なかなか感情を出さない人は、どのような心理状態なのかつかみにくいものです。
実際にどのような心理なのか、特徴とともにチェックしましょう。
- 親の教育によるもの
- 家庭でのトラウマ
- 過去の偉人に憧れている人
- ポーカーフェイスを必要とする人
- 立場上の理由がある人
- 嘘をついている人
- 笑いたくない理由がある人
- 怒りやすいと自覚がある人
- 心のバリアがある人
- 感情を表に出して失敗をした経験がある人
- 無感情になっている人
- うつ病予備軍になっている人
- なぜか表情に出ない人
- まとめ
1. 親の教育によるもの
「感情を表に出すな」という親の教育を受けて育った人がいます。
特に男性に多く、歯を見せただけで怒られるような過激な教育を受けながら育つケースがあります。
このような家庭で育った男性は「男は泣いてはいけない」「むやみに笑ってはいけない」としつけられていますので、感情を表に出さないのも当然です。
このような事情を知れば、男らしい古いタイプの男性だと理解することができます。
それでも笑ってしまった時は、泣いてしまう時は、よほどのことだと分かります。
付き合いやすいタイプの人かもしれません。
2. 家庭でのトラウマ
しつけではなく、暗い家庭で育った人は、感情を表に出さないケースがあります。
気性が激しく、何を考えているのか、キレるポイントが分からないような両親と一緒に生活をしていると、素直に笑っただけなのに怒られたりします。
むやみに感情を表に出したらまずいと思っても仕方がありません。
どことなく暗い表情で、沈みがちな雰囲気の人は、このような辛い環境で育った人でしょう。
また両親ではなく、結婚相手が過激な性格の場合でも、似たようなことが起こります。
独身時代と性格が変わってしまったように、感情を表に出さなくなった人がいたら、結婚相手に問題があるのかもしれません。
3. 過去の偉人に憧れている人
親のしつけではなく、個人的に過去の偉人に憧れている可能性があります。
例えば幕末の薩摩藩士などは、あまり感情を表に出さずに堂々と行動をするのが良しとされていました。
このような偉人に憧れている男性は、あえて感情を表に出さないのかもしれません。
「格好いい」という単純な理由ですので、尊敬する人物が新しく登場したら、全く違ったタイプの人になるかもしれません。
愛読書などをチェックすると良いでしょう。
4. ポーカーフェイスを必要とする人
仕事上、ポーカーフェイスを必要とする人がいます。
例えば救急病棟で働いている人が、いちいち感情を表に出していたら仕事になりません。
消防士や警察なども同様でしょう。
プライベートと仕事は別ですが、やはり仕事をしている時間が長いため、そちらに引っ張られてしまいます。
学生時代の友達などに会えば、感情を表に出す、若い頃のその人のキャラクターが出てくるかもしれません。
消防士や警察官の彼氏ができた女性は、もしかしたら感情が表に出ないことを不審に思うかもしれませんが仕方がない部分もあります。
5. 立場上の理由がある人
職場で感情を表に出さない人には、職場での立場上の理由があるかもしれません。
どの社員に対しても公平に接しようとしている上司が、なるべく感情を出さないようにしようと考えても不思議ではありません。
管理職になりたてで、どのように部下と接すると良いか分からないのかもしれません。
また以前、感情的になりすぎて部下との関係が上手くいかなくなった人が、感情を表に出さないスタイルで行こうと決めている可能性もあります。
役割で演じているだけですので、職場を離れると全然違った性格である可能性があります。
6. 嘘をついている人
例えば彼氏が急に感情を表に出さなくなったとしたら、要注意です。
精神的な病気の可能性もありますが、「嘘をついている」可能性があります。
きっと感情を表に出すと、嘘がばれてしまうような気持ちになっています。
浮気をしている可能性、借金をしている可能性、仕事を黙って止めてしまった可能性など、様々な嘘の可能性ありますので、どのような理由の嘘か突き止める必要があります。
7. 笑いたくない理由がある人
笑顔が少ないタイプの人は、何か笑いたくない理由があるのかもしれません。
もしかしたら、愛犬が亡くなってしまった直後なのかもしれません。
あるいは虫歯が痛むのかもしれません。
周囲の人に話をすると、感情が決壊してしまいそうで恥ずかしい時に、押し黙って耐える人がいます。
8. 怒りやすいと自覚がある人
自分が感情的になりやすい人、怒りやすいと気付いている人がいます。
このような人は、感情を表に出した時の自分のことが信頼できないため、ポーカーフェイスでいようとします。
9. 心のバリアがある人
他人に心を開くのが苦手で、心にバリアを作っている人も感情を表に出しません。
そのような人が感情を表に出す相手は、本当に限られた人だけでしょう。
彼氏や彼女、両親や親友など一握りの人に対してだけのはずです。
もし自分にも心を開いてもらいたいと思ったら、特別な立ち場の人になれるように努力する必要があります。
しかしあまり期待はできないでしょう。
10. 感情を表に出して失敗をした経験がある人
かつて感情を表に出して、大きな事件を起こしてしまったような人もいます。
取引先の担当者を怒らせて出入り禁止になってしまったり、強く怒って部下が会社を辞めてしまったような経験がある人です。
このような人も、感情を表に出すのをためらう傾向があります。
例えば上司がそのようなタイプだと思ったら、上司の同僚や近い世代の先輩にそれとなく話を聞いてみましょう。
11. 無感情になっている人
何にも感動しない、無感情な人がたまにいます。
忙しすぎて限界を超えている人は、燃え尽き症候群になり、無感情にもなりやすい傾向があります。
その人が回復するまで、距離を置いた方が良いでしょう。
12. うつ病予備軍になっている人
同様に、うつ病予備軍になっている可能性があります。
近い関係の人なら、心療内科などの受診をすすめることを考えましょう。
13. なぜか表情に出ない人
心の中では喜怒哀楽があるのに、なぜかその感情が表情に出ない人もいます。
「笑ってるつもりなんだけど. 」と、その人は無表情で言うかもしれません。
仲良くなれば、微妙の表情の違いを区別できるようになるでしょう。
付き合いやすい、問題の無いタイプの人です。
まとめ
感情を表に出さない人の心理状態は、人それぞれです。
どのような理由で感情を表に出さないかを知れば、それほど深く考えずに接することができるようになります。
自分も似たような部分があることに気付き、親しみを感じるきっかけになるかもしれません。