論理的な人にはいくつかの特徴がありますが、ここではそのうちの10個について取り上げます。
- 「なぜ?」と感じる事が多い
- 計算ができる方が多い
- 過去の経験を活かす事ができる
- 結論がはっきりしている
- 動きに無駄がない
- 知らないことの受け入れ態勢が整っている
- 質問するのがうまい
- 洞察力、理解力がある
- 簡潔にわかりやすく話す
- 一時の感情には負けない
1. 「なぜ?」と感じる事が多い
何かを考えるとき、論理的な人は安易な答えを導き出しません。
まず「なぜ?」と自分に問いかけ、ふさわしい答えを導き出そうとするのです。
「この状況ではこれが正しい」とオートマチックな考え方をするのではなく、様々な状況を考慮して結論を出すようにするのです。
なぜこのようになったのか、その背後には何があるのかといったことを考えられるために、的確な答えを導き出すことができるのです。
2. 計算ができる方が多い
上記でも考えたように、論理的な人はどうして今このような状況に至ったのかを分析できます。
そしてその分析をもとに今後を予想し、ふさわしい答えを導き出せるのです。
このような答えは将来を計算できる人によってのみ導き出されます。
そのため分析能力だけではなく、それが将来に及ぼす影響についても考えることができるのです。
3. 過去の経験を活かす事ができる
「なぜこのようになったのか」といった点を考慮するにあたり、様々な経験が活かされることがあります。
そのため論理的に物事を考える人は、過去に経験した事柄をしっかりと思いに留めています。
そして新たな状況に直面すると過去の経験を思い起こし、それを参考にして物事を進めていくことができるのです。
もちろん状況はその都度異なるために、応用を利かせながら経験を活かすようにします。
4. 結論がはっきりしている
論理的に物事を考えることのできる人は、話の結論がはっきりしています。
これまで考えてきたように論理的な人は物事の流れをしっかりと把握し、今後の予想についても的確なポイントを述べることができます。
そのため要点を際立たせて話すことができ、結論が非常に明確なのです。
このような話し方は聴衆にとってはベストなもので、今後の方針をよりよく理解できるものとなるのです。
5. 動きに無駄がない
論理的な人は無駄を省くことができます。
たとえばとりあえず何かを行えば自分のためになるために、チャレンジ精神を持つことは大切だと考える人がいます。
もちろんこのような考え方は正しいと言えます。
しかし忙しい生活を送っており、行えることが限られてしまうような場合、多くのことにチャレンジするなら必要なことを行う時間が無くなってしまうでしょう。
論理的な人はこうした状況を考慮し、今の自分にとって必要なことを瞬時に見極めることができます。
そして物事に優先順位をつけ、必要なことから順にこなしていくことができるのです。
6. 知らないことの受け入れ態勢が整っている
仕事を行うにしても、ある種の集団活動を行うにしても、周りの人の意見と自分の意見とが異なる状況に直面することがあります。
このような場合、もしかすると自分と異なる意見には反発したくなることがあるかもしれません。
しかし論理的な人は周りの人の意見に積極的に耳を傾けます。
こうした意見も経験の一つと考え、役立てる状況が来るかもしれないと考えるのです。
そのためいつでも自分が正しいという見方をするのではなく、違った側面からのものの見方を学ぶ姿勢でいるのです。
7. 質問するのがうまい
論理的な人は起承転結がしっかりとした話をします。
もちろん頭の中で情報をまとめており、その結果誰もが納得のいく話し方を行えるのです。
当然のことながらそのようなまとめ方ができるのには論理的な人がしっかりとした情報収集に励んでいることが理由の一つとして挙げられます。
そして正確な情報を得るためにわからないことを質問し、尋ねるようにしているのです。
質問することは謙遜さが求められtますし、勇気も必要とします。
しかし論理的な人はこうした特質を有しているために、質問することを惜しみません。
8. 洞察力、理解力がある
そもそも様々な経験や知識を得ており、それらを分析できるというのは理解力がある証拠です。
そのため論理的に物事を考えることができる人は、理解力がある人と言えます。
恐らくそのような人に自分の話しを聞いてもらうと、ほぼ正確に自分の話したいことが伝わったと感じることでしょう。
論理的に考えることのできる人は、高い理解力を有しているのです。
9. 簡潔にわかりやすく話す
論理的な人による話は分かりやすいと感じる人は少なくありません。
このような人は自分が理解した事柄を自分の内にとどめておくだけではなく、それを他の人にわかりやすく伝える能力も有しています。
そのため自分では理解できるものの、他の人にとっては難しであろうと思われる言葉をわかりやすいものに置き換えたり、休止や強調のためのアクセントをくわえた話し方により、誰もがりいできる話をしてくれます。
10. 一時の感情には負けない
感情が高まると自分をセーブできなくなるものです。
そしてせっかく頭の中でまとめた情報であっても、それを上手く処理できなくなってしまうこともあります。
しかし論理的な人はそのような感情に流されることはありません。
いつも冷静であり、物事を論理的に扱うことができるのです。
またただし情報を伝えようとする気持ちも強く、このような気持ちが感情のセーブを助けているといえます。