冷静になれずに感情がむき出しになる人がいます。
人間関係において感情的な人というのは相手を困らせたり振り回したりする存在です。
そんな直ぐ感情的になる人の心理や特徴、対処法をまとめてみました。
参考にどうぞ。
- 理解力がない
- 自己中心的な考え方
- 言い負かされる前に感情的になって誤魔化す
- 自分が責められているのではないかと敏感になる
- 幼稚なところがある
- 人に負けたくないという思いが強い
- 勝ち負けにこだわる
- 見栄っ張り
- 嘘がつけないタイプ
- 後先考えずに発言してしまうことが多い
- 単純なところがある
- お世辞に弱い、真に受ける
- 喧嘩が多い
- 人間関係が長続きしにくい
- 人に対して批判、悪口が多い
- 自分のことは必要以上に話さない
- 基本的に聞き役に回る
- 褒める
- 機嫌が悪い時には側に寄らない、目を合わせない
- 言い負かさない
- まとめ
1. 理解力がない
直ぐ感情的になる人によくある特徴が、相手の話を途中まで聞いて勝手に違った解釈をしてしまうことがあります。
つまり誤解して勝手に怒ってしまう、傷ついてしまうというパターンです。
理解力に乏しい、知性的な会話が成り立たない相手であればそのように疑って見てもいいでしょう。
2. 自己中心的な考え方
直ぐ感情的になる人というのは自己中心的なことが多いものです。
相手のことを考えない言動、自分の感情で物事を判断する傾向にある人は要注意です。
善悪でなく好き嫌いが判断基準になっていないかどうかよく観察してみましょう。
そういった人と関わると知らず識らず人間関係のトラブル、いじめなどに加担させられてしまっていたなんてことが非常に多いのです。
3. 言い負かされる前に感情的になって誤魔化す
話し合いをしていて感情的になって怒る、泣くといった人、男女共に多いです。
男性の場合は泣きはしなくても被害者ぶることが多いです。
女性はとりあえず感情的に文句を言ってそのまま涙を流して誤魔化すといった流れになります。
これは話し合いそのものが自分に不利になった時によく使われる手です。
相手が冷静に話をすればするほど感情的になってその場を誤魔化して逃げようとするのです。
4. 自分が責められているのではないかと敏感になる
感情的な人というのは冷静に話ができません。
感情移入、喜怒哀楽が激しい性格、話をしていたら自分が責められていると敏感になってしまうのです。
自分が悪者にされていると感じて、スイッチが入ってしまいます。
感情的になって言い返したり、泣いたり、時には暴れて手が付けられない人もいるでしょう。
話し方を間違えると大騒動に発展しますので一対一の話し合いは避けるべきでしょう。
5. 幼稚なところがある
感情的な人というのは良くも悪くも純粋なところが残っているので、年齢に対して幼稚なところがあるものです。
機嫌がよい時や、人間関係がうまくいっている時はその幼さが魅力的にも映ります。
が、何か問題が起こった時や、機嫌が悪くなった時が問題なのです。
感情をそのままストレートに表現するため、周りの人に八つ当たりをしたり、攻撃的になったりということもよくあることです。
6. 人に負けたくないという思いが強い
感情的な人の心理として人に負けたくない、自分が一番だという部分があります。
謙虚そうに見えて実は傲慢な人というのは大体このタイプです。
人のアドバイスなど聞いているふりはするけど絶対に言う通りにしないなど強情にも見えます。
自信があって人には負けたくないという思いが強いです。
口では「自分なんて大したことない」的なことを言いますが心の中は違う事が多いのです。
感情的になって人のアドバイスを聞き入れずに損をしてしまうということもあります。
7. 勝ち負けにこだわる
感情的な人の特徴に勝ち負けにこだわる性質があります。
相手は何も競っていないのに勝手にライバル視してしまうこともあります。
悔しいという気持ちが強く、それが相手への憎しみや嫌がらせに発展してしまうこともあります。
感情的な人というのは自分の感情のコントロールができないのです。
8. 見栄っ張り
感情的な人の心理に見栄っ張りというのは大きく関係しています。
ブランド品を身につけたり、家や車など無理をしても買おうとします。
人は人、身の丈にあった生活をしようと思えないのです。
自分と同じぐらいの経済力と思っていた人が自分より高価な買い物をした、何かを持っていると知ると、感情的になって張り合わずにはいられないのです。
冷静になって考えれば必要かどうかを考えたり、後々の支払いのことを思って諦めることができるのですが、感情的になる人は衝動的な買い物に流されやすいともいえます。
9. 嘘がつけないタイプ
直ぐ感情的になる人は、良いところといえば、正直者であることでしょう。
まずストレートに感情が出てしまうタイプですから、嘘が苦手です。
嘘をついても上手くなくて相手にはばれてしまいます。
ですから、人づきあいで思ったことを正直に言うので敵も作ってしまいますが、気の合う人とはとことん仲良くできる、そのような特徴があります。
10. 後先考えずに発言してしまうことが多い
直ぐ感情的になる人は損をしてしまう場面が多いです。
それは思ったことを後先考えずにすぐに口にしてしまうことです。
