承認欲求が強く、褒められたくて仕方ない。
そんな褒められたい症候群の人の特徴についてまとめました。
- 自慢話が多く相手の話を聞かない
- 自己評価が低く自分に自信がない
- 欲求不満でフラストレーションがたまっている
- 他人を異常なまでに褒める
- 感情的で冷静になれない
- 実力がないくせに目立ちたがり屋
- 責任を相手になすりつけがち
- さびしがり屋の構ってちゃん
- まとめ
1. 自慢話が多く相手の話を聞かない
褒められたい症候群の人は、自慢話が多いです。
他者からの称賛の声や羨望のまなざしを受けることを喜びとし、時には話を誇張しても、褒められるために自慢をします。
嘘が重なることが多く、他人からの信用も失いやすいです。
そして、自分の話をしてばかりで、相手の話を聞こうとしません。
一方的な自分語りにうんざりする友人や恋人も多いでしょう。
また、過去の栄光にすがることが多く、現状を直視できない弱さもあります。
2. 自己評価が低く自分に自信がない
褒められたい症候群の人は、自己評価が低い傾向にあります。
自分で行ったことに自信が持てず、常に他者の視線や評価を気にしすぎます。
それゆえに、自分の意思を隠したり歪めてまで、他者に取り入ろうとする、卑屈さが見え隠れするのです。
一方で、取り入った後は、自分の話ばかりするので、結局、臆病で中身のない人だと、呆れられることも多いのです。
客観的に自分を評価する力を身につけなければなりません。
3. 欲求不満でフラストレーションがたまっている
褒められたい症候群の人は、常に欲求不満です。
日々が退屈で、何をやっても満たされないような焦燥感に苛まれることが多いです。
目標に向かって、コツコツと継続することができず、焦りや空虚な気持から、途中で投げ出してしまうこともあります。
褒められたいのに、何もできない自分に自己嫌悪してしまうことも多いのです。
小さな目標を少しずつ達成し、自己評価していくことで、日々に満足感や彩りを感じることができるようになるでしょう。
4. 他人を異常なまでに褒める
褒められたい症候群の人は、「褒める」という行動に執着します。
自分が褒められることも好きですが、相手を褒めちぎることもします。
相手に認められたい、見捨てられたくないという、執着心や恐怖感から、必要以上にヨイショし、へつらうこともしばしばあります。
そして見返りとして、自分も褒められたいという願望も隠し持っているのです。
「褒める」ことに対して、依存的になっていると言えるでしょう。
5. 感情的で冷静になれない
褒められたい症候群の人は感情的です。
自分が褒められない、認められないことにショックを受け、泣き喚いたり、激しく怒ったりすることが多いです。
逆に褒められると異常なまでに喜ぶ人もいます。
そうした感情の激しさから、近しい人を傷つけてしまうことも多いのです。
また、自分の感情に振り回され、疲れてしまい、さらに褒められたい、認められたいという欲求に溺れ、病んでいく人も多いのです。
6. 実力がないくせに目立ちたがり屋
褒められたい症候群の人は、目立ちたがりです。
実力や中身が伴っていなくても、何かアクションを起こし、目立つことで、自分は有名になれる、カリスマになれると、思いこんでしまうことも多いのです。
それゆえ、マナーやモラルに違反した問題行動を起こす人もいます。
また、笑われても、目立って自分の存在が認められればいいと思い、あえて馬鹿にされるピエロのような役回りを演じることもあるでしょう。
そうした行動から、他人から侮られやすく、利用されることも多いのです。
7. 責任を相手になすりつけがち
褒められたい症候群の人は、責任転嫁をすることが多いです。
自分の評価が傷つくのを恐れ、問題から逃げやすく、誰かに責任を押し付けてしまいがちです。
何かトラブルが起こるとパニックになりやすく冷静に対処できません。
犯人捜しをしたがる性格で、過度な批判や非難を平気でしたがる人もいます。
8. さびしがり屋の構ってちゃん
褒められたい症候群の人はさびしがり屋です。
幼いころに、親から愛情を受けられなかった、コミュニケーションが苦手で友人ができなかった、というように大きな孤独を味わうと、自分の存在を認めてほしいという気持ちが強くなるのです。
常に誰かの傍にいたくて、精神的に自立することができません。
粘着でしつこい性格の人も多く、それゆえに関係を壊してしまうことも多いのです。
まとめ
褒められたい症候群の根幹にあるものは、孤独と挫折です。
身近な人から愛を受けられなかった寂しさや、さまざまな局面で失敗した辛さなどが相まって、褒められたい、認められたいという気持ちに囚われてしまうのです。
その欲求から解放されるためにも、自分自身を受け入れ、時に認め、時に反省する、客観性のある人間にならなければなりません。