学生であれ、社会人であれ生きていれば必ず溜まるのがストレスです。
そんなストレスが溜まりやすい人の特徴を20個にまとめました。
- ともかく真面目で、几帳面
- 人の頼みを断れない
- 空気を読みすぎる
- 極度の心配性
- 白黒はっきりさせたがる
- 頑張り屋さん
- 完璧主義者
- 記憶力が良い
- 世間体を気にする
- あまり笑わない、あまり泣かない
- 寝つきが悪く、睡眠時間も短い
- 運動不足
- 社会的地位への依存心が強い
- 仕事が趣味
- 無口
- 偏見を抱く対象が多い
- 流行に敏感
- 気が置けない友人がいない
- 実は、自信が無い
- サラリーマン!
- まとめ
1. ともかく真面目で、几帳面
とても良いことなのですが、適当に…というのが苦手です。
勉強も、仕事も、遊びも、人付き合いも手を抜くことが出来ません。
為すべきことも、それにかかる自身のコストも上昇し、結果としてストレスが発生します。
おまけに他人の適当さも気にかかり、ストレスの一部になってしまいます。
2. 人の頼みを断れない
プライベートでも、仕事でも、頼まれたら断れないし、断らない。
人間関係においても、仕事を進める上でも好結果を生むことが多い特性ですが、YESと答えた数にストレスは比例します。
また断らない人には、頼み事が集まってくるのです。
そのたびに、自分の都合を調整する事になりますし、頼まれごとには結果が要求されるのです。
結局、頼んだ側のストレスが一部移譲された状態と言えます。
3. 空気を読みすぎる
空気を読んで常に行動する。
気遣いにも優れた能力を発揮します。
非常にありがたい存在ですが、読みすぎるのは本人にとってやはり不幸です。
ささいな相手の行動を深読みしすぎた結果、過剰な気遣いや、自身を傷付けてしまう心の動きがストレスを生み出します。
その上、空気を読まない人の存在が、本人のストレスをさらに増大させるでしょう。
4. 極度の心配性
良く言えば、先の事をよく考えているわけですが、不確定な未来を過度に思いめぐらす傾向があり、余計な心配を抱え込みます。
備えあれば憂いなしとは言うものの、心配性な方の場合、備えそのものに不備が無いだろうかと、今度は不安になり…という不毛な悪循環が発生する懸念もあります。
5. 白黒はっきりさせたがる
世の中グレーゾーンだらけです。
善悪の基準も、国や地域、奉じている宗教や思想、育った環境で千差万別です。
ただ、ストレスを溜め込みやすい人は、それが許せない、または少しでも白黒明確にしたいと考えています。
本人からすると正しい指摘であるという認識がありますが、結果として周囲との軋轢を生む可能性があります。
グレーゾーンを認識したことでまずストレスを感じ、解消するために行動した結果がさらにストレスが発生するのです。
6. 頑張り屋さん
頑張ることは大事です。
ほとんどの方々、ある程度頑張ってくれているから、社会制度が保たれているわけです。
ただ、集団には一定数の怠け者が発生します。
そのために、犠牲になってしまっているのが、問題解決能力に優れた一定数の頑張り屋さんです。
頑張り屋さんは、その優れた資質ゆえに、社会への貢献に比例して自身のストレスは増大するでしょう。
7. 完璧主義者
頑張り屋さん資質と併存する事が多いですが、非常にストレスが溜まりやすい方の特徴となります。
なぜなら、本当に完璧なものなどただの人間には無理だからです。
ですが、完璧主義者は常に完璧であることを求めます。
完璧である事を追求し、完璧でない事に落胆する。
少し力を抜いても十分な結果になるのですが、完璧主義者はそれでは納得できません。
8. 記憶力が良い
周囲が忘れているような随分昔の出来事を、詳細に覚えているような人です。
自分の事であれ、他者の事であれ、気になるささいな一言や行動を忘れません。
なぜ忘れないかと言えば、幾度も反芻して悩みごとの一部となっているためです。
いわゆる、クヨクヨしている…という事になります。
夢でもう一度思い返すこともあり、数年たっても新鮮な記憶として保持しているためストレスが蓄積されていくのです。
9. 世間体を気にする
ある程度気にする必要あるのですが、気にしすぎはやはりよくありません。
そもそも世間などというものは、都市部においては、本人が感じているほど注目していないのです。
ただ、気にしすぎる方にとって、都市部であれ、片田舎であれ世間は世間。
買い物一つ行くにも人の目が気になります。
メディアが伝える標準から逸脱する事に極度に恐怖心を感じます。
10. あまり笑わない、あまり泣かない
実は、笑う、そして泣くという行動は、ストレス発散に多大な効果があります。
この機能を有効に活用できていない、または抑制しているため結果としてストレスを溜め込んでいる状態になっています。
ストレスだらけで笑えないよという方も多いかと思いますが、大きな間違いです。
それでも発散しきれない時は、いよいよ涙を流して泣くべき時なのです。
11. 寝つきが悪く、睡眠時間も短い
睡眠は、心身共に最大最良の健康法です。
ですが、寝つきの悪い方は、ベッドの上で一人反省会を開催しているケースが多いのです。
