人にはそれぞれ個性や性格があり、それらには先天的なものもあれば後天的なものもあります。
後天的というとすなわち、育った環境や今まで積んできた経験によって形成されていったものであります。
同じ優しい性格だと言っても、もちろん人によって様々な優しさを持っており、元々優しい性格である上でそれぞれが違った経験を積んで成長することで、違った優しさを持つ性格が形成されていくのです。
今回は、そんな人生経験の豊富な人と少ない人との違いについて、詳しく見ていきます。
- 器が大きい
- 人のせいにしない
- 能力が高い
- 人望が厚い
- 人の気持ちを考えることができる
- 柔軟か堅物か
- 話が面白い
- 行動力
- 友人や仲間の数
- 趣味の数
- お酒の飲み方
- 人付き合いの仕方
- 利己主義か利他主義か
- まとめ
1. 器が大きい
人生経験が豊富な方は、辛く苦しい経験を人一倍積んでおります。
例えば後輩や部下が何か失敗をしても、それを頭ごなしに怒鳴ることは絶対にしません。
まずは話を聞き、そしてその後輩や部下に対して、自分は何を伝えれば相手のためになるのか、どう振る舞えば相手を成長させることができるのかを考え、それを実行できます。
人生経験の少ない人は、失敗は悪であると単純に捉え、怒鳴り、そして人望を失うことになります。
2. 人のせいにしない
何か仕事上で失敗をしてしまった際、よほど言い逃れのできない状況でない限り、人はなんとか責任を逃れようと必死に立ち回ります。
ですが、人生経験の豊富な人は、失敗を認め、受け入れ、次どうすればよいかを考え、実行することで自信を成長させることができることを知っています。
なので決して人のせいにはせず、自らが責任を負って物事に取り組みます。
3. 能力が高い
人生経験が多ければ多いほど、それだけ成長の機会を多く得てきたことであると言い換えることができます。
非常に単純な話ですが、人よりも経験値を多く積んでいる分能力が高く、人生経験の少ない人よりも良い成果を上げることができます。
4. 人望が厚い
上記の通り、人生経験が多ければ、それだけ能力も高く器が大きい人格を得ることができます。
そのような人は、普通にしているだけでも人生経験の少ない他者よりもよっぽど魅力的で、かつ仕事も集まってきます。
結果、人間的に見ても仕事的にも見ても、非常に人望の厚い柱のような存在となることができます。
5. 人の気持ちを考えることができる
例えば、後輩が仕事上の悩みを抱えていて相談を受けたとします。
人生経験が豊富であれば、その後輩が抱えている悩みについて、似たような経験を自分の記憶から探してきて、より後輩の気持ちに寄り添った話をすることができます。
人生経験が少ない場合、理屈では分かっていても、基本的には自分の経験したことのない悩みについて、机上の空論にて励ますこととなります。
どちらの方が後輩の力になってあげられるかは一目瞭然であると思いますが、やはり他人の気持ちを理解するには、自分が経験したことがある、というのが一番です。
人生経験が豊富であれば、それだけ多くの人の気持ちになって考えられるということです。
6. 柔軟か堅物か
人生経験が多いということは、それだけ様々な状況下にて、悩み考え、人と接しながら何かに取り組んだ、という経験が多いということです。
人の考えというのは常に変化しており、特に何かに取り組んだり壁にぶつかった際に、新たな考えを吸収するものです。
経験を豊富な人はそれだけ考えも変化してきて、様々なものの捉え方をできるようになっております。
一方で、経験の少ない人は自分の考えを変化させる機会にも乏しいことになり、何か物事を捉える際も、ある程度決まった捉え方しかできないものです。
7. 話が面白い
人生経験が豊富であるということは、面白い経験や場面にも多く出会っていることでもあり、やはり話が面白いです。
また様々なことに対して知識や経験がある人は、それだけ様々な人と共通の会話をすることができ、結果話をしていて楽しい存在となれます。
人生経験が少ない人でも、人の話を献身的に聞くことで視野を広げるようなことが可能ですが、どちらかというと自分中心での会話をしてしまいがちで、結果相手に気を遣わせる会話運びとなってしまいます。
8. 行動力
人生経験が多い人は、大抵活発で行動力の高い人です。
行動力が大いにあるからこそ、様々なことに挑戦して人生経験を積み重ねていくことに繋がっています。
逆に人生経験が少ない人は、行動力に乏しいからこそ、経験が少ないという結果に繋がります。
9. 友人や仲間の数
何かに取り組む際、大抵のことは一人では行えません。
経験の豊富な方はすなわち、それだけ多くの人と一緒に何かに取り組んできたとも言うことができ、やはり友人や仲間が多いものです。
10. 趣味の数
人生経験の豊富な人は、常に新たなことにチャレンジをしていくものです。
一つの突き詰めた趣味は持っていても、大抵は様々な友人と多種多様な趣味を楽しんでおられます。
人生経験の少ない人には、そういった自分の活動分野を広げる場にも乏しいものですから、趣味を新たに増やしていくことも難しいのです。
11. お酒の飲み方
大人になると、人付き合いの数だけお酒を飲む機会も増えるものです。
またお酒の飲み方も人それぞれであり、様々な方とお酒を一緒に飲むことで、例えば目上の方とのお酒の飲み方や部下との飲み方等、大人のお酒の飲み方をしっかりと身につけることができます。
12. 人付き合いの仕方
人付き合いは難しいものです。
人生経験の豊富な方は、そんな人付き合いの難しさにこれでもかという程ぶつかってきた経験を持っています。
そのため、一言二言会話をすれば相手がどんな人なのか、どのようなことを大切にしているのか等、なんとなく理解することができ、最初から無茶のないお互いに気持ちの良いお付き合いをすることができます。
人生経験の少ない人は、そもそも相手が云々等考えることなく、出たとこ勝負でやっていくものです。
そのため、上記のように一言二言会話をすれば、その人が人生経験の豊富な人かそうでない人かくらいは、すぐにわかるものです。
13. 利己主義か利他主義か
人生経験が多ければ、それだけ多くの失敗をして、そして助けてもらった経験も持っています。
人間とは一人では生きていけない生き物で、助け合いながら生活をしていますので、そうやって助けてもらった経験から、次は自分が人を助けて、また助けられながら相乗効果を発揮して事を成し遂げていきます。
ですが人生経験の少ない人は、人と関わることでない、自分だけで完結することのできることにしか力を入れてきておりません。
自分の殻を破るという発想がなく、自分中心に物事を捉えるので、基本的には自分が良ければ良いという発想になってしまいます。
まとめ
人間とはいつまでも勉強し成長し続けることのできる生き物です。
経験を多く積めば積むほど、新たな価値観や考え方と出会うことができ、人生をより豊かなものにしていくことができます。
せっかく生まれてきたのですから、誰しもやはり人生を充実させて楽しく生きていきたいものです。
物事がうまくいかない、毎日が退屈である等、人生に何かしらの違和感をお持ちであるなら、是非意識的に新たな経験を積むことで、視野を広げてみてはいかがでしょうか。