説得力がある人に共通する特徴を9選まとめました。
- 話し上手にして聞き上手
- 例えが分かりやすい
- 体験を話すときに「事実だけ」ではなく聞き手に「イメージしやすく」再構築する
- NO精神論、YES方法論
- 目力が強い
- ガツンと相手に刺さる「あなた」の使い方が上手い
- 自信に満ち溢れている
- 「結論を」を強調
- 事の顛末に善悪をつけない
1. 話し上手にして聞き上手
相手の話を遮ったり聞き流していては「この人は話を聞いてくれない人だ」とまず信用を失ってしまいます。
説得力のある人は相手の言い分を十分に受け入れてから自分の意見を伝えているのです。
2. 例えが分かりやすい
「例え」を交えて話すのは一般的だが、その「例え」が身近で頷けるものが多い。
語り手目線ではなく、相手の日常や身近なものに合わせて例えを引き出すのが以上に上手なのです。
3. 体験を話すときに「事実だけ」ではなく聞き手に「イメージしやすく」再構築する
これは先ほどの「例えが分かりやすい」に通じるものがありますが、聞き手が脳内でイメージできるように事実は再構築して話している人が多いということです。
例えば、「この前スイカを食べたら美味しかったから君も食べたほうがいいよ」より、「この前”旬”のスイカを食べたら”ひんやりシャリシャリ”してて美味しかったから君も食べたほうがいいよ」と、美味しそうな擬音などを交えて、よりスイカが美味しそうに伝わったと思います。
4. NO精神論、YES方法論
方法論とは筋道立ててその目的を達成するための手段を考えることです。
精神論は、言わずもがな、…苦手な方もいますよね。
論理的な裏付けがなく、気合や努力で達成してしまった経験を元に他人に同じやり方を強要してしまうことも少なくはありません。
当然、そういったリーダーには着いていきたいとは思いません、説得力にも欠けますし、無理を強いらせられるのでは、という印象をもたれてしまいます。
筋道立てて手段を具体的に提示することで、より説得力が増すというものです。
5. 目力が強い
目力、これは目が小さい・大きいはさほど関係ありません。
これが強い人はそれだけで自信に満ち溢れているように感じます。
相手の目をしっかり見る、まっすぐ見る、それだけで聞き手はとてつもない強大な圧力を感じてしまうのです。
一方で自信がない人は目が泳いでますし、相手の目をみて話さないことが多いですよね。
説得させたい、と強く思う場面では「相手の目をしっかり見る」を心がけるだけでも良い結果に繋がるのかもしれませんね。
6. ガツンと相手に刺さる「あなた」の使い方が上手い
先ほどの「目力」に加え、「あなた」を強調して攻められますとこれはもう完全に逃げられません。
「あなたのために〇〇させてください」と言われると、「〇〇さん」と名前で言われるより深く踏みこんだ印象を受けませんか?
7. 自信に満ち溢れている
「全能感に溢れている人」はあなたの周りにはいらっしゃいますか?全能感とは心理学用語で「自分はなんでもできる」という感覚を意味する語です。
ヒーローものやアニメのポジティブな主人公を見ていても「俺についてこい」と言い切れる自信に満ち溢れている人は、例え根拠がなくても説得力があるというものです。
8. 「結論を」を強調
いわゆる、「倒置法」の技術です。
宿題をサボる小学生にお母さんが「早く終わらせたいなら手を動かしなさい!」と叱るより、「手を動かしなさい、早く終わらせたいでしょ?」と問いかけるほうがより効果的なのと同じように、「なぜそうなのか」という理由を後で強調するほうが聞き手も「なるほど」とすんなり頷いてしまうことが多いのです。
9. 事の顛末に善悪をつけない
最後に、これはあらゆる可能性を見出すために、そして偏った意見に捕らわれていないという意味で大事なことです。
もちろん、自分の意見をちゃんと持っている事は他人に流されない=信用できるという意味では大事なことです。
しかし、「自分はAだと思う、異論は認めない」よりかは「自分はAだと思う、しかし一方でBも〇〇な点では可能性はある」と柔軟な意見を出せる人は、話し合いも進みやすいし様々な環境に適応できる人だと言え、説得力のある人だと印象を受けることが多いと思います。