冷静な人は頭の中である程度計算をします。
こんなことを言って後に影響はないかどうかと考えてから発言します。
感情的な人はそれはできません、気がついたらもう言った後ということがほとんどでしょう。
相手を傷つけてしまったり、怒らせることが多いのですが、鈍感といいますか自分自身の失言にあまり気がついていないことがあります。
11. 単純なところがある
直ぐ感情的になる人はそれこそリトマス試験紙のようなもので、ちょっとしたことで怒ったり、喜んだりと単純です。
難しい話は苦手、わかりやすく楽しいことが大好きといった性格です。
また面倒くさそうなこと、難しいことには極力関わりたくないといった特徴があります。
12. お世辞に弱い、真に受ける
直ぐ感情的になる人は、相手からの見え透いたお世辞でもすぐに真に受けてしまうところがあります。
見え見えのお世辞を言っていると周りは気がついているのですが本人は上機嫌になります。
感情的な人というのは内心自分を褒めてもらいたい、自分はもっと評価されるべき人間なんだという誰もが持つ思いが、さらに強いのです。
13. 喧嘩が多い
直ぐ感情的になる性格の場合、やはり色々な場面においてトラブル、喧嘩の回数が多いものです。
誰だって少々むっとすることはありますが、相手も機嫌が悪かったのだろうとか、自分の気のせいかなと思ってやり過ごすものです。
感情的になる人はそれができなくて、一つ一つのことを真剣に受け止めてしまうというのが特徴です。
ですから根は真面目ともいえます。
ただ自分自身の性格が災いして精神的に疲弊してしまう傾向にあります。
14. 人間関係が長続きしにくい
人づきあいにおいて、感情的になる人は扱いにくい、関わりたくないと敬遠されるものです。
直ぐ感情的になる人は一度のケンカで相手側が恐れをなして距離を置くことも往々にしてあるので、人間関係が長続きしにくいのです。
恋愛でも相手に自分の感情をぶつけすぎるので相手から徐々に「何か違う」と違和感を持たれてしまうのです。
15. 人に対して批判、悪口が多い
直ぐ感情的になる人は自分の感じたことが正しいという自信があります。
他人に対してもこういう人だと決めつけてしまうことがありますし、批判や悪口が多くなる傾向があります。
16. 自分のことは必要以上に話さない
直ぐ感情的になる人が家族や職場に居る場合、どういう対処方法がいいのかといえば、基本的に自分のことは相手に話さないことが大事なのです。
通常の人間関係においては自己開示というのは相手との距離を縮めて親しくなれるものです。
が、直ぐに感情的になる相手とはそれは逆にいらぬ嫉妬を覚えさせてしまったり、怒りを買う結果に繋がりやすいのです。
聞かれたことにさらりと答える程度で十分です。
17. 基本的に聞き役に回る
直ぐに感情的になる人というのは相手の言葉に気に入らないところがあるときゅうに怒り出すことがあります。
何に怒っているのかこちらは全くわからないということもよくあることです。
こういったことを防ぐには、基本的には聞き役に回るしかありません。
特に相手が上司の場合など避けることが難しい相手であればなおさらです。
聞き役に回り、余計なことは言わない、顔はにこやかにして敵意がないことを示すのがいいでしょう。
18. 褒める
直ぐに感情的になる人はお世辞に弱いものです。
また何か不満があるので感情が爆発しやすいこともありますので、褒めておくことは関係を良くするためにはいいことと言えます。
「さすがですね」「すごいですね」など相槌を入れて、気分良く話をさせてあげることができたらお互いにとっていいことだといえます。
19. 機嫌が悪い時には側に寄らない、目を合わせない
直ぐに感情的になる人というのは、朝から機嫌が悪い時というのがあります。
周りはピリピリした空気を感じるのですが何に対して怒っているのか、機嫌が悪いのかさっぱりわからないという場合です。
こういった時は「どうしたんですか」と聞くのがいい場合もあるのですが、八つ当たりされる可能性も高いので、あまりおすすめとは言えません。
やはり無難に側に寄らない、目を合わせない、気がつかないふりをしてやり過ごすというのがよいでしょう。
20. 言い負かさない
運悪く、感情的なる人につかまってしまった場合です。
こういった時はとりあえず相手の話を受け止めましょう。
そして反論すべきこと、否定すべきことは「いいえ、違います」「そんなつもりはありません」と冷静に返しましょう。
ただし、相手の言い分を言い負かしたり、こちらも感情的になるのはやめましょう。
新たな恨みを買ってしまうだけです。
また感情的になっている人とは話し合いはできないのですし、相手も聞く耳はないのです。
冷静に対応して余計なことは言わないのが一番です。
まとめ
以上直ぐ感情的になる人の心理や特徴、対処法を紹介しました。
誰だって時には感情的になることはあります。
それはたまたまそういう時もあるということで済ませられますしそこまで問題ではありません。
ただ、日常的に感情的な人というのは何かしら本人が問題を抱えていることがほとんどです。
性格的なものもありますが、不満やコンプレックスも関係しているのです。
運悪く、感情をぶつけられた時は冷静に対応しましょう。
決して同じレベルにはならないことが大事です。