今回は偏屈な人の特徴を挙げていきます。
一体どういった人が、周りから「偏屈」と見られているのでしょうか。
- 考え方が偏っている
- 頑固である
- 人の気持ちを汲み取らない
- 暴走タイプである
- 空気を読めない
- ヒステリックである
- 激しい思い込みがある
- 想定外の行動をとる
- 自分の好きなことであればずっと話し続ける
- 交友範囲が限られてしまう
- まとめ
1. 考え方が偏っている
偏屈な人は、考え方が極端に偏っている傾向があります。
一般的に考えられる範囲を大きくズレているのです。
なぜそうなっているかは育ってきた環境の違いなどにもよるのでしょうけれども、自分の世界に入りやすく、自分の中だけで対話して結論を出しがちな人の多く見られます。
他の人の入り込む余地が残っていないのです。
2. 頑固である
偏屈な人は総じて頑固です。
一度決めたら頑として動かない頑固さがあります。
一方で、偏屈な人は猪突猛進するタイプなので、何か大きなことを成し遂げる人でもあるのですが、周りの意見を全く聞かなくなるのは困ったものです。
他の人の意見は自分の意見より間違っているという思いが根底にあります。
他の人が何か言うと、若干食い気味に否定し、自分の意見を押し通そうとするのです。
あるいは話が通じないと思って、何も話さなくなってしまいます。
この性質は歳を重ねれば若干和らいでいくようですが、完全には直りません。
3. 人の気持ちを汲み取らない
偏屈な人は、周りの人の気持ちを汲み取るのが苦手な傾向にあります。
自分が経験してきたことであれば分かることもありますが、時を過ぎれば忘れてしまうものなので、すべて分かるわけではありません。
「きっとあの人はこう思っているだろう」と、立ち止まって思い返すこと自体が少ないのです。
もちろん、人の気持ちは100%は分かりません。
しかし、どうせ分からないので分かる努力も必要ない、というわけにはいきません。
分かろうという姿勢そのものが生きていく上で大事であり、その姿勢がある限り、他人と共感していくことは可能なのです。
4. 暴走タイプである
偏屈な人は、一度決めた方向に突っ走っていきがちです。
周りが全く見えていないので、自分だけが明後日の方向に突っ走っていることにも気づかないのです。
それが周りから見ると、まさに「暴走」にしか見えません。
周りと歩幅を合わせて協調して歩んでいくことは、かなり意識するとできる場合もあるのですが、少し難しい気質です。
ある時ふと暴走している自分に気づくこともありますが、まれなことです。
そして気づいたときには後戻りできずにもう遅い、という場面も多いのです。
5. 空気を読めない
偏屈な人は、空気を読めません。
物事を全体でとらえないので、指示されたことをその通りやろうし、臨機応変な対応ができません。
指示には忠実なので、細かな指示を与えるほど力を発揮する点はよいのですが、すべてを指示されるとは限りません。
一部の要点だけ伝えて、あとは自分で考えて対応してほしい、という場合がほとんどのはずです。
指示以外のことをやるようにと言っても、ヘソを曲げるだけです。
残念ながら偏屈な人は空気が読めませんので、指示は出来るだけ細かく与えるに越したことはありません。
6. ヒステリックである
偏屈な人は、自分が想定している範囲外のことは対応できませんので、想定外の事態にパニックになり、怒り出すタイプの人もいます。
ヒステリックを起こしてしまうのです。
自分とは全く考え方の違う人と出会った時などに、そうなってしまいます。
考え方が違うのは当たり前のことですが、相手が間違っている、と認識してしまうのです。
自分とは考え方が違う相手を新鮮なものと受け取り、面白いなあと感じられる余裕を持っていきたいものです。
7. 激しい思い込みがある
偏屈な人は周りの意見を聞かず、他の可能性を考えられたりもしないので、思い込んだら考えを一気に進めてしまう傾向にあります。
自分の頭の中だけで完結するように思考を進めてしまうのです。
「こうかもしれない」という可能性の段階で留まればよいのですが、それがいつの間にか「こうであるはず」という確固たるものに変換されてしまうと、手強いものとなってきます。
想像力が豊かすぎる女性に多く見られます。
8. 想定外の行動をとる
偏屈な人は自分が想定する範囲外のことには弱いのですが、自分から周りに対しては、想定外の行動をしても一向に気にしない傾向があります。
周りがどう思うかについて無頓着なのです。
周りからは奇人変人の類に見られることもあるでしょう。
天才の中にも偏屈な人がいるので、必ずしも悪い面とは言えません。
こういった人が世の中を動かしていくこともあります。
周りの理解があれば、本人も周りも快適に過ごせるのです。
多様性の中で共存していくべきです。
9. 自分の好きなことであればずっと話し続ける
偏屈な人は、話す相手も自分と同等の知識を持っていると安易に思ってしまうので、相手に自分の好きなことを延々と話す癖があります。
相手がどういったことに興味あり、どの程度の知識レベルか分かろうとすることをしません。
そもそも、自分の好きなことをすべての人が関心を持って知っているわけではない、ということに気づく必要があります。
相手のいぶかしそうな表情にも無頓着なので、その反応に気づかずに、自分の気持ちが満足するまで話してしまい、あとでハッとするのです。
人はこういった側面を見て、社会性がないと判断するのです。
10. 交友範囲が限られてしまう
偏屈な人は、行動や思考の範囲が狭いので、交友関係も狭くなってきます。
自分とは考えの違う人を広く受け入れて活動している人よりは、交友範囲はぐっと狭くなることでしょう。
特定の範囲で深い交友関係を築き、多くの友人がいる人もいます。
現代では共通の趣味の友人をつくりやすい環境が整っています。
ただし、その友人のタイプも互いに一辺倒で狭い場合が多く見られます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
偏屈な人は、もともと他の人にはないタイプのパワーがあり、独自の思考をしてしまうことが多いようです。
そして自分もその中で楽しんで生きているのです。
周りと合わせられないという面もありますが、人生経験を積むことで周りの考えを受け入れられてくると、とても豊かな思考の中に生きれる可能性を秘めている人だとも言えます。
その人が若いうちは、偏屈も立派な個性として、周りが受け止める寛容さも大事となってくるのではないでしょうか。