、突然テレビを消す、顔をつかんで視線の向きを直すなど、考えもしない驚くような行動に出ることがあります。
スマホの送信履歴や受信履歴、電話帳の蘭を異常に見たがったり、入浴中に黙って盗み見したりすることもあります。
だからといって、それらの行動をあまり責めると、突然、何の前触れもなく、異常な泣き方と共に、ヒステリーを越し、手が付けられない状態になることさえあります。
3. 感情を表に出しやすい
端から一見しただけで、今の機嫌の状態が分かるほど、感情が表に出やすいタイプでもあります。
喜怒哀楽の一つ一つが、声の大きさや口調、顔の表情や動作に、顕著に表れるので、逆に言えば、分かりやすい人と言えるかも知れません。
笑い声も大きく、集団の中でも、何かと目立つ存在でもあります。
4. 自己愛が、強すぎる
自分に対する愛情が異常に強く、何かにつけて自分は正しいという判断をしたり、不利な立場に立たされると、自分を悲劇のヒロインに仕立てたりして、不幸を一手に引き受けているような態度にでます。
たとえ失敗しても「〇〇さんの書類が不備だったから」とか「あの日は、微熱があったから」と、何かと理屈をつけて自己弁護を重ね、結局、自分は悪くなかった、周りが、体調が、悪かったといういう結論にしてしまって、自分を守る、自分可愛さの方向にまとめてしまいます。
5. 外面がよい
自分が気に入らないと爆発し、一見、誰にでも感情をぶつけているように見えますが、その実、感情を爆発させる相手は、自分より弱い立場の人を選んでいます。
例えば、会社の後輩や部下であり、家庭での旦那や子供です。
決して目上の人や上司に向かって、爆発することはなく、穏やかでよい人を演じ分けています。
ある面、外面をよく見せる才があるとも言えます。
6. 責任転嫁が多い
4とも関係しますが、「こんなに自分は、忙しくしているのに」とか「自分はうまくやっているのに」といった、周りが悪いからうまくいかないという思考回路が、常に働いていますので、何か引き金になるものさえあれば、一触即発で感情の爆発が、起きる状態でもあります。
日頃から、周りへの責任転嫁をくり返し、内面に不平不満を蓄積させてきていますので、それが表に出たときには、自責を感じていない分、さんざん周りへ当たり散らす結果となるわけです。
7. 態度が大きい
場の中心的な位置におかないと気に入らず、うるさいことから、周りが配慮していることを誤解して、自分はできる、もてると思うのか、次第に態度が大きくなってくる傾向にあります。
同様に、ある程度のことは、周りが許容しているうちに、わがままな面も生じてきて、意が通らない時には、感情の爆発を伴う結果となっています。
8. 自分の価値観へのこだわりが強い
自分の定めた価値観へのこだわりが強く、これがベストという考えで、全てを判断し、行動していきます。
それで、どうしても他人の行動規範が許せなくて衝突したり、自分の規範を批判されたりすると、激しく反撃にでたりするなど、自分の価値観に対する自信とこだわりが強いというよりも、むしろ、強すぎる傾向にあります。
その強さが、目に見える形となって表に現れた現象が、ヒステリーだとも言えます。
まとめ
ヒステリックな人は、一言で言えば、「自己愛の強すぎる人」とも言えます。
自分が正しく、自分が可愛いので、様々な不利なことについては、周りが悪い、全て周りのせいだという、責任の転嫁を図ることで、私は悪くないという、結論を得ることができます。
そうすれば、自分は傷つくこともなく、自分の価値観の範疇内で、行動することができます。
それでも、さらにそこを攻撃されたり、侵略されたりすると、ヒステリーという手段で感情を爆発させ、無理矢理にでも、自分の価値観の範疇に持ち込もうとするのが、ヒステリックな反応を示す人の特徴と言えます。