将棋が強い人に共通する10の特徴をまとめました。
- ゲームやパズルが好き
- 思考が明るい
- めげない
- 記憶力が良い
- 読書が好き
- 将棋が好き
- 集中力が高い
- 自分の将棋を反省する
- 負けず嫌い
- 棋譜並べで再現することができる
1. ゲームやパズルが好き
将棋は自分の頭の中で考えるゲームですから、もともと自分の頭の中で考えるゲームやパズルなどが好きだった人は、それだけで将棋の素質をもっています。
将棋が強いと、思考力がすごく高いと思われますが、一般的な思考とは違います。
大量の駒の動きを、何十手先まで正確に読みとる必要がありますから、すさまじい思考力があるように思いますが、将棋で必要となる思考というのは、平面における位置関係の思考となります。
空間的な思考力が優れている
将棋は、平面の空間内で、駒がどこにあるのか、どう動かすのかを考えます。
一般的な思考は言語によって行われていますが、将棋は平面空間内における位置関係という思考ですから、空間的な思考力が優れているといえます。
そのため、将棋が強いからといって、抽象化の能力が高いという訳ではありません。
2. 思考が明るい
将棋が強い人は、多くの場合性格が明るく楽天的です。
性格が暗いと、大局観も悪く、正しい大局観を持つことはできません。
3. めげない
将棋は、自分よりも強い人はたくさんいます。
そのため、自分よりも上級者と対局する場合、負けてしまうのも当然です。
負けを何十回も経験したとしても、めげないであきらめないことが上達するためには大切です。
4. 記憶力が良い
一流の棋士は元々記憶力が高く、最初から最後までの将棋の棋譜を、一度で覚えることができるという人もいます。
駒の配置と動きを脳内にストックすることで、次はこれしかないという手を打つことができます。
将棋は、十数ある駒の動きを、正確に把握することができ、何十手先まで読みとる能力が必要となります。
そのため、将棋が強い人というのは、記憶力が高いといえます。
目隠し将棋がうまい
盤と駒を使わずに、頭の中で将棋を指すことを、目隠し将棋といいますが、将棋が強い人は、自分の頭の中で対局を進めることができますから、目隠し将棋も強いということになります。
コンピューター将棋は、基本的に人間が考えないような手を含めてすべての手を検索することができますが、将棋が強い人は、こういったコンピューター将棋に負けないほど、過去のデータを頭の中にインプットしています。
5. 読書が好き
将棋は言葉で考えるゲームと言われるほど、論理の積み重ねによって考えるゲームですから、読書は将棋が上達する為には欠かせないものです。
6. 将棋が好き
将棋が好きな人というのは、どんなに負けても嫌いになることはありませんから、どんどん強くなる要素があります。
また、いろんな人の対局を見て勉強もしていますから、知識も増えより強くなる可能性があります。
7. 集中力が高い
将棋が強い人は、将棋に集中すると何も聞こえなくなったり、寝食を忘れることが少なくありません。
8. 自分の将棋を反省する
将棋が強い人は、自分の主義の分析をきちんと行い、反省点などをきちんと理解しています。
子供の場合は、論理的思考よりも感覚で伸びる時期となりますから、必ずしも反省する必要はありませんが、反省をして振り返ることで将棋は強くなります。
9. 負けず嫌い
将棋史に名を残すほどの天才棋士は、度を越した負けず嫌いというのはよくある話です。
こうした度を越すほどの負けず嫌いだからこそ、将棋にかける情熱がけた違いに強く、将棋が強くなる要因となっています。
根性がある
将棋というのは、どれだけ上手くなったとしても、負けることが多いゲームで、負けず嫌いであればあるほど、負けても次こそは勝つと思って、次の勝負に挑むことができます。
すぐに落ち込むようなタイプの人は、負けるたびに落ち込んでしまい、勝負そのものをしなくなってしまいます。
将棋に勝つには、負けた将棋から学んで、次の将棋に挑み続ける必要があります。
10. 棋譜並べで再現することができる
棋譜並べは、棋譜を見ながら、実際に自分で将棋盤の上で再現するというもので、強い人の指し手を並べていくことで、自分では思いもつかなった手に気づくことができ、実践での活用の方法がわかるなど、メリットの多い学習法として有効です。
何度も同じ棋譜を繰り返して並べることで、指し手の意味を理解することができ、新しい発見をみつけることができます。