今回は臨機応変な人の特徴を挙げていきます。
臨機応変に立ち回れる人は世代を問わずかっこいいものです。
- 柔軟性がある
- 先を見る能力がある
- 頭の切り替えが速い
- 他の案を常に持つようにしている
- 頭の回転が速い
- 他人への指示が的確である
- マルチタスクができる
- ほとんど怒らない
- 行動がきびきびしている
- 話すのが速い
- 理論的である
- 場を明るくする力がある
- 時間に余裕を持って行動している
- 突然の依頼でも快く引き受ける
- 細かいことは気にしない
- 100点を目指さない
- 瞬発力がある
- 人の様々な面を見ている
- 情報をよく選別して取り入れている
- 人から頼みごとをされやすい
- まとめ
1. 柔軟性がある
臨機応変な人は柔軟性を持っています。
何かトラブルが起きても動じることなく、次の一手を考えるのです。
決してこれまでの計画に固執したりはしません。
固執していては物事が前に進みませんし、周りにも迷惑をかけることが分かっているのです。
柔軟性は人生経験を多く積んでいる人にどんどん備わっていくようです。
2. 先を見る能力がある
臨機応変な人は、時間軸の先のことを見る力を持っています。
先のことを見て、起こりそうなことをあらかじめピックアップしておけるのです。
そういった人は何かが起きても想定内のことであるので、対応が的確で速いのです。
他の人が考えないような可能性まで考慮に入れています。
3. 頭の切り替えが速い
臨機応変な人は頭の切り替えが速いです。
何か対応しなければいけない事項ができた際に、なぜこのようなことが起こったのかという原因を探る方向に考えるのではなく、まず目の前の事態に対応することを心がけています。
とりあえずは事態を良い方向に、前に進めようとするのです。
原因を探るのは後回しにし、後でちゃんとした対策をし、再発しないようにします。
4. 他の案を常に持つようにしている
臨機応変な人は今進めていることがうまくいっていたとしても、他の案をいくつか常に持つようにしています。
うまくいっている現実は、次の瞬間には崩れ去ってしまうような儚いものです。
うまくいっているということに甘んじてしまうと、トラブルの際にはフリーズしてしまいます。
現在の計画を捨てにくくもなりますし、次の行動にも移りにくくなります。
臨機応変な人は他の案で進めることも想定しているので、プロジェクトなどの成功率が著しく高くなります。
5. 頭の回転が速い
臨機応変な人は頭の回転も速いです。
対応すべきことに直面した際には、次にどうするかを瞬時に考えねばなりません。
「えーと…」と頭と手が止まってしまうようでは、自分が動けませんし、他の人に指示ができませんし、事態はますます悪化する一方です。
臨機応変な人は有事の際にも頭が止まらないようにできているのです。
6. 他人への指示が的確である
臨機応変な人は他の人に出す指示も的確で分かりやすいものです。
人をまとめる立場の人は、何かが起こったときには他の人へも指示を出し直さなければなりません。
自分だけが行動を変えてもいけないのです。
指示を出し直すわけですから、前の指示との区別がつくように的確に分かりやすく指示を出す必要があります。
トラブルの際には緊急対応が求められますので、なおさらすぐ動けるような指示が必要です。
上司に力量はこういった時に発揮されるものです。
7. マルチタスクができる
臨機応変な人はマルチタスクを難なくこなします。
並行して様々なことを同時にできるのです。
一度に瞬間的に考えることはひとつのことだけだとしても、頭の回転が速いので、次々と頭を切り替えて考えることができます。
会議調整を進めながら資料作成をし、翌日の営業のアポ取りもできるのです。
ここで飛び込みでタスクが入ったとしても、これまでのタスクに割り込んで行うこともできます。
これは仕事だけでなく、家事やプライベートにおいても同様です。
「できる人」はどんな場面でも「できる人」なのです。
8. ほとんど怒らない
臨機応変な人はほとんど怒ることがありません。
いちいち細かいことに怒っていては物事が前に進まないのです。
怒るエネルギーももったいないと感じています。
人に対して怒らなければならない場面があったとしても、タイミングをみてちゃんと叱ります。
今は何を優先してすべきかが分かっている人なので、周りからの信頼も厚いです。
9. 行動がきびきびしている
臨機応変な人は行動がいつもきびきびしています。
歩くのも速いし颯爽としていますし、パソコンのタイピングの速さも一流であり、とにかくテキパキしているのです。
行動をテキパキとさせることで頭の回転も速まります。
頭の回転が速いと行動も速くなります。
相乗効果があるのです。
10. 話すのが速い
臨機応変な人は話すことも速いです。
話し方にもテキパキとした感じが表れます。
しかし早口で分かりにくいというのではなく、的確に短い言葉で言い表したりするので、結果、話が短くなるのです。
聞いている相手にもテンポが生まれ、その相手もテキパキと行動できるようになります。
11. 理論的である
臨機応変な人は頭の中が理路整然と整理されているものです。
ごちゃごちゃした頭の人では、何をすべきかの優先順位がつけづらいものです。
