自己陶酔しやすい人に共通する10の特徴をまとめました。
- 記憶に偏りがある
- 周りへの感謝を忘れがち
- 人付き合いが狭い
- 新しいことに取り組むのが苦手
- 話の内容が古い、もしくは繰り返し
- ある面すごくコンプレックスを持っている
- SNS依存度が高い
- 人からの評価なんて気にしないのがかっこいいと思っている
- 失敗を目の当たりにした時に立ち直れなくなりやすい
- 歳をとったときに気づくと周りに友達がいない
1. 記憶に偏りがある
自己陶酔しやすい人は、ある意味自信家でもあります。
そして自分に酔っているわけですが、それ相応の理由があると思っている場合が多いです。
それが正しい自己評価であるとは限りませんが、自分の中では納得がいっており、そのため「私はこういうの得意だからできちゃうんだよね」とか「俺ぐらい経験積んだやつはそうそういないよ」「自分で言うのも何だけど結構センスはある方なんだよね」などの発言に表れるわけです。
しかし、たとえそうだとしても最初から何の失敗もせずに上手にこなし、人より秀でることなどそうそうできるものではありません。
少なからず失敗をしたり試行錯誤があったはずなのです。
そのようなぱっと見都合の悪い記憶は綺麗に消去されており、少しの成功体験が強く印象に残るあまり自分に酔っていられるのかもしれません。
2. 周りへの感謝を忘れがち
うまくいった、特技がある、お金やステータスを持っている。
どれも自己陶酔のタネになりえます。
しかし、それらのどれも自分1人の力でなし得たのでしょうか。
むしろサポートしてくれる人がいたり、才能を伸ばす環境を整えてくれた親がいたり、支えてくれた友人や先輩がいたことの方が多いのではないでしょうか。
しかし自己陶酔する人の主な関心は自分自身にあるので周りの人への感謝を忘れがちになるのです。
3. 人付き合いが狭い
井の中の蛙大海を知らず、という言い回しがあります。
広い世界でいろいろな人と出会い、それらを大切にしている人は自分が大した人間ではないことをよく分かっています。
上には上がいるものです。
自己陶酔する人は自分より上がいることを認めたがりません。
ですからもしかしたら高め合える人との出会いになるかもしれないのに、無条件に自分を褒めてくれる人以外とはうまく付き合えず、それが人間関係を狭めることにもなります。
4. 新しいことに取り組むのが苦手
新しいことに取り組むのには力が要ります。
失敗を直視し受け入れ、バネにして立ち上がるタフさが必要です。
ですが自己陶酔する人は現状に酔っているわけなので、新しい環境に身を置くことを恐れます。
失敗の不安がないことにしか手をつけません。
5. 話の内容が古い、もしくは繰り返し
過去の成功体験を繰り返し思い出しては酔っているタイプに多い傾向です。
4で挙げたこととも重なりますが、新しい経験をすることに臆病なので、どうしても話す内容は過去のことになります。
聞く方は「また言ってるよ」「それ言うの何度目だよ」と思っているのにも気づかず何度でも同じ話をしては「すごーい」「さすが」などと言われるのを待っているのです。
6. ある面すごくコンプレックスを持っている
自己陶酔する人はやはり自分への評価に関してバランスがとれていません。
過大な評価をしているからこそ酔えるのです。
ですがそのような人はある面は人には絶対見せたくない劣等感を抱いていることも少なくありません。
本人が気づいていなくても、そこに触れられたくない一心で一生懸命になっていたり、逆に他の人を攻撃したりすることもあります。
元々コンプレックスを持った方が先で、自分に対して卑屈な考えをしていたのにある時何かのことで成功体験をし、それなら自分の武器になると読み、人との関係においてその得意分野という武器を手に関わろうとするので「すごい自分」「できる私」が全面に出てしまうのかもしれません。
7. SNS依存度が高い
自己陶酔と言っても自分に酔って、自分が満足、それでいいと思っている訳ではありません。
こんなすごい自分、できる自分をみんなに見てほしい、認めてほしい、すごいって言ってほしい、言い換えれば「いいね!」と言ってほしいのです。
ですからいきおいSNSへの依存度は高くなります。
誰がいいね!してくれたのか、何人がコメントをくれたのか気にしてしまうのです。
8. 人からの評価なんて気にしないのがかっこいいと思っている
自分さえ納得がいっていればいい、他人がどう思おうと勝手だ、と一匹オオカミ礼賛型自己陶酔の人がいます。
1人で生きていけるオレかっこいいだろ?と言わんばかりです。
言いたいやつには言わせておけばいい、オレはオレの思った通りにと言いながら破天荒と自分が思っている行動に出るのです。
「だから〇〇って言ってやったんだよ」と無礼な物言いをしたことを武勇伝のように語ります。
9. 失敗を目の当たりにした時に立ち直れなくなりやすい
これまでも失敗はあったことでしょう。
でもそれらはないことにして目をそらして生きてきました。
自分にとって都合の良い記憶だけを何度も思い出し、人にも語ってきました。
しかし、避けては通れない失敗や、不運な状況があり、避けては通れなくなった時、つまり陶酔なんてしていられなくなったとき、どうなるのでしょう。
いともたやすく会社を辞めたり引きこもったりすることになるでしょう。
10. 歳をとったときに気づくと周りに友達がいない
自己陶酔ばかりしている人の周りにいたいと思う人はあまりいません。
若いうちはそれでも会社が同じだったり、趣味が同じだったり、共通の友人がいたりして友達関係が続いていると言うこともあるでしょう。
しかし歳をとってわざわざ機会を作らなければ会うこともなくなれば、一気に一人ぼっちになってしまいます。