仕事上やご近所関係でも、何かと人から、特に目上の人から干渉されがちな人がいます。
干渉する方も世話好きという事もありますが、干渉ばかりされるのはあまり気持ちの良い場合ばかりではありません。
- 優柔不断
- 「No」と言えない
- 作業がのろい
- 人が良い
- 完璧主義では無い
- 気が弱い
- 人付き合いが上手くないところがある
- 相手のペースになってしまう
- 干渉を気にし過ぎて干渉を引き寄せてしまう
- 見ていられない雰囲気がある
- 本当は干渉が嫌い
- 自分のペースを持っている
- 聞き流す努力を
- まとめ
1. 優柔不断
干渉されやすい人の特徴としてまず優柔不断な性格が挙げられます。
一見してはわかりませんが、本人は何事に付けて時間を掛けないと決められない事が多いのです。
そんな時、見ている人が見兼ねて、或いは親切気で「こうしたら?だってあなたにはそれが向いているじゃない」と言うような事を言われたりしてしまいます。
それで助かる場合もありますが、本人が「そうね」と言うような返事をしても、それは有難迷惑である事も多いのです。
本人としてはゆっくり考えて、自分が納得・・・と言うより時間切れでやっと決心するといった形になるのですが、それでも人から干渉されるよりは自分で決めたいと思っている場合が多いです。
2. 「No」と言えない
「Noと言えない日本人」と言う本がありますが、干渉されやすい人はキッパリNoと言う事がなかなか出来ません。
他人から「ああしなさいよ」「こうしたらいいわね」と言われると、自分の意に沿わなくても「あ、それよりはこうした方がいいです」と自分の気持ちをソフトにでも伝える事が苦手です。
そこで、取りあえずは「はい、そうですね」と答えてしまいます。
しかし、心の中では言われた通りにしないと相手の機嫌を損ねるかもしれないと、渋々その通りにするか、又は言われたようにはしないで、それを指摘されないかとちょっとビクビクしたりしています。
3. 作業がのろい
仕事でも家事をする時でも、干渉されやすい人はテキパキをこなすよりはゆっくり確実にこなしていくタイプです。
それが、世話好き、もっと言えばお節介な人から見ると、「見ていられない」という事で、口出しをします。
本人は有効なアドバイスのつもりでも、本人には本人がこれまでの人生で築き上げてきた、自分に合ったやり方があるのです。
それがテキパキタイプの人から見ると、のろまに見えてしまい、干渉の原因となってしまうのです。
4. 人が良い
干渉されやすい人は人が良く、優しいので当然人に好かれます。
だからこそ、相手も物が言いやすいのです。
いい人だからアドバイスしたい、いい人だから聞いてくれるだろうと相手は思うのです。
人に好かれるのは嬉しい事ですし、自分が出来るアドバイスには感謝しますが、自分とは会わない干渉をされた時にそのまま聞き流す事も悪いかなと考えてしまうのが干渉されやすい人の特徴です。
5. 完璧主義では無い
干渉されやすい人はいい加減な性格ではありませんが、完璧主義でもありません。
自分のペースで物事を進めたいのです。
完璧主義なら、周りは逆に干渉出来ないでしょう。
その適度ないい加減さに世話好きの人が口を出す隙があるとも言えるでしょう。
優しい性格ですし、Noと言えないので、干渉する方も、余程気を遣う人でない限り自分が相手の迷惑になっている事に気付きにくいのです。
6. 気が弱い
Noと言えない人は、気が弱いとも言えます。
特別気が弱い訳ではありませんが、人との関係を悪くしたくない気持ちがあるので、干渉されても怒ったり、断ったりがなかなか出来ません。
聞くだけ聞いて放っておけば良いのですが、それも悪いかな、と考えます。
若しくは干渉された事に対して、その通りにやったかどうか相手が見ていないかまで気にする人もいます。
7. 人付き合いが上手くないところがある
親しい友人とは別ですが、このタイプの人は職場やご近所といった一般的な人付きあいがあまり得意ではありません。
