失敗したのは他人のせい、こんな家族だから私はこんな性格になったなど、責任転嫁する人の心理や特徴についてまとめました。
- コンプレックスが多い
- ネガティブな性格である
- 自分に自信がない
- 相手の足元を見る
- 対人恐怖症
- 家族が嫌い
- 自己中心的な性格
- ずる賢い性格
- 衝動的な性格
- ルールやマナーを守れない
- 喜怒哀楽が激しい子供のような性格
- 批判的で他罰的な性格
- 大きなストレスを抱えている
- まとめ
1. コンプレックスが多い
責任転嫁をする人はコンプレックスが多い傾向があります。
容姿について、能力について、人間関係について、自分は醜い、劣っている、恵まれていないという負の感情に苛まれ、優れている人や美しい人に嫉妬を抱くことが多いです。
それゆえに自分より上の人を陥れるために、責任をなすりつけることもあるのです。
他者と比べて落ち込むのではなく、自分にしかない能力や魅力に気付くことが必要です。
2. ネガティブな性格である
責任転嫁をする人はネガティブな性格です。
常に成功よりも失敗することを考え、臆病になり、前に進めないことが多いです。
それゆえに何かに挑戦したり、関わったりした時は、自分のせいではない、相手が巻き込んだから悪い、誘ったのだから悪いと、相手の好意をないがしろにして、切り捨てることも多いのです。
ですから、人間関係を上手く構築できず、孤独になることも多いのです。
3. 自分に自信がない
責任転嫁をする人は、自分に自信がない人が多いです。
何かにつけて、自分が劣っていることを引け目に感じ
「どうせ私は何もできない」というように、さまざまことから避けてしまいます。
それゆえに、自分より優れている人を羨み、やっかむ気持ちも強いのです。
自分が失敗しても、そうした嫉妬の対象に責任をなすりつけて、こき下ろそうとする人もいるでしょう。
また優秀な人の失敗を見て、優越感に浸ったり、馬鹿にしたりすることも多いのです。
4. 相手の足元を見る
責任転嫁をする人は、相手の足もとを見ます。
嫉妬心が強く、歪んだコンプレックスを抱いているため、相手の弱点や欠点をみつけ、弱みを握ることに喜びをいだくような人もいるのです。
そして、自分が行ったことへの責任から逃れ、相手のせいにすることも得意です。
逆に、自分自身の弱点を追及された時は、火のように激怒し、非難したり、仕返しすることも多いでしょう。
攻撃的で陰湿でありますが、根本は脆弱で幼稚なことが多いのです。
5. 対人恐怖症
責任転嫁をする人は対人恐怖症の人が多いです。
他人を信じられず、心を委ねることができないため、友人が少ないです。
大勢の人がいる場所が苦手で、初めての環境にも苦労するでしょう。
人への不信感から、「○○が悪い」「○○のせいで」
というようにありもしない責任を追及し、悪意をぶつけてくることもあるのです。
妄想的で攻撃的であるので、周囲から敬遠されがちなことが多いでしょう。
6. 家族が嫌い
責任転嫁をする人は、家族が嫌いだったり、家族に恨みをもっている人も多いです。
自分の見た目や心にコンプレックスを抱いていることが多く
「私がこんなに醜いのは家族の遺伝のせいだ」「私は家族に愛されなかったからこんなに心が汚れたんだ」
「私が成長できなかったのは家族が甘やかしすぎたからだ」
というように、たとえ愛を受けて育ったとしても、こうした怨恨の気持ちにとらわれてしまっていることが多いのです。
もちろん虐待やネグレクトや過干渉などの機能不全家族で、育った場合もこうしたコンプレックスを抱くことが多いです。
7. 自己中心的な性格
責任転嫁をする人は、自己中心的な性格です。
自分本位に行動するため、周囲を慮ることなく、傷つけることや迷惑をかけることもあるでしょう。
そして、たとえ失敗しても、自分で責任は負わず、誰かのせいにして責任逃れをすることが多いのです。
成功の甘い蜜だけは吸い、失敗は他者に押し付けるので、多くの人から嫌われがちです。
8. ずる賢い性格
責任転嫁をする人はずる賢い性格と言えるでしょう。
細やかで観察力や洞察力に優れているので、ここは関わるべきか、それとも逃げるべきか、というように、タイミングや状況を見極める力があるので、危険だと思ったら、責任を負わずに逃げてしまう場合もあるのです。
それゆえに、ずる賢く、せこいやつだと非難されてしまうこともあるでしょう。
危機回避能力には優れているので、恨まれながらも、生きながらえるサバイバル能力は高いです。
9. 衝動的な性格
責任転嫁をする人は衝動的な性格の人も多いです。
理性で自分の欲をコントロールすることができずに、浪費に走ってしまったり、性に奔放になりすぎたりと、衝動にしたがって行動してしまうことが多いのです。
それゆえに周囲に多大な迷惑をかけがちですが、自分自身が悪いとは感じていない人も多いのです。
セルフネグレクトや精神疾患などの場合もあるので、適切な処置を受けるべきです。
10. ルールやマナーを守れない
責任転嫁をする人はルールやマナーを守れない傾向が強いです。
自分の欲求や気持ちを優先して、社会の規範に反するような行動をしてしまいがちです。
そして、「自分のせいではない」「こんなきまりは知らなかった」
と白を切り、責任逃れをすることが多いのです。
それゆえに社会的な評価も低く、周囲から避けられることも多いでしょう。
11. 喜怒哀楽が激しい子供のような性格
責任転嫁をする人は、喜怒哀楽が激しく子供のような性格の人が多いです。
TPOを考えずに、自分の思ったことを言ってしまったり、やりたいことをやってしまったりと
周囲から顰蹙を買うことが多いのです。
その尻ぬぐいを、家族や友人や恋人がする羽目になるでしょう。
また、悪気なくやってしまうパターンが多いので、余計に対処しづらいのです。
相手に恥をかかせないためにも、衝動や欲求のコントロールをする必要があります。
12. 批判的で他罰的な性格
責任転嫁をする人は、批判的で他罰的な性格です。
自分の責任を顧みず、相手の欠点や弱点ばかりを批判します。
ネット上でも、我がもの顔で叩いたり炎上させたりと、モラルに反するような攻撃が多いのが特徴です。
人のふりみて我がふりなおせというように、自分の行動について反省できなければ、自分自身も叩かれてしまうでしょう。
13. 大きなストレスを抱えている
責任転嫁をする人は、大きなストレスを抱えている場合も多いです。
自分が今ぶつかっている問題から逃げたい、苦しくて辛い、抱えきれないという気持ちが強く、他人に責任を押し付けて遁走してしまうこともあります。
ストレスゆえに相手を傷つけ、自分も傷つけしまうことも多いでしょう。
カウンセリングや医療的な措置を受けて、ストレスを軽減することが必要です。
まとめ
責任転嫁をする人は、さまざまな場面で相手を追い詰めると共に、自分自身を追い詰め、攻撃している場合が多いです。
歪んだコンプレックスや、嫉妬を捨てるのはなかなか難しいことですが、時間をかけて修正していくことが大切です。
自分の欠点よりも、長所を見つけ、自分自身を認めることも大切でしょう。