心からの優しさを示せる人にはいくつかの特徴があります。
ここではそのうちの13個について取り上げています。
- 人の気持ちを理解できる
- 将来を考える
- 勇気がある
- 困っているときに助けとなる
- 気配りができる
- 一緒に喜ぶ
- 経験がある
- 謙遜
- 見返りを期待しない
- ふさわしい態度を取れる
- 最善の益を知っている
- 態度で示す
- 場をわきまえる
- まとめ
1. 人の気持ちを理解できる
人の気持ちを理解できる人は、本当の優しさを示すことができます。
このタイプの人は周りの人が何を必要としているのかを容易に理解できるために、それに見合った親切を示すことができるのです。
また「自分ならこんな親切を示されたら嬉しいだろうな」という自問を行って行動することができるために、それを受ける側にとっては非常に心地よいものとなります。
2. 将来を考える
自分の周りの人の将来について考えることのできる人も、本当の親切を示すことができます。
たとえばある人に進歩できる余地があるにもかかわらず、行ったことに対してただ褒めるだけでは向上することができないかもしれません。
しかし褒め言葉を与えると同時に進歩するための改善点などを述べることができれば、その人の将来に大きな影響を及ぼすことになります。
ときには厳しい言葉を述べる必要が生じるかもしれませんが、このような発言は本当の親切に基づいています。
3. 勇気がある
上記でも触れたように、本当の親切はときに厳しい言葉によって示されることがあります。
しかし中にはそのような言葉を発することが苦手であると感じる人もいます。
それでも周りの人のことを真に思いやっているのであれば、そのような発言は必須でしょう。
そのため本当の親切を示せる人は、そうした厳しい言葉を発することのできる勇気という特質を有しています。
4. 困っているときに助けとなる
何気ない優しさを示されると嬉しく感じるものです。
しかし自分が本当に困っているときに助けを差し伸べてくれる人がいるかと自問すると、意外とそのような人物が思い浮かばないことがあるのも事実です。
このような事実が証明しているように、本当の親切を示してくれる人は友人や親族が本当に困っているときに自ら進んで助けを差し伸べてくれる人です。
5. 気配りができる
周りの人が楽しそうに話しをしているものの自分はその輪に入ることができず、寂しい思いをしているという状況に直面したことのある人は少なくありません。
そのようなときに誰かが話しかけてくれたり、その輪に入るように誘ってくれるなら嬉しい思いに満たされるはずです。
本当の優しさを示せる人はこのような状況を理解しており、周りの人に対して常に気配りを行っています。
6. 一緒に喜ぶ
自分の友人が出世して自分よりも高い地位で働くことになったり、自分よりも高給取りとなった場合、多くの人は嫉妬心を抱きます。
しかし本当の優しさを示せる人は、そのような状況を喜びます。
自分の友人が出世できたという事実を喜び、自分がその人よりも劣った立場にいることなど気にしないのです。
このような優しさを示せる人は、人間的に非常に優れています。
7. 経験がある
様々な経験を積んでいる人も本当の優しさを示すことができます。
とりわけ自分も親切にしてもらった経験をしていたり、親切を示された人の喜ぶ顔を見てきたという人は、親切がもたらす大きな影響力についてよく理解しています。
そのため自分も親切を示したいという動機を抱くことができ、周りの人に対してそのように行動するのです。
8. 謙遜
6つ目の項目でも少し触れましたが、本当の親切を示す人は自分よりも他の人の方が優れているという見方をします。
傲慢な態度は優しさを妨げます。
それとは対照的に謙遜な態度を培えば優しさは容易に示されることになります。
そのため謙遜な態度を培っている人の多くは、自分の周りにいる人たちに本当の優しさを示しています。
9. 見返りを期待しない
ある人に対して善意を行ったからといって、その人から何か良いことを行ってもらえるという保証はありません。
もしかすると親切を示した人から不敬な態度を取られることがあるかもしれません。
そのようなとき、「あのとき示した親切は無駄だった」と感じることがあるでしょうか?本当の親切を示せる人はそのような感情を抱きません。
見返りや自分の評判などを一切気にせず、親切を示すのです。
10. ふさわしい態度を取れる
本当の親切は示し方によっても現われます。
目上の人に対して馴れ馴れしい仕方で話しかけるならそれは受け入れがたいものとなります。
しかし丁寧な言葉で話しかけるなら、それは受け入れやすいものとなります。
また年下の人の話しかける言葉がとっつきやすいものであるなら、それも受け入れられます。
このように本当の親切を示せる人は、どのようのすればそれが受け入れられるかを心得ています。
11. 最善の益を知っている
本当の親切を示せる人は、周りの人にとって何が最善であるのかを心得ています。
そのため必要な親切を示すことができるわけですが、ときにはそれが親切に感じられないこともあります。
しかし長期的な目で見たとき、示された親切の価値が理解できるようになります。
このタイプの人は一見すると厳しい人のように思われることもありますが、実のところ非常に親切な人です。
12. 態度で示す
本当の親切は言葉だけによって示されるものではありません。
態度によっても示されます。
場合によっては困っている人を助けず、その人が自力で状況を打開することが必要なケースも存在します。
このような状況を瞬時に見極め、その人を遠くから見守るという仕方で親切を示す人もいます。
このような親切は後々大きなメリットをもたらすことがあります。
13. 場をわきまえる
これまで考えてきたように、心地よい言葉や行動のみが優しさであるとは限りません。
本当の優しさを示せる人はその対象が将来幸せになれることを考慮に入れて行動します。
そのためときにはきつい言葉をかけることが親切につながることもあるのです。
しかしそのような言葉を人前で浴びせるなら、その人は恥をかくことになります。
そのためそうしたことはせず、人目に付かないところで助言を与えるのです。
まとめ
これまで考えてきたように、本当の親切は様々な仕方によって示されます。
そのため厳しい言葉や態度を示す人が悪意のある人と決めつけることはできず、状況によっては時間を経てから本当の親切が理解されることもあるのです。