臨機応変な人は頭の中でやるべきことなどがブロック分けされており、優先順位の高いものから取り掛かれるようになっています。
優先順位の低いものは、後回しにはされますが、忘れることなく後で取り掛かれるようになっています。
目の前のことに取り組んでいるときは、他のことを思い出して邪魔するということがないようにもなっています。
結果、集中力も高いのです。
12. 場を明るくする力がある
臨機応変な人は場を明るくする力も持っています。
トラブル対応では全体が動揺してしまい、暗くなってしまうこともあります。
そういった場合に全体の士気を高めていくために、場を和ませたり、明るくしたりするのです。
全体の雰囲気がトラブル対応に影響することが分かっています。
トラブルが必要以上に重くのしかからないように意図的に工夫しているのです。
現場での信頼も自然と厚くなります
13. 時間に余裕を持って行動している
臨機応変な人は常に時間に余裕を持って行動するようにしています。
時間に余裕がないと自分にも余裕が生まれませんし、余裕がないとトラブル対応が実際にできなくなってしまいがちです。
余裕のあるなしは仕事の成果に直結します。
また仕事だけでなく私生活でも余裕のある人はかっこよく見え、大人な感じがします。
時間に余裕を持てるように、前倒しで計画を進めていることが多いのです。
14. 突然の依頼でも快く引き受ける
臨機応変な人は突然の依頼でも快く引き受けてくれます。
何かが起こるだろうという心の準備がいつも出来ているので、突然依頼されても嫌な顔せずに対応できるのです。
むしろそういう対応をすることが本当の仕事と思っているのかもしれません。
人は突然お願い事をするものです。
事前にその人自身に余裕があって準備ができるのであれば、他の人に依頼などしないわけですから。
臨機応変な人はそれがよく分かっているので、対応ができるのです。
15. 細かいことは気にしない
臨機応変な人は細かいことを気にしません。
全体を前に進めるためには細かいところでおかしなところがあってもとりあえず進めてしまいます。
後で修正ができるものであればなおさら、今は放っておくという対応をとるのです。
後で挽回できるものか、挽回には労力が必要か、などの判断を瞬時に行っています。
頭の回転が速く、常に状況を掴んでいるので、こういったことは比較的容易にできます。
16. 100点を目指さない
臨機応変な人は決して100点を目指しません。
70点をとれば満足で、80点などとれた日にはそれこそ予想外というほど喜びます。
時と場合によっては60点でもいい場合があります。
0点から70点にするエネルギーと、70点から100点にもっていくエネルギーとでは、後者の方がより多く必要となることは明らかです。
あるひとつのことで100点を目指すよりも、他のことに取り掛かってまた70点を目指すことを選択するのです。
これができずに100点をとりたがる人は、一見優秀に見えても仕事ができない人なのです。
17. 瞬発力がある
臨機応変な人には瞬発力があります。
陸上で例えると、マラソンタイプというより100メートル走が得意なタイプなのです。
方向転換の際の爆発的な瞬発力を持って、現場を動かしていったり、自分がいち早く行動していったりします。
何かあった時に駆け出す初速が速いのです。
周りの人はこの人の動きを見て自分の動きを決めたりするので、臨機応変な人の動きは大変重要なのです。
18. 人の様々な面を見ている
臨機応変な人は、普段から人の様々な面を見ています。
人の能力、素質を見抜く目があるのです。
人のことをよく分かっているので、仕事の采配が振るえますし、有事の際には的確に人を配置することができます。
仕事中には分からない面も、例えば飲みの席で発見したりもします。
仕事は一見できないとされている人でも、さりげない気配りをかかさない、他人を怒らせない、というような素質があることを見抜いているので、何かあったときにそういう人をあてがったりできるのです。
部下にも慕われるタイプです。
19. 情報をよく選別して取り入れている
臨機応変な人は情報を選別して自分に取り入れています。
現代は情報化社会であり、情報過多の状態にあります。
何も考えずにいると、情報を眺めているだけで1日が終わってしまいます。
臨機応変な人は自分がすべきことに必要な最小限の情報を取り入れ、動き出すのです。
かといって取り入れる情報が少ないというのでもありません。
むしろ他の人より多いので、先の可能性も見ることができますし、人のこともよく分かったりするのです。
情報を短時間で多く取り入れるような工夫をしているのです。
20. 人から頼みごとをされやすい
臨機応変な人は人から頼みごとをされやすいです。
余裕を常に持つようにしているので、頼みやすいのです。
他の人より圧倒的に頼みごとをされる回数が多いです。
また、型通りの対応ではなく、相手にあった対応をすることができるので、他の人とは何かが違う、と思わせてくれます。
これが信頼につながるのです。
まとめ
いかがでしたか。
臨機応変な人は総じて人間力と言われる能力が高いことが分かりました。
場合場合に応じていくのは、知識だけでは不足です。
その場で瞬時に自分の頭で考えて、とりあえずの最善の一手をいち早く打つ、ということが肝心なのです。
日々の訓練で臨機応変さを身に着けていきましょう。