あれやこれやと思い出しては後悔し…と、ますます眠りが遠のきます。
結果、貴重な睡眠時間も短くなり、無情な目覚まし時計の音にいら立ちながら朝の準備を始めます。
全くストレス軽減に貢献しない睡眠となってしまうのです。
12. 運動不足
睡眠とセットですが、運動も非常に重要です。
本格的なトレーニングである必要はありませんが、年齢に合わせた適度なスポーツは確実にストレスを軽減させます。
ただ、残念ながら、ストレスが溜まりやすい人ほど運動できるような時間も少なく、その気力を持たせるような生活スタイルになっていません。
卵が先か、鶏か…になりますが、ストレスフルな環境にいるために運動できず、運動不足の結果としてストレス軽減の機会を失っているのです。
13. 社会的地位への依存心が強い
企業内におけるタイトルは、その方の組織における能力を示す指標ではあります。
ただ、そのタイトルを得るために多くの時間と能力を費やし、維持しさらに上に行くためにも、さらなる犠牲が必要となります。
ストレスを溜めこんで手にした果実ですが、役職定年か、定年でタイトルには「元」が付く結果となるのです。
依存心が強ければ強いほど、失った時のストレスも大きいでしょう。
14. 仕事が趣味
地位への依存と関連しますが、仕事が趣味となってしまっている方も、ストレスが溜まりやすい状況にあると言えます。
趣味を仕事に出来ている方もいるはずですが、仕事が趣味にはなり得ません。
趣味とは結果責任を伴わないものである必要があるからです。
納期と責任が発生した時点で趣味では無いのです。
本来ストレスを軽減させるべき趣味が、仕事という錯誤に陥っている場合、ストレス軽減の機会を失っているのです。
15. 無口
他者との触れ合いがストレスだ…とおっしゃる方もいるかもしれませんが、やはりコミュニケーション不足はストレスを溜め込む要因となります。
やはり、誰かに自分の思いや考えを聞いてもらうというのは重要な行為です。
無口な方は、その帰結として自問自答を繰り返す事が多いのではないでしょうか。
それが大事なケースも多々ありますが、自問自答は多くの場合ストレスを溜める原因になり易いと言えるでしょう。
16. 偏見を抱く対象が多い
偏見を抱かれている側もストレスですが、偏見を抱く側も多大なストレスを抱えることになります。
なぜなら、どれだけ疎ましいと思っていても、その対象は消滅しないのです。
また、それが正しくない感情であるという事も、頭の片隅では理解しているためストレスの要因になります。
この対象が多ければ多いほど、これらの負のスパイラルが多重に発生します。
17. 流行に敏感
見えざる神の手を感じるが如く、ありとあらゆる分野で流行りすたりが存在します。
衣服、車、髪型、メイク、果てはダイエット法まで。
これらの情報に疎ければ、何も気にせずに生きていけるのですが、敏感な方の場合はそうもいきません。
自分が何かで遅れている状態が不安にさせ、遅れを取り戻すために自己の資本を投じます。
その資本を得るために時間や能力を投じ…と、各プロセスで確実にストレスが発生してしまいます。
おまけに流行はあっと言う間に変遷していくループで終わりがありません。
18. 気が置けない友人がいない
妻でもなく、恋人でもなく、勿論子供でもなく、やはり人生に友人は必要です。
特に学生時代に得た気が置けない友人は貴重です。
どれほどストレスが溜まった状況でも、昔の友人と居酒屋で一杯。
お互い利害関係の無い事が保証された環境で、馬鹿な話しに興じるのは大事な時間です。
19. 実は、自信が無い
ストレスが溜まりやすい人の中には、普段自信たっぷりな言動を示す方もいます。
ただし、多くの場合はセルフプロデュースの可能性が高いのです。
実は自信が無いために、意志の力で自信を発散させている傾向があります。
自信が無いことにストレスを感じ、自信を装うために行動する事がさらなるストレスを生み出します。
20. サラリーマン!
現代社会のストレス王者は、やはりサラリーマンでしょう!
ストレスを溜めてしまう機会が、一日に何度も訪れるうえ、時間的、金銭的制約が多いためストレスを発散する機会がそもそも少ないのです。
何十年もローンが残っているマンションの寝室で早朝目覚め、朝食をゆっくり摂る間も無いまま駅のホームへ。
満員電車の中で、スマホでニュースとメールをチェック。
ああ、会議資料作ってなかったなどと考えながらデスクに着席。
上司のご機嫌を伺いながらいそいそと資料を作成している内に昼休み。
午後は客先周りでクレームをたっぷりと持ち帰り、自社にて報告書を作成して…あっと言う間に夜になっています。
疲れた体で帰宅して、一人スポーツニュースを見ながら夕食を取り就寝。
毎日少しずつストレスが溜まっていくのが日本のサラリーマン。
まとめ
以上、ストレスが溜まりやすい人について、20の特徴でまとめてみました。
ご覧の皆さんも、きっと複数あてはまった事と思います。
結局、会社の同僚、上司も、いつもの道ですれ違う近所の方も、コンビニでよく会う見知らぬOLさんも、皆さんストレスを溜めやすい人なのです。
お互いそれを気遣っていければ、情報過多な現代で、少しでもストレスを減らしていけるのではないでしょうか。