本人は優しいし、気も利く方なので職場でもご近所でも好かれます。
周りから好かれる人の方が干渉されやすいのはわかりますね。
話し掛けやすいのです。
ところが本人は実は挨拶などは良いのですが、話に上手く乗れなかったり、自分の考えと違うなと思うと全く無口になってしまう事があります。
嘘をついて話を合わす事はしたくないし、そんな器用さというかずる賢さも持ち合わせていません。
8. 相手のペースになってしまう
干渉されやすい人は、話していても相手のペースに巻かれてしまう事がよくあります。
自分より活発で決断力のある人と一緒だと、ほぼその人のペースで話が進みます。
本人はただ相槌を打つような感じです。
それは干渉されるような時も同じです。
いつの間にか相手が自分に対して「こうしたら」という流れになっていき、戸惑う事があります。
9. 干渉を気にし過ぎて干渉を引き寄せてしまう
物事は気にすれば気にする程、そちらの方へ動いて行ってしまう事がありますね。
だから、人間は何か起こっても悪い方へは考えずに、良い方へ良い方へと考えを向けるのが得策です。
強く念じれば事態が思ったような良い展開を見せる事はよく聞く話ですね。
ところが、干渉されやすい人は、時々「又何か干渉めいた事を言われないかな」と考えてしまう事があります。
それだけ実は自由に行きたい人なのですが、嫌なことがあるとそれが頭の中からしばらく抜けません。
「又あの人に干渉されてしまった。
次は何を言ってくるのだろう」と考えてしまえば、それは「引き寄せの法」から見れば、自ら干渉を引き寄せているような物となってしまいます。
10. 見ていられない雰囲気がある
干渉されやすい人でも、しっかり者は沢山います。
しかし、中には目上どころか目下から見ていても、思わず手を差し伸べて上げたくなる人もいます。
こういうタイプの人の場合は、往々にして自分から人に何でも頼る事があるので、却って普通の干渉されやすい人よりは、干渉されません。
当たり前ですね。
自分から先に人に聞いてしまうからです。
11. 本当は干渉が嫌い
しかし、一般的に干渉されやすい人は、他の人より多く干渉される訳ですから、干渉されるのに閉口しています。
しかも、20歳も超えた大人になっても、30歳、40歳になってももっと目上の人から干渉されることもあります。
これは干渉されやすい人の性格と共に、日本人のお節介の気質も関係しています。
欧米なら絶対他人のそこまでは踏み込まないだろうと言うような所まで、日本人は踏み込む事があります。
嫁姑の争いも姑が嫁を、何も知らない子供扱いする所から始まるとも言えます。
大人になれば誰でも自分の生活の仕方、仕事の進め方が決まってきます。
干渉されても聞き流せるように訓練すると、楽になると思います。
12. 自分のペースを持っている
干渉されやすい人は、実は自分のペースややり方を持っているので、干渉を嫌う訳です。
干渉された時、何も気にせず受け入れる人、聞き流す人と色々ですが、干渉をしょっちゅう受ける人は、実は自分のペースがあるのに優しい話しかけやすい性格から色々口出しをされてしまいます。
本当は自分のペースで何事も進めたと言う強い意志を持っています。
13. 聞き流す努力を
干渉にメゲてしまって困ったり、嫌な気分になるのも時間の無駄です。
干渉を受けやすい人は、その場でも熱心に相手に相槌を打たず、軽く聞いて置き、自分い必要のない干渉ならばそのまま聞き流すように努力しましょう。
気持ちが随分楽になると思います。
まとめ
干渉されやすい人がいるのは事実ですが、干渉し過ぎる人が多いのが日本と言う国です。
中には「余計な事かもしれないけど・・・」と謙虚に言う方もいますが、逆に見れば、余計な事と思うなら初めから相手に言わなければ良いわけで、これは干渉する側に問題があるとも言えます。
良いアドバイスと自分には合わないアドバイスを見極めて、賢く生活しましょう。