公務員といっても、事務職と技術職、教育や警察・消防など、様々です。
それぞれ、職種によって考え方や、向き不向きが変わりますが、どれにも共通するような内容を下記にまとめました。
- 真面目さがある
- モチベーションを保てる
- 協力できる
- すぐにイライラしない
- コツコツ派
- 現状にも満足できる
1. 真面目さがある
- どこでだれに見られていて、いつ情報が流されるか分からないので、その点で社会生活を真面目に意識できる人が向いています。
- 勤務時間や勤務態度、私生活の態度などをきちんとできる必要があります。
2. モチベーションを保てる
- 公務員の仕事の多くは、どれだけ成果を上げても、自分に返って来ないことが多くあります。そのため、結果として出なかったり、成果がすぐに見えなくても、前向きに仕事ができる人が向いています。
- どれだけ、仕事をしても、成果を出しても、その仕事に応じた手当てが出るということは少ないです。
3. 協力できる
- 仕事の担当が分かれていても、みんなでその仕事をしたり、サポートしたりする必要があります。
- できる人だけに仕事が多く、できない人の分をカバーしいたりする必要も出てきます。それでも給料は同じです。
- そのようなことを考えても、一緒にサポートし合いながら仕事を進めていける人が向いています。
4. すぐにイライラしない
- 税金で食べている、私たちが食べさせてあげている、などと、公務員に対する目がきついこともあります。冗談でもすぐにいじられたりもします。何を言われても、仕事をしているのだからと割り切って考えられる人が向いています。
- 公務員でも仕事は仕事としてきちんとしています。仕事をきちんとしない公務員がすぐに取り上げられてしまうので、悪いイメージがついてしまいます。それでも、自分の仕事を一生懸命するしかありません。
5. コツコツ派
- 手当が多く出たり、個人の売り上げに応じてボーナスが出たり、社会の動きに合わせて給料が上がったりということがありません。
- しかし、年齢に応じて、規定に応じて給料は上がっていきます。コツコツ積み重なればこその仕事です。
- 社会情勢で企業の給料が上がっても、公務員はすぐには上がりません。周りの企業の様子を見て時間をかけて、やっと追いつきます。お役所仕事には時間がかかるのです。そうこうしているうちに、社会の景気が悪くなり企業の給料が下がっていきます。そうすると、やっと社会に合わせてあげた公務員の給料が高いと言われ、すぐに下がることになります。
- 公務員の給料は、すぐに下がることはあっても、あがることはなかなかありません。ですから、コツコツと定年まで地道に働くことを考えられる人のほうが向いています。
- 自分の成果が数字などで目で見て分かる、お客様が喜んでくれていることがすぐに分かる、それがモチベーションとなり仕事が進むという人は、 公務員ではしんどいことがあります。結果や成果が分からない、反応が分かりづらい、そのような中でもコツコツと仕事ができる人が向いています。
6. 現状にも満足できる
- 企業のように、新しいことを考え、取り込み、仕事をする。というようなイメージは少ないです。
- 企業のように新しい仕事の仕方などを模索し、取り組んでいるところも多くありますが、公の場は大きな変化が苦手です。
- 年齢層の幅もあり、若手の感覚を年配者が受け入れられないこともあります。
- そのような現状を把握し、満足することで、落ち着いて先のことを考えることができるでしょう。
- 新しいことを、誰もしていないことを、というよりは、現状のことを完璧に、そのことプラスアルファーという感じです。
- ですから、現状に満足して、新しいことや、先のことを考える力がなくなってしまうことも多くあります。そうならずに、そのような環境でも、現状でにとどまらず、先を見ることができる人が